日本で英語を勉強すると、感情的に成長をブロックされてしまうことがよくあります。

とくに注意すべきは「バカにする風潮」。

バカにされても負けないでください。

この記事を書いているのは…

アメリカのダンス学部に行くためTOEFL80点を取得。帰国後は大学生向けの英語学校でTOIECや留学向けの指導をしていました。日常会話を重視していましたが、ビジネス英語も勉強しTOEIC905点をゲット

kazu

今回は「まわりに合わせず意見をキッパリ言う」ことについてです。

※3分ほどで読み終わります。

日本で英語の勉強を完結する難しさ

僕は留学経験はありますが、日本にいる時点で英語が話せるようになりました。

リスニングが得意だったので、発音の練習にも力をいれていました。

英語を話してと言われても…

TOEIC900点を持っていると、時々こんなことを言われることがあります。

kazu

え? 英語話せるの? 話してみてよ!

めがね

・・・。

やです。

シラケちゃうけど、面倒だとNOと言っちゃうことがあります…。

いざ話しても「なんかバカにされてんな」と思うことがありました…。そういうことが時々起こるので、「嫌だ」と答えるようになりました。

英語はコミュニケーション

僕が発音で心がけているのが、日常会話で使う「音をつなげる発音」です。

つながる発音

例えば「in and out」

ネイティブで「イン アンド アウト」と発音する人は少ないです。カタカナ表記にすると「イネナ」のようになります。これがつながる発音です。

ですが、日本人と英語で会話するとき、英語の発音をあえて日本語っぽくすることがあります。いわゆるカタカナ英語です。

というのも英語の目的は「コミュニケーションをとること」にあるからです。

発音がよくても中身がなければ何も意味がありません。逆に、内容がしっかりしていても発音がめちゃくちゃなら会話は通じません。

僕はネイティブでも帰国子女でもないので日本人の方と話をするときは、カタカナ英語っぽく話してしまう方がコミュニケーションを取りやすいと感じています。

英語で誰かと会話をするとき一方的に誰かがしゃべりつづけることは少ないです。双方向です。

僕は基本的に相手に合わせて会話をするように心がけています。

クリスティアーノ・ロナウドと日本人の少年

クリスティアーノ・ロナウドが来日したときの映像です。

質問するため、ポルトガル語で一生懸命話す少年がいます。


50秒までが少年とクリスティアーノ・ロナウドの映像です。

動画の解説です。

0:33~

ポルトガル語で一生懸命話す少年。それに対し、周りの観客がクスクス笑っています。

クリスティアーノ・ロナウド「どうしてみんな笑ってるんだ?」
観客「(クスクス)」
クリスティアーノ・ロナウド「この少年は素晴らしいポルトガル語を話しているじゃないか。」
観客「(…)」
クリスティアーノ・ロナウド「みんな喜ぶべきだよ。だってここまで話すために一生懸命練習したんだから!素晴らしいことだよ。」
観客「(拍手)」

この映像はすごく印象に残っています。

まわりで笑っている大人たちは悪気なくクスクス笑っています。たぶんバカにする感情もありません。

ですが、クリスティアーノ・ロナウドには、まわりの大人たちがすごくバカにしているように見えていたんじゃないかと思います。

通訳の方は好意的に訳していますが、僕にはクリスティアーノ・ロナウドが少し怒っているように聞こえます。

クリスティアーノ・ロナウドの言葉にハッとします。

少年を肯定するまっすぐな気持ち。

悪気ない悪意

大人はただただ微笑ましくて笑っているんだと思います。

一方、クリスティアーノ・ロナウドからすると一生懸命な少年を否定しているように感じたんじゃないかと思います。

こういう風潮がどうも日本にあるように思います。

とくに英語教育でそう感じることがありました。この記事でも紹介していますが、日本人は発音のいい人をバカにする風潮があると思います。

勇気をくれた「20」

僕はこどもの頃から外国へのあこがれがあり、英語を話せるようになりたい、と思っていました。ネイティブの発音にも憧れがありました。今思うと、おそろしくアメリカかぶれした発音もありました…。(笑)

今でもよく覚えている発音があります。それは英語の「20」です。

ある時ぼくは発音をネイティブに近づけたいと思い、「トゥウェンティ」ではなく「トゥウェニー」と発音してみました。

先生がサラッとすごくほめてくれました。誰がほめてくれたか、いつだったかはっきり覚えていないんですが、褒められたことはいまだに覚えていてます。

あまりにサラッと褒めてくれたので悪目立ちすることがありませんでした。このとき周りのクラスメイトからからかわれることがなかったので、いわゆるネイティブっぽい発音をするのが怖くなくなりました。ストレスなく良い発音に挑戦していました。

めがね

どの先生か忘れてしまったけれど、すごく感謝しています。

僕が中学のころは、イイ発音をバカにする風潮がありました。今の中学生はどうかわからないですが、クリスティアーノ・ロナウドみたいな人がたくさんいるといいな、と思います。

ふつうであれば気にする必要はありません。ですが、僕みたいに気にしてしまう人は注意が必要です。

一生懸命がんばる人の心を折らない教育。

本当は発音をしっかりがんばりたい人もあえて、日本語っぽい発音にしてしまっている人も中にはいるように思います。面倒ですが、こういうことが必要な場合もあります。

学生ではなかなか大変かもしれません。

ただ安心してほしいのは、大人が英語を勉強する場合、こうしたことはまったく問題になりません。ぼくもまた英語を教える機会があれば、この気持を大事にしていきたいと思います。

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kazu

今回は「心もイケメンなクリスティアーノ・ロナウドの動画」をご紹介しました。
ありがとうございました。