ダンス上達に必要なことは？
レッスンとは？
オンラインレッスンは？
ダンスを始めたばかりだとわからないことが多く、不安になると思います。
気持ちが少しでも軽くなるようこのテーマで書いています。
元劇団四季、テーマパークダンサーで出演回数は5,000回以上。ダンス、ヨガ（RYT200取得）、ピラティス、ジムにも20年ほど通っています。
今回は、「ダンス上達の基本的な考え方：頻度」についてです。
※ 3分ほどで読み終わります。
ダンスレッスンだけで身体づくり
「ダンスレッスンをしっかり受けていれば勝手に身体を鍛えることができる」
これは事実で、ダンスは思った以上にカロリーが消費されます。
僕が踊っていたテーマパークのバレードでは、1回の出演だけで 1,500キロカロリー以上も消費します。
1,500キロカロリーはサッカー1試合に相当します。
ダンスのレッスンを受けるだけでかなりのカロリーが消費され、身体がシャープになります。
そして、身体がシャープになると動きにキレが出ます。
ダンス上達には外側である身体を鍛えるだけでなく、内側である表現力を鍛えることも欠かせません。
しかめっ面で踊っている人と、楽しそうに踊っている人では上達に大きな違いが出てきます。
① ダンスレッスン
② 表現力を鍛える
また、足を高く上げるためにはストレッチが必要で、美しいポーズをキープするためには筋トレも必要です。
③ カラダ作り（ストレッチや体幹トレーニングを含む筋トレ）
一定レベルまで達すると、レッスンだけでは上達しないダンサーも出てきます。
その場合、自分でカラダ作りをしていく必要が出てきます。
例外的にダンスのレッスンだけで十分という、肉体的に恵まれている人もいます。ダンスのレッスンだけで自然に筋肉がつくタイプの人です。
ダンスレッスン
どのダンスも同じですが、上達するためにはとにかくレッスンに通うことが重要です。
初心者のうちはステップの名前や動きを覚えるだけで大変です。
上達のコツ：レッスンに通った回数に比例
週 1日のレッスンの場合、慣れるまで 3ヶ月ほどかかることもあります。
それに対し、毎日のようにレッスンに通っていれば 1週間で慣れてしまうこともあります。
慣れるまでは、レッスン時間を確保することに重きを置きましょう。
初心者のうちは通い放題がオススメ
中級になるまでは、たくさんレッスンに通うのがオススメです。
中でも、レッスンに通い放題のスタジオは、かなりイイと思います。平均的な相場は、1ヶ月 12,000円ほどだと思います。
東京などの主要都市では、通い放題のスタジオを見つけやすいです。
体験談：一気にレッスンに通う
少し僕の話を紹介します。
ぼくは大学時代、2年ほど徹底的に通い放題のスタジオに行っていました。
小さい頃バレエをやっていましたが、興味が移りダンスとは離れていました。ですが、大学時代にダンスを本格的に再開します。本当はダンスサークルに入ろうと思っていたのですが、自分にはピンと来ませんでした。
でもダンスをやりたい！
よくよく考えたら「自分でレッスン通えばイイんだ！」と思いつき、東京・新橋にある「 Zeal Studio 」という通い放題のレッスンに行くようになりました。
12,000円ほどで、1日中通い放題でした。（今は当時に比べると規模が縮小し、レッスンが少なくなってしまいました。）
zeal studio には、ありとあらゆるダンスのレッスンがあり、昼間はジャズダンスやバレエ、夜はストリート系のダンスレッスンが多くありました。僕はジャンルにこだわることなく、とにかくいろいろなダンスを一日中受けていました。
初心者向けのレッスンに通っていたので 1レッスン 60分と少し短めです（通常は 90分）。60分だと脳みそがパンクしないので、一日にいくつものレッスンを受けることができたんだと思います。
多い時は、1日 6時間受けていたこともありました。（大学行けよ…、という話ですが…）
この時期に飛躍的にダンスがうまくなったと思います。
そして通い始めて 1年、
ちなみに、その後はジャズダンスを中心にレッスンを受けるようになりました。
ジャズダンス上達に必要なこと
ジャズダンスといえば、バレエっぽい動きを想像することが多いと思います。ですが、これはかなり狭い考え方かもしれません。
アイドルが踊るようなダンスもジャズダンスといえるし、韓国系男性アイドルが踊るダンス（本来はヒップホップ）もジャズダンスに分類することが可能です。
ジャズダンスは、いろいろなスタイルのダンスを吸収し変化した歴史があります。
中でも重要なのがヒップホップと、バレエです。
特にこの 2ジャンルを同時に受けると、ジャズダンスが上達しやすいです。
と同時に、いろいろなジャンルを踊るのはジャズダンス上達においてプラスになります。
ダンスのレッスンはジャンルを問わず流れが似ているので、いろいろ受けてみるとレッスンにも慣れることができます。
ジャンルをひとつに固めずいろいろなジャンルに挑戦してみましょう。
ジムのレッスン
ジムのダンスレッスンは超初心者の人以外、あまりオススメしません。
僕は、ティップネスや NAS など大きなジムに通っていました。大きなジムではダンスレッスンがあります。その時はレッスン目当てではなかったのであまり参加していませんでしたが、驚くほど一流の教師がレッスンを担当していました。
バレエのレッスンで、とあるバレエ団のトップダンサーの教師もいて「ウソ……。」と思ったことも……。
ですが、ジムのレッスンはダンスレッスンと目的が違います。
ジムのレッスンはさまざまな層の人が楽しく踊れるよう設計されています。
もちろん先生によりますが、レッスンの構成が上達するには遠回りだな、と感じることが多かったです。
オンラインレッスン
最近はオンラインレッスンも充実しています。
ライブ配信でない場合、アーカイブを何度も視聴できるのは大きなメリットです。同じレッスンを複数回受けると、予習復習が自動でできるので相当上達すると思います。
しかも youtube では、ダンスのレッスン動画が無料です。
海外系 youtuber の動画もオススメです。ダンスのレッスンなので言語がわからなくても見よう見まねでどうにかなります。字幕機能をつけるのも良い手です。
おすすめは、「 Ti & Me TV 」です。
こちらは 30分の動画で、ウォーミングアップを知ることができます。
注意点
オンラインレッスンには注意点があります。
画面を通すと 2次元の情報しか手に入りません。通常のレッスンでは 3次元なので、得られる情報量が圧倒的に違います。
そして、通信速度によっては音がほんの少しズレてしまい、気持ち悪く感じることもあります。
対面のレッスンよりも考えることがたくさんある、ということだけ忘れないようにしてください。
特にオンラインレッスンは自分で自分のことを客観的に見る力が求められます。
鏡を用意する
そのために役に立つのが、全身を映すことができる鏡、もしくは自分を反射させることができるガラスなどです。
ダンスレッスンと鏡
ダンスレッスンで鏡は必須です。
よくある間違いは、教師の後ろ姿を直接見てしまうことです。
スタジオでは鏡に映る教師を見つつ、同時に鏡に映る自分も見ます。
見比べながら動きを修正していきます。
ダンスレッスンにおいて「一番いい場所が教師の隣」である理由です。
オンラインレッスンでは、場所争いをすることなく特等席を作ることができます。
自分の姿は確認するようにしましょう。
youtubeの動画を活用するとジャズダンスの基礎的なトレーニングを行うことができます。部屋の広さも必要ありません。
ダンス上達のためのオンラインレッスン
オンラインレッスンはコスパがよく、一流の先生かつ、内容のクオリティが高いです。
室内だと思い切り身体を動かすことはできませんが、落ち着いて基本的な動きを習得することができます。
ヨガ・ピラティスで有名な「 SOELU 」。実はダンスレッスンが入っています。アーカイブが 月 3,000円 ほどでほぼ受け放題です。
また、ダンス上達には柔軟性が欠かせません。業界大手のヨガスタジオ「 LAVA 」は 月 2,000円ほどでほぼ受け放題です。ヨガ・ピラティスでけでなくトレーニング・筋トレ・ストレッチなどヨガ以外のフィットネス動画も豊富です。
効率的かつ自分独自のメニューを作っていきましょう。
トレーニング
ダンサーのような柔軟性かつ芯のある機能的な身体をつくるには、自体重トレーニング・体幹トレーニングです。
自体重トレーニングは、継続しやすいプリズナートレーニングがオススメです。
2,200円ほど。
１日10分、6種類の種目、10ステップ、3レベルに分かれている自体重トレーニングの囚人トレーニング。トレーニング内容を全部紹介しています。
ケガしづらく、自分の身体に合った筋肉がついていきます。
今回は「ダンス上達の基本的な考え方：レッスン編」についてでした。
ありがとうございました。
ダンサーのような身体を目指すトレーニング情報はこちらにまとめています。
ダンス上達のための身体の使い方、トレーニングの方法、体幹トレーニングについてまとめています。ピラティスやヨガもご紹介します。
