フラダンスって男性でも大丈夫?
男性専門のクラスがある?
どういう風にレッスンが進んでいく?
日本だと女性がほぼ大半を占めるフラダンスのレッスン。男性でもフラダンスを踊りたくないですか?
ぼくもその一人でした。
僕はあるショーでフラダンスを踊る機会があり、自分に合っているな、と感じました。ずっと始めたいと思っていたのですが、チャンスがありませんでした。
元劇団四季、テーマパークダンサー。30分のショーから2時間の舞台まで出演回数は5,000回は軽く超えているんじゃないかと思います。ダンス、ヨガ、ピラティス、ジムにも20年ほど通っています
今回は「男性がフラダンスを始める方法」に関してです。
※3分ほどで読み終わります。
男性が踊るフラである「カネフラ」
「フラ」にはハワイ語で「ダンス」という意味があります。そのため「フラダンス」を訳すと「ダンスダンス」という意味になってしまうので、フラダンスをやっている人は「フラ」と呼ぶことが多いです。
カネフラの「カネ」は「男性」を意味します。そのため「カネフラ」は男性のダンス(フラダンス)ということになります。
フラダンスは、男性と女性で踊りのスタイルが違います。男性には「力強さ」が求められ、女性には「しなやかさ」の役割が与えられています。
男性が女性の振付を踊ることはほとんどなく、女性も男性の力強いスタイルで踊ることはほとんどありません。
2種類のカネフラ
フラダンスは大きく分けて2種類のスタイルがあり、カヒコ(古典フラ)とアウアナ(現代フラ)と呼ばれます。
スタイルは大きく違います。
こちらがカヒコ(古典フラ)。上半身裸のスタイルで厳粛で力強い踊りです。
そしてアウアナ(現代フラ)。アロハシャツを着たさわやかなスタイルで、にこやかに踊ります。
男性はカネフラスタジオを探すべし
日本のフラダンスの人口は、女性が40万人といわれています。区民センターで頑張っている人を含めるともっとたくさんいると思います。
一方、男性は1,000人ほどといわれています。
もし男性でフラダンス、とくにカネフラを踊りたい場合は、フラダンス専門のスタジオに行かないとレッスンを受けられないことが大半です。
もっと気軽に始めたい場合、ジムや区民センターなどで女性向けの振付を行っているレッスンに参加するといいと思います。ただし、男性でもレッスンを受けることができるかチェックをしてください。

ちなみに僕は、実際にフラダンススタジオでカネフラをはじめて2年ほどたちました。
ゴールドジムでも?
ゴールドジム原宿でカネフラレッスンがスタートしています。料金は会員1,000円、ビジター2,000円です(料金は変更されてる場合あり)。
筋トレの聖地ゴールドジムとカネフラの相性は抜群です。
さきほど紹介した映像の通り、筋肉がある男性によるカネフラは見栄えがイイです。そのため、筋トレを頑張っている人にカネフラはぴったりだと思います。
ゴールドジムのカネフラはエクササイズ的な面が強いので、超初心者向けになっています。ちなみにレッスンはカヒコ(古典フラ)です。
実際にレッスンへ
ここからは、フラダンス専門スタジオのレッスンの流れをみていきます。
フラダンスのレッスンは他のダンスレッスンよりも、初心者に優しいと思います。
1、
2、軽いウォーミングアップとストレッチ(準備運動)・・・ないところもある
3、基本ステップ
4、曲に合わせて踊る
ふつうのダンスレッスンではウォーミングアップでかなりの時間をとります。もし60分のレッスンであれば20分~30分はストレッチや基礎的なトレーニングを行います。
ですが、フラダンスの場合5分~10分ほどのウォーミングアップののち、基本ステップに入ります。踊る時間がふつうのダンスレッスンに比べると長いので、楽しいと思います。
僕の行っているスタジオでは詠唱はなく、ウォーミングアップもぬるっとはじまります。全員がレッスン開始時間に来られるわけではないので、ウォーミングアップ中に集まってくるという感じです。気軽な感じで僕は好きです。
実際に踊る
基本的に1ヶ月(4週間)で1曲を踊り終えます。クムフラ(家元)がいる専門的なフラダンス教室では、クムフラが振付をした踊りを覚えていきます。
ですが、フラダンスのレッスンでは、この1曲だけでなく以前覚えた振付もレッスンの中に何曲か踊ります。メインで一曲教えてもらいつつ、昔覚えた振付もガンガン踊っていきます。
フラダンスでは、一度覚えた曲を何度も踊るチャンスがあります。
他のジャンルのダンスレッスンは?
ジャズダンスやストリートダンスでは既存の曲に振付を行います。その場合、1曲が4分ほどと長いので、サビだけということも多いです。これはクラスのレベルで変わります。
そして、月が変わるとまた新しい曲が始まります。せっかく1ヶ月かけて全部覚えた踊りも次の月には違う曲に変わってしまい、その曲を踊ることはほとんどありません。しかも、休んでしまうと1週分がマルマル抜けてしまうのでついていくのはなかなか大変です。
一方、フラダンスは何度も同じ曲を踊っていくので、休んだとしてもどうにかついていくことができます。
一連の動きが2回繰り返される
そして振付は必ずといっていいほど1連の振付が2回連続で登場します。
こちらの動画で説明します。1×8(ワンエイト:2小節)の振付が2回登場します。
最初の1回で踊れなくても、2回目にリベンジできます。そのため、初心者の方でもかなり踊りやすいです。
基本ステップに関してはこちらをどうぞ。
カホロ(Kaholo)、カオ(Ka'o)、ヘラ(Hela)、ウエヘ(Uehe)、レレウエヘ(Lele 'uwehe)、アミ(Ami)、コアカ(Koaka)、フロントバック(Front back)、フロント・バック・ダブル(Front back double)、カラカウア(KALAKAUA)、カベル(Kawelu)、オー('o)、クイ(Kui)、ハキ(Haki)をご紹介します。
持ち物が楽
僕はいろいろなダンスレッスンに行きますが、持ち物に関してはフラダンスのレッスンが一番ラクです。
裸足で踊るのでシューズはいりません。ハーフパンツ、Tシャツ、タオル、水を持っていけばOKです。
バレエのレッスンも楽チンで、短パン、シャツ、バレエシューズだけです。面倒なのがヒップホップなどのストリート系のダンスです。ダボッとしていると踊りがよく見えるので、太めのパンツ、大きめのシャツ、そしてスニーカーがあるのでけっこうかさばります。
体幹トレーニングや腸活に
カネフラは腰を落として踊るので、足腰が鍛えられます。そしてお腹をよく動かすので、腸の動きも活発になるといわれています。
発表会などのパフォーマンスに参加すると肌を見せる機会も出てくるので、どう見られているかという意識が出てくるかもしれません。
また、男性のフラダンスは肉感があると迫力がでます。そのため、太っていても何ら問題がありません。
あまり映像がないのはなぜ?
フラダンスは日本の伝統芸術と似ていて、師匠が弟子に技術を伝えていきます。この知識は大事に受け継がれています。
僕が通っているスタジオでも映像をSNSなどにアップする行為は禁止されています。
本格的なフラダンスの映像をyoutubeであまり見られないのはこうした理由があります。
そのため、フラダンスを独学で習得するのがなかなか難しいです。レッスンスタジオに思い切って挑戦することをオススメします。
オススメの本
実際にカネフラを踊っている著者による、フラダンスについての本です。1,500円ほど。ぜひ参考にしてみてください。
僕もフラダンスに挑戦していますが、圧倒的にガリガリです…。ただ、気にせず踊っています!
ダンサー体型を目指す筋トレ・体幹トレ
ダンス上達のために身体づくりは欠かせません。身体づくりの知識をつけ、効率的かつ自分独自のメニューを作っていきましょう。
ダンサーのような軽い身体、柔軟性、芯のある機能的な筋肉をつくる基本は、自体重トレーニング・体幹トレーニングです。ケガしづらく、自分の身体に合った筋肉がついていきます。
1日10分、6種類の種目、10ステップ、3レベルに分かれている自体重トレーニングの囚人トレーニング。トレーニング内容を全部紹介しています。
1,500円ほど。
オンラインレッスン
ルーティーンを持つためにプロに頼ることは、時短かつ効率的です。オンラインレッスンはコスパがよく、先生が一流で、内容も充実しています。
筋トレ・ストレッチ・ヨガ・ピラティスを月3,300円ほどでほぼ受け放題できる「SOELU」。
ヨガに特化した業界大手の「LAVA」は月2,000円ほどでほぼ受け放題です。
ダンサー体型を目指すトレーニング情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。
ダンス上達のための身体の使い方、トレーニングの方法、体幹トレーニングについてまとめています。ピラティスやヨガもご紹介します。

ということで今回は「男性のフラダンス」についてでした。
ありがとうございました。
フラダンス情報はこちらに載せています。
男性のフラダンスの情報があまりネットにないので紹介していきます。