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日本人の金子扶生ふみさんが「眠れる森の美女」で主演したって本当?
代役で主演した?
映像がyoutubeにある?

英国ロイヤル・バレエ団の「映画でバレエ」が再開されました。

「映画でバレエ」は、バレエ公演を映画館で見られるというものです。

そもそも今シーズンは例年より遅い1月から始まっていました。そして、新型コロナウイルスの影響で中断されていました。

実は、5月に公開する予定だった「眠れる森の美女」が2020年7月2日まで公開されています。主役は金子扶生ふみさんです。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。舞台、特にバレエを観に行くのが大好きで、年間100公演観に行った記録があります

kazu

急遽、代役で日本人の金子扶生ふみさんが主役のオーロラ姫を踊っています。その経緯、リハーサル映像と感想の紹介です。

※3分ほどで読み終わります。

玉突き事故発生

今回主役のオーロラ姫を演じる予定だったローレン・カスバートソンがケガで降板してしまいました。それにより、女性2番手の役であるリラの精を踊る予定だった金子扶生さんがオーロラ姫として登場。

オーロラ姫を踊る予定だったプリンシパルがたくさんいる中、ファースト・ソリストの金子扶生さんが抜擢されました。

英国ロイヤル・バレエ団ではひとつの作品で8人ほど主役に配役され、主役が入れ替わり何日も公演を行います。中でも、公演初日とライブビューイングの撮影日はとても重要です。

すでに今回の公演期間で金子扶生さんはオーロラ姫デビューしていました。

「眠れる森の美女」の作品に関してはこちらをどうぞ。

期待されていた

金子扶生ふみさんは今回の「眠れる森の美女」ではかなり注目されていました。オーロラ姫、リラの精、両方のリハーサル映像がアップされています。

オーロラ姫

10月のワールド・バレエ・デイでのリハーサルの様子です。

リラの精

とにかく品があるので、金子さんのリラの精もぜひ見たい!!と思わせる内容のリハーサルです。

バレエは玉突き事故がよく起こる

バレエダンサーにケガはつきものです。100%調子がイイ、というのは本当にまれで、バレエダンサーはつねに肉体を酷使しています。

バレエの公演では「予定されていたキャストが交代される」ということはよく起こります。事前にわかっていればまだいい方で、公演の途中でキャストが入れ替わるということもあり得ます。

代役の日はスペシャル

代役の日はスペシャルなことが起こります。すごく踊りの調子が良かったり、キャストの一体感がすごくあったり。

今回もかなりスペシャルな公演になっているので、絶対オススメです。僕も観に行って本当に良かったです。

キャスト

オーロラ姫:金子扶生
フロリムント王子:フェデリコ・ボネッリ

リラの精:ジーナ・ストーム=ジェンセン
カラボス:クリステン・マクナリー

国王フロレスタン24世: クリストファー・サウンダーズ
お妃: エリザベス・マクゴリアン
カタラビュット:トーマス・ホワイトヘッド

~プロローグ~
澄んだ泉の精: ロマニー・パイダク
お付きの騎士:アクリ瑠嘉
魔法の庭の精: マヤラ・マグリ
お付きの騎士: ヴァレンティノ・ズケッティ
森の草地の精: クレア・カルヴァート
お付きの騎士:カルヴィン・リチャードソン
歌鳥の精: アナ・ローズ・オサリヴァン
お付きの騎士: ジェームズ・ヘイ
黄金のつる草の精: 崔 由姫
お付きの騎士: セザール・コラレス
リラの精のお付きの騎士:ニコル・エドモンズ

~第1幕~
英国の王子:ギャリー・エイヴィス
フランスの王子:ニコル・エドモンズ
インドの王子:デヴィッド・ドネリー
ロシアの王子:トーマス・モック 伯爵夫人:クリスティーナ・アレスティス

~第3幕~
フロレスタン:ジェームズ・ヘイ
フロレスタンの姉妹:マヤラ・マグリ、アナ・ローズ・オサリヴァン

長靴を履いた猫:ポール・ケイ
白猫:レティシア・ストック

フロリナ姫:ヤスミン・ナグディ
青い鳥:マシュー・ボール

赤ずきん:ロマニー・パイダク
狼:ニコル・エドモンズ

プリンシパルに昇進する日はかなり近いんじゃないかと思います。期待です!

そして金子扶生さんが2021年にプリンシパルに昇進しました。こちらで紹介しています。

当日の映像に関して

素晴らしく品のあるオーロラ姫でした。

足の甲は美しく、柔軟性も抜群、音もぴったりハマっていて、テクニックに感動しました。

テクニック以上に感動したのが表現力です。

雰囲気がとても上品で、プリンセスとしてのあり方が素晴らしかったです。表現においては、手の動かし方が伸びやかで、残像が残りました。

第1幕の登場から華やかな存在感がありました。ローズ・アダージョの気品、オーロラ姫のソロでピルエット3回転。第3幕ではフェデリコ・ボネッリの安定感が素晴らしく、2人の踊りに信頼感がありました。

「映画でバレエ」では休憩中に映像や解説が入ります。

第1幕の映像ではローレン・カスバートソンが踊ることを前提に映像がつくられているのがわかりました。

第2幕では、解説のダーシー・バッセルが金子さんをべた褒めしていて嬉しくなりました。ダーシー・バッセルはさきほど紹介したローズアダージョのリハーサルにも出演しています。そのダーシー・バッセルが「成功を祈っていた」と一言。ジーンと来ました。

さらに詳しい感想はこちらに載せています。

DVD

この公演が映像化されています。

kazu

今回は金子扶生ふみさんの「眠れる森の美女」の紹介でした。
まだ間に合うのでぜひ劇場に行ってください。

バレエ作品に関してはこちらにまとめていますので、ぜひご覧ください。