大人バレエと子供バレエの違いは?
どんな先生がイイ?
嫌な体験もある?
バレエのレッスンに行ってみたい!
そんな男性には「気にせずレッスン行ってください!!」と言いたいのですが、下準備をしておくと安心です。
元劇団四季、テーマパークダンサー。30分のショーから2時間の舞台まで出演回数は5,000回は軽く超えているんじゃないかと思います。ダンス、ヨガ、ピラティス、ジムにも20年ほど通っています
今回は「男性がバレエのレッスンで気をつけるべきこと」に関してです。
※3分ほどで読み終わります。
大人からのバレエと子供からのバレエの違い
日本にはバレエのレッスンがたくさんあり、大人からでもバレエをはじめることができます。日本ほどバレエのレッスンが充実している国はありません。
実は、欧米を中心にバレエが誰でも踊れるという認識は低いです。というのもバレエは生まれつきの骨格がとても重要なダンスです。こどもの頃からはじめると骨格に変化を起こすこともできますが、大人になるとなかなか難しいのが現実です。
ですが、だからといって諦める必要はありません。バレエのレッスンはとても楽しく、多くの学びを得ることができます。
大人からバレエをはじめる場合、どんな先生にめぐりあうかがポイントになってきます。
大人からはじめるバレエと、子供からはじめるバレエは根本的に違います。
子供バレエ
子供にバレエを教える場合、先生は子どもたちをプロにするという目標で指導していきます。そのため厳しい先生が多いです。
子供のレッスンでは動きをとにかく繰り返すことで、身体に染み込ませていきます。
バレエの動きにはフランス語の名前がついています。子どもたちは、プリエやタンデュ、タンリエを説明できなかったり…。なぜこの動きが必要かなど、わからず踊っていたりします。
ですが、動きを身体で理解できている場合、ちゃんと説明できなくても大きな問題ではありません。
大人バレエ
一方、大人バレエは「動き」を理解した方が上達が速いです。身体で覚え込むには毎日レッスンする必要がありますが、たいてい週に1回程度のレッスンになると思います。
こうなると練習量が圧倒的に足りないので、頭でしっかり考えていくことが重要です。
またバレエに必要な柔軟性やターンアウトにも注意が必要です。大人になってから無理にしてしまうと、ケガをしてしまうので注意です。
ターンアウトとは、かかとを支点につま先を180°開く技術です。正確には骨盤から開きます。
バレエダンサーは足を180°開くことができないと技術が完成されません。ターンアウトは骨格に左右され、大人からはじめた場合180°開くことはかなり難しいです。180°開いているのは自然な状態ではないので、プロのダンサーでも毎日レッスンをしないと身体が元に戻ろうとしてしまいます。
大人バレエではターンアウトの優先度はそこまで高くありません。
大人バレエでは「無理やりターンアウトさせようとする」先生に教わることは危険です。
大人からバレエの気持ちをわからない先生
残念ながらバレエの先生の中には、大人からのバレエを理解していない先生もいます。バレエの先生は小さい頃からバレエをやっているパターンが多く、つい自分の習ったとおりに教えがちです。
また、レッスンでは大人だけでなく子供が混じっていたりするとレッスンが混乱してしまうことがあります。あくまで大人を主体にレッスンしてくれる先生に教わることが重要です。
男性の先生
男性がバレエをはじめる場合、いきなり男性の先生に習うのも手です。男性のバレエと、女性のバレエは少し違います。
男性のバレエは意外にアクロバティックで、ジャンプが大きなポイントになってきます。男性の先生に教わるとバーレッスンからジャンプを強化するような動きがたくさん登場するという利点があります。
男性はどれだけ参加している?
僕が専門にしているジャズダンスもですが、男性のレッスン参加の比率はかなり低いです。ひとりしかいないということもあり得ます。
ただ、これはメリットともいえ、目立つため注意してもらえる確率が高いです。
また、男性の数が少ないので男性同士すぐに仲良くなることができます。
おまけ「体験談」:嫌な思いをすることもある
初心者バレエのレッスンでは気をつけるべき登場人物がいます。それは、お
僕も何回も遭遇しています。スポーツジムでも、バレエスタジオでもいました。
ある日の話。レッスン前、床に寝っ転がってストレッチしていたらお局さんから一言。「床が汚れるから寝っ転がらないで。」
この時は、レッスン前から気分悪くなりました…。
聞いてもいないのに注意をしてくる人もいるし、バーの場所を指定してくる人がいたり…。ちょっと面倒なこともあります。
ただ、これは笑い話にもなるので、大きな気持ちでいきましょう。
家で予習してから
今は自宅でできるバレエシリーズがたくさんあります。youtubeでも動画がたくさん出ています。バレエの動きは間違えて覚えてしまうと修正するのに時間がかかるので、ちゃんと先生に見てもらった方がいいです。
ですが、わかりやすい教材がたくさんあるのでそちらで少し予習してからレッスンに行くのもアリだと思います。
人の目が気にならないので男性にもオススメです。ただし、間違った方法で行うとケガのリスクが高まるので注意が必要です。
オススメDVD
エクササイズとバレエがうまく融合し、バレエ用語も勉強できるDVDです。
かなり安く手に入ります。
さらに詳しくはこちらでも紹介しています。
バレエを全く知らない人でもトレーニングできる「ニューヨーク・シティ・バレエ・ワークアウト」。英語版は無料でyoutubeでみることができます。日本語版は首藤康之さんがナレーターをしていて、すごくいい声です。
ぜひ居心地のイイ場所でレッスンしてみてください。
ダンサー体型を目指す筋トレ・体幹トレ
ダンス上達のために身体づくりは欠かせません。身体づくりの知識をつけ、効率的かつ自分独自のメニューを作っていきましょう。
ダンサーのような軽い身体、柔軟性、芯のある機能的な筋肉をつくる基本は、自体重トレーニング・体幹トレーニングです。ケガしづらく、自分の身体に合った筋肉がついていきます。
1日10分、6種類の種目、10ステップ、3レベルに分かれている自体重トレーニングの囚人トレーニング。トレーニング内容を全部紹介しています。
1,500円ほど。
オンラインレッスン
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ヨガに特化した業界大手の「LAVA」は月2,000円ほどでほぼ受け放題です。
ダンサー体型を目指すトレーニング情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。
ダンス上達のための身体の使い方、トレーニングの方法、体幹トレーニングについてまとめています。ピラティスやヨガもご紹介します。

以上、今回は「youtubeでのレッスン動画のメリット・デメリット」についてでした。
ありがとうございました。