「マダム・イン・ニューヨーク」のあらすじは?
評価サイトはどんな感じ?
印象に残ったシーンは?
海外では、言語能力が足りず嫌な経験をすることもあります。英語を勉強したはずなのに、自分の英語が通じない…。
ほかの言語を勉強することはとても大変です。でもそこを乗り越えたとき、「こんなにも素敵な世界が広がっているのか」と気づくことがあります。
映画「マダム・イン・ニューヨーク」は、言語を超え、人生で試練を乗り越えたときの素晴らしさを感じることができる映画です。
元劇団四季、テーマパークダンサー。社割で映画が1,000円で観られたときは毎週劇場へ行っていました。最近はネットで映画をたっぷり
この記事は「マダム・イン・ニューヨーク」のあらすじと感想、評価サイトの紹介です。
※3分ほどで読み終わります。
「マダム・イン・ニューヨーク」のあらすじ
インドで何不自由なく豊かに暮らしている主婦のシャシ。しっかり稼ぐ夫、インターナショナルスクールに通う娘、元気いっぱいの息子、保守的な
学校で三者面談がおこなわれることになる。いつもは夫に任せているが、都合がつかずシャシが行くことに…。面談は英語で行われたが、シャシはあまり理解することができず、娘にバカにされてしまう。夫と娘の英語力は高く、自分との違いにコンプレックスを感じるシャシ。
ある日、ニューヨークで暮らしている姉から連絡が来る。シャシの姪が結婚するという嬉しいニュース。姉はインド社会から離れて長いため、妹であるシャシに助けを求めてきたのだ。準備に時間がかかるためニューヨークに長期間滞在することが決まる。
しかし、夫は仕事、娘は学校があるため、一緒に行くことができない。英語にとてつもなく不安を感じるシャシだが、家族はわかってくれない…。
飛行機や入国で苦労したもののニューヨークに無事到着し、姉と合流することができた。結婚式の準備で忙しくするシャシ。ヒンディー語ができない姪にとってシャシの存在はとても貴重なものだった。
生活に慣れた頃、ひとりでカフェに入ってみるシャシ。だが注文が伝わらず店員にキレられてしまう…。
ものすごく落ち込むシャシ。帰り道、「4週間で英語が話せるように」という看板を見つけるシャシ。お菓子で稼いだお金をつぎこみ英会話スクールに通う決心をする。ここから家族に内緒でシャシの挑戦がはじまる。
さまざまなバックグラウンドを持つクラスメイトたち、褒め上手な先生。メキメキと英語が上達するシャシ。
不安でいっぱいだったニューヨークの街が魅力的な街に変わっていく…。
応援者は必ずいる
僕はニューヨークに留学していました。幸いなことに嫌な経験はそんなにないですが、ニューヨークはなかなかに厳しい街です。自分で積極的に動かなければ何もはじまりません。ただし、動き出してみると助けてくれる人が現れるのもニューヨークです。
僕はダンス留学していましたが、積極的に動いてみたら、友達が増え、一緒にレッスンに行ったり、公演に出演することになったり、といろんな経験をすることができました。
ニューヨークは世界の縮図のような街です。画一的な街ではなく、多種多様な人々が集まります。そして、応援してくれる人も絶対にいます。
「マダム・イン・ニューヨーク」では姪のラーダが応援者です。シャシは封建的な価値観と、自由な価値観の中間の世代です。高齢者世代からは文句を言われ、若者世代からは古いと言われてしまう。しかしアメリカで育ったラーダにとって、シャシの持つインドの伝統的な価値観は、学ぶ価値があり尊敬しています。
英語を学んでいることを初めて打ち明ける相手がラーダであることは本当に幸運でした。全力でラーダがシャシをサポートしてくれます。
シャシが一歩踏み出したことで素晴らしいことが起こりはじめます。
女性としての魅力も回復
英語学校ではフランス人の好青年ローランとクラスメートになります。ローランはシャシに気がある感じで、シャシも意識しています。そして、ローランはだんだん積極的にアプローチしてきます。
シャシはローランのおかげで自分の魅力を再発見することになります。
とはいえ家族がいるシャシ。シャシの対応も見どころのひとつです。
英語の勉強って難しい…
英語の勉強をしていると必ず壁にぶつかります。とくに幼少期から英語の勉強をしていない日本人の場合、英語の発音が伝わらないことが本当によくあります。日本語と英語には発音の共通点が少ないことも影響しています。
せっかく勉強しても、英語が通じなければやっぱり落ち込んでしまいます。
「マダム・イン・ニューヨーク」では、そうしたシーンがよく出てきます。アメリカ人の中には「英語を話せないなんて、こいつバカなのか」という態度で接する嫌なヤツもいます。だからこそ、日本人の英語学習者は「う!わかるー!!」と感じることができると思います。
評価は高い?低い?
yahoo!映画より
評価はかなり高いです。僕もこの映画が大好きで、見るたび毎回号泣します。
動画配信サイトの無料期間を使えばお得に見ることもできます。
キャスト
監督・脚本:ガウリ・シンデー
シャシ:シュリデヴィ
サティシュ(夫):アディル・フセイン
サプナ(娘):ナヴィカー・コーティヤー
サガル(息子):シヴァンシュ・コーティヤー
ローラン:メーディ・ネブー
マヌ(姉):スジャーター・クマール
ラーダ(姪):プリヤ・アーナンド
デヴィッド先生:コーリー・ヒッブス
ラマ:ラージーヴ・ラヴィーンドラナータン
ユソン:マリア・ロマノ
サルマン:スミート・ヴャース
エヴァ:ルース・アグラー
ウドゥムブケ:ダミアン・トンプソン
主演のシュリデヴィはインド映画界の伝説的な人気女優でしたが、結婚を機に休業。「マダム・イン・ニューヨーク」が15年ぶりの復帰作となり大ヒット映画となりました。圧倒的な美人です。2018年、54歳でお亡くなりになっています。
あと息子役のシヴァンシュ・コーティヤーがめちゃめちゃ可愛いです。
家族との関係(ネタバレ注意)
ここから少しネタバレです。
この作品の大きなポイントは、どんなにひどいことを言われてもシャシが夫との結婚を解消したい、とまでは思っていないことです。バカにする夫、夫の影響からシャシに強く当たる娘。見ているとなかなかにひどいな、と思います。
ですが、シャシはこの状況を自分でしか解決できないことを知っています。そんなとき、ニューヨークという場所に行き、くすぶっていた気持ちに火がつきます。
シャシは言われやすい性格というか、家族の中でそういう立ち位置になってしまっています。不満があっても自分に自信が持てず言い出せないシャシ。
英語を学ぶことで自信をつけていきます。
スピーキングの練習では勇気が試されます。そのためスピーキングを習得すると積極性、プレゼンテーション能力が自然とくっついてきます。
ただしこの映画では英語を話せたことでシャシの自信につながったわけではありません。今までとまったく違う場所に行き、自分を見つめ直すことができ、自分のために一念発起することができた、というのが素晴らしい点です。
最後のスピーチでシャシの本当の考えがわかります。
シャシのスピーチを見つめる夫と娘の姿にも注目してください。少しの悪意で、シャシを大きく傷つけたこと。それでもシャシは受け止めます。そこに真の強さを感じます。
人の痛みをわかっている人は強い、ということを深く感じました。
“No one can help you better than yourself.”
ぜひ本編でこの言葉の意味を確認してください。
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インプット:70%(リーディング・リスニング:英文法は先に終わらせ、単語は同時進行)
アウトプット:30%(スピーキング・ライティング)
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以上「マダム・イン・ニューヨーク」の紹介でした。
どうもありがとうございました。