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アニメ「舟を編む」のあらすじは?
評価サイトはどんな感じ?
印象に残ったシーンは?

天職に出会うと人はどうなるのか…。

「舟を編む」は辞書づくりを通し、人生の歩み方について考えてしまうアニメです。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。社割で映画が1,000円で観られたときは毎週劇場へ行っていました。最近はネットで映画をたっぷり。

kazu

この記事はアニメ「舟を編む」のあらすじと感想、評価サイトの紹介です。

※3分ほどで読み終わる記事です。

言葉の美しさ

「舟を編む」は三浦しをんさん原作、辞書をテーマにしたアニメです。難しい言葉もたくさん出てきますが、それと同時に言葉の美しさも感じられるアニメです。

作品中には聞き慣れない言葉も登場します。こうした言葉はスルーすることもあれば深く心に残ることがあります。ぼくが引っかかったのは「邂逅かいこう」という言葉でした。

僕は「邂逅」という言葉を初めて見た時、すごく心に残っていたのを覚えています。「邂逅」はアメリカの海外ドラマ「4400」のタイトルにもなっていました。ときどき「邂逅」という言葉を見かけることがありますが、そのたびに「4400」を思い出します。

辞書にも個性がある

辞書は掲載する単語によって個性が生まれます。

このアニメでは、会社に馴染めていなかった青年が天職を得ることができます。適材適所で仕事をできることの幸せを感じさせる内容です。これだけ社会が自由になり選択肢が増えると、天職に巡り合うのは本当に難しい、と同時に思わされてしまいました。

誤字で出版社に電話

学生時代の先生の話を思い出しました。今はどうなってるのかわからないですが、「辞書に誤字があったとき出版社に電話すると新しい辞書を送ってくれた」そうです。

「舟を編む」あらすじ

1995年、玄武書房の辞書編集部。

辞書編集部には、主任の荒木、編集部員の西岡、契約社員の女性の佐々木さんの3人しかいない。ここに監修の松本教授が加わり4人で辞書をつくっている。主任の荒木の定年が近くなり、新たな人材を探さなければいけない。

本屋でぶらぶらしている辞書編集部の西岡。そこで不器用に営業している馬締まじめ光也みつやを目にする。あまりに不器用だったため店員に謝罪をする西岡。そして馬締を追いかけ話をする。そこで「空気を読め」とアドバイスをする西岡。すると突然、馬締が「空気」という言葉の定義を話しはじめる。

辞書編集者を探す際のポイントは「気長で細かい作業をいとわず、言葉に耽溺し、しかし溺れきらず、広い視野をも併せ持つ。」というもの。荒木は馬締を探し、「右」の説明を求める。馬締が「右」を説明する前、水を得た魚のように表情がガラッと変わる。そして、辞書の適任者が馬締だと確信する。

作画がとてもキレイです。のんびりとした雰囲気が漂いつつ、パリッとした空気感のあるアニメです。

ダブル主役

12年の歳月をかけ新たな辞書を制作する話です。

天職を見つけた馬締を主人公とするサクセスストーリーのように思えます。ですが、編集の馬締くんと、外回りの西岡さんのふたりが主役だと思います。

馬締くんが「右」の説明をする時、辞書適任者であることを西岡さんもなんとなく感づきます。そのとき、適正の差を感じてしまっているような西岡の表情がけっこう見ていてツライです。

力の差を見せつけられたとはいえ、西岡さんは新しく流行りはじめた言葉にとても敏感です。というのも1995年に「空気を読む」という言葉は広く使われていませんでした。馬締くんが「空気」の定義をしはじめるのは、「空気を読む」という言葉に初めて出会ったからだと思います。

馬締くんが編集部員に来られたのは、西岡さんが「空気を読む」という言葉を使ったからこそ。西岡さんがいなければ馬締くんが辞書編集部に来なかったことを思うと、西岡さんを見るのがなかなかツライです。

西岡さんに焦点を

僕が一番共感するのは、西岡さんです。西岡さんはコミュニケーションもしっかりとれるし、器用なタイプです。一方の馬締くん。馬締くんほど個性的な人物はイイ意味でも悪い意味でも目につきます。

西岡さんみたいな人物は能力もあるし、すべてのことを卒なくこなしています。ですが、ちゃんと悩みも抱えています。でも、社会にいると悩みの大きい順に問題が解決されていきます。そうなると西岡さんみたいなタイプは後回しになってしまいます…。

人生とは不公平なものなので、こういうタイプの人は自分で切り開かなければならない。この勇気があるか、ないかで人生が大きく変わってしまう…。

西岡さんはしっかりと人生を切り開いていきます。

ふつうは交わらない西岡さんと馬締くん。お互いに救いあっている感じがしてとてもイイです。

「大渡海(だいとかい)」

茫漠ぼうばくとした、言葉の海。海を渡る術を持たない、僕たちは、そこでただ、たたずむ。誰かに届けたい想いを、言葉を、胸の奥底にしまったまま。

辞書とはその海を渡る、1艘の船だ。

アニメ「舟を編む」より

辞書のタイトルは「大渡海」です。

「言葉の海を前に佇む人の、心を、想いを運ぶために、ぼくたちは舟を編む。言葉の海を渡る大渡海という舟を」

評価は高い?低い?

原作も読みましたが、けっこう前に読んだので忠実かは自信がありません。ですが、たぶんかなり忠実なんじゃないかと思います。小説は2009年に連載がはじまり、2013年に映画化されています。アニメ版は11話あるので、かなり丁寧に描写されています。2016年にアニメ化されました。

アニメ「舟を編む」のあにこれでの評価

「あにこれ」より

とてものんびりした作品でせっかちな僕を通常の時間に戻らせてくれる作品です。このアニメはエンディングのあとにおもしろいシーンが入っているので、いつもはエンドロールを飛ばしちゃう人も最後まで見る余裕が必要です。

キャスト

原作:三浦しをん
キャラクター原案:雲田はるこ
監督:黒柳トシマサ

制作:ZEXCS

役名(俳優)

馬締光也(櫻井孝宏)
西岡正志(神谷浩史)
香具矢かぐや(坂本真綾)
荒木公平(金尾哲夫)
松本朋佑ともすけ(麦人)
佐々木薫(榊原良子)
岸辺みどり(日笠陽子)

豪華な声優陣で、作品の雰囲気もあいまってすごく落ち着きます。

素敵な作品です。

kazu

今回はアニメ「舟を編む」のご紹介でした。 ぜひぜひチェックしてみてください。
ありがとうございました。