フラダンスの基本ステップは?
名前を覚えていたほうがイイ?
男性と女性で違いはある?
カネフラ(男性のフラ)のステップは、女性のフラダンスのステップと基本的に同じです。そして、フラダンスの基本ステップの数はそこまで多くありません。
ステップを覚えると振り覚えが早くなるので、ぜひ覚えてしまいましょう。
元劇団四季、テーマパークダンサー。30分のショーから2時間の舞台まで出演回数は5,000回は軽く超えているんじゃないかと思います。ダンス、ヨガ、ピラティス、ジムにも20年ほど通っています
今回は「男性のためのフラダンスの基本ステップ」の解説です。
※3分ほどで読み終わります。この記事はフラダンスを習いたい男性に向けた記事です。
ステップについて
フラダンスのレッスンではウォーミングアップが終わるとステップの練習に入ります。このとき手はまだ使いません。安定した下半身の動きを得るための練習をしていきます。
ステップの練習では手グーにして腰骨につけておこないます。
ステップの名前を覚えよう
フラダンスでは他のダンス同様、すべてのステップに名前がついています。
大人からはじめる場合、ステップの名前を覚えてしまったほうが上達は早いです。まずは基本ステップの名前を覚えていきましょう。
腰はどれだけ振る?
男性がフラダンスを踊るときに混乱するのが腰の振り方です。フラダンスといえば腰の動き。とくに女性のフラダンスは大きく滑らかに使っているイメージがあるかもしれません。
男性の場合は、自然に動かしましょう。
腰に意識が行き過ぎると身体の動きが不自然になってしまいます。とくに男性は女性に比べると可動域が狭いことが多いので、無理やり動かす必要はありません。
あくまで自然に腰を動かしていきます。振れ幅の大きさは、個人差があります。そして、自分の感覚も大事です。自分で見ていて気持ちいい腰の振り幅でやっていきましょう。
基本姿勢
まずステップに入る前に基本姿勢の確認です。これはかなり重要なポイントで、動画でご紹介します。字幕ボタンを押すと日本語スーパーを見ることができます。
男性は肩幅に開いた方がドッシリします。そのため上の動画よりも少し広めに開くとイイと思います。ただ、これも個人差があるので、自分の心地いい位置を探してみてください。
男性も女性も基本的な動きに変わりありません。ですがカネフラの場合、力強く見えるよう足幅が少し広かったり、足をやさしく出すのではなく鋭く出したりといった違いがあります。また、教わる先生によって微妙に違いも出てくるので、実際に習いに行ったときは先生のスタイルに合わせていきましょう。
【基本的な注意点】
・ひざとつま先は基本的に正面
・足のうら全体を地面につける
僕はもともとバレエやジャズダンスをやっているので、自然とガニ股になってしまうのですが「ひざは常に正面」です。そして、つま先もまっすぐ前が基本ポジションです。
そして基本的に足の裏全体はべったり地面につけて踊ります。ジャズダンスやバレエではつま先に重心を持っていくことが多く、かかとが自然とあがることが多いので、僕にとってこの部分もなかなか難しい部分です。
また、ステップや手の置く位置は教えてくれる先生によって微妙に違います。なので、自分の習う先生に合わせてアレンジお願いします。
重心を残したまま移動していく
フラダンスでは腰がだいたい半テンポ遅れて動きます。無理やり定義すると0.5カウントほど遅れます。足を先に出してから、腰が0.5カウント遅れてついていきます。
基本ステップ14選
基本ステップを動画つきで紹介します。男性の動画があまりないので、女性の動画を引用しています。
「カホロ(Kaholo)」
「右に4歩進み、左に4歩戻る」ステップ。
カホロは男性と女性で少し違います。女性は重心を落とした状態でカホロをおこないますが、男性のカホロは腰を落とさずにステップを踏んでいきます。
この動画では腰を落としていますが、男性は腰を落としません。この下の動画のように腰が少し高めです。男性はこのイメージに近いです。
そして、フラダンスは基本的に重心を残したまま移動していきます。ステップを踏むときは足を先に出して、そのあと腰を動かしていきます。
「カオ(Ka’o)」
足を動かさず、腰を左右に振る動きです。足を浮かせずに足踏みをします。男性の場合は腰をそこまで落とさず、足を肩幅に開いておこないます。つま先はついたままで、かかとを大きく動かすと腰がより大きく動きます。
男性はこの動画よりも少し高めの位置でおこないます。
「ヘラ(Hela)」
左足を前にのばし元にもどす、右足を前にのばし元にもどす。
足を右ななめ前に出したとき左側の腰を左に少しスライドさせます。反対も同様です。
男性は足を前に出すときに足裏すべてをベタッとつけることが多いです。また、出す角度は基本的に45℃のことが多いですが、これは一緒に踊る人によって角度が浅い人もいます。先生の空気感に合わせましょう。
「ウエヘ(Uehe)」
右足を少し上げ左の腰を左側に少しスライドさせる。右足を下ろしたときにカカトを上げてヒザを鋭くななめ前に押す。そして反対。(両足がついている時は足の裏をつけることを意識します。)
両足を外に弾くときは広いこともあれば、狭いことがあります。女性の場合はスカートをはいているので少し開いただけでスカートがぷわっと広がります。ですが、男性の場合はパンツスタイルのことも多いため、少し広めに弾くことが多いです。
「レレウエヘ(Lele ‘uwehe)」
カホロ、ヘラ、ウエヘがくっついたようなステップです。
右に一歩すすみ(カホロ)、左足をななめ前(ヘラ)、そしてウエヘ。
足をななめ前に出すとき足裏全体をつけることも多いです。
「アミ(Ami)」
その場で腰を一周まわす。左回しからはじまります。時計の9時、6時、3時、12時を通ります。腰が4回、9時にきたら反対回しです。つぎは右回しで、腰が4回、3時に来るまで回す。(基本的に4カウントずつおこなう)
ひざをうまく使い、上半身は固定したまま腰を動かします。
「コアカ(Koaka)」
途中のつなぎとして使われることもあるステップです。右、左と身体の向きを変えるステップです。
とくに男性は①③⑤⑦のときにスパッと体の向きを変えましょう。
足運びは90℃にすることもあります。
「フロントバック(Front back)」
カホロの応用版です。身体の動かし方はカホロと同じですが、1歩目、5歩目をななめ前に出します。
2歩目は1歩目を、6歩目は5歩目を越さないように注意しましょう。(足がクロスすることはありません。)
「フロント・バック・ダブル(Front back double)」
フロントバックの2倍、動きます。右方向に行くときは左足は右足を超えることはありません。左方向に行くときは右足は左足を超えることはありません。
「カラカウア(KALAKAUA)」
右足を前に出し、左足は足踏み、右足を戻し、左足をタップ。その逆も同様におこなうステップです。
腰は動かした方の足に揺れていくのがポイントです。
カラカウア王がはじめたステップということからカラカウアという名前がついています。
「カベル(Kawelu)」
カラカウアに似たステップです。カラカウアは前だけに足を出しましたが、カベルでは足を前後に動かします。このとき腰を右と左に揺らしながらのステップです。ちなみにカラカウアのことをカベルと呼んでいる場合もあります。これは先生によって変わります。
今回紹介するのは、身体を左向きと右向きにするパターンです。
この動画は4方向に向くパターンの説明です。
「オー(’o)」
カベルの短いパターンが「オー」です。4カウントずつ左向き、右向きとなるステップです。カベルの注意点と同じで動かしている足と同じ腰を揺らしていきます。
「クイ(Kui)」
カネフラでよく出てくるステップです。力強く足を踏むことで音を出していきます。4歩右に進み、4歩左に戻るステップです。
1:21~のステップのように踏んでいきます。足の形は先生によって変わりますが、映像のような形が基本です。
「ハキ(Haki)」
ハキもカネフラでよく登場します。力強く足を踏む足音を出します。4歩右に進み、4歩左に戻るステップです。クイと違うのは、踏み込んでいない方の足を伸ばす点です。
15:09~のステップです。
足の位置などは先生によって変わります。
フラダンスの本(DVDつき)
フラダンスはイイ本がたくさん出ています。DVDつきだと練習しやすいのでおすすめです。女性向けのDVDでもステップ自体は同じなので、男性も練習できます。
1,800円ほど。
ダンサー体型を目指す筋トレ・体幹トレ
ダンス上達のために身体づくりは欠かせません。身体づくりの知識をつけ、効率的かつ自分独自のメニューを作っていきましょう。
ダンサーのような軽い身体、柔軟性、芯のある機能的な筋肉をつくる基本は、自体重トレーニング・体幹トレーニングです。ケガしづらく、自分の身体に合った筋肉がついていきます。
1日10分、6種類の種目、10ステップ、3レベルに分かれている自体重トレーニングの囚人トレーニング。トレーニング内容を全部紹介しています。
1,500円ほど。
オンラインレッスン
ルーティーンを持つためにプロに頼ることは、時短かつ効率的です。オンラインレッスンはコスパがよく、先生が一流で、内容も充実しています。
筋トレ・ストレッチ・ヨガ・ピラティスを月3,300円ほどでほぼ受け放題できる「SOELU」。
ヨガに特化した業界大手の「LAVA」は月2,000円ほどでほぼ受け放題です。
ダンサー体型を目指すトレーニング情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。
ダンス上達のための身体の使い方、トレーニングの方法、体幹トレーニングについてまとめています。ピラティスやヨガもご紹介します。

ということで今回は「カネフラの基本ステップ」のご紹介でした。 ぜひぜひチェックしてみてください。
ありがとうございました。
フラダンス情報はこちらに載せています。
男性のフラダンスの情報があまりネットにないので紹介していきます。