
大人からのバレエはどんな服がイイ?
バレエシューズはどう選ぶ?
バレエシューズのカスタマイズ方法は?
バレエのレッスンで悩むのが服装やバレエシューズだと思います。
タイツを履かないとダメ?
実はそんなことをありません。
元劇団四季、テーマパークダンサー。30分のショーから2時間の舞台まで出演回数は5,000回は軽く超えているんじゃないかと思います。ダンス、ヨガ(RYT200取得)、ピラティス、ジムにも20年ほど通っています
今回は「男性がバレエのレッスンで気をつけるべき服装・シューズ」に関してです。
※3分ほどで読み終わります。
バレエはどんな服装がイイ?
いきなりタイツを用意する必要はありません。僕はレッスンに20年以上通っていますが、基本的にTシャツ、短パン(ハーフパンツ:ひざが見えるくらいの丈)です。
ただし、あまりにダボッとしていると身体の線が見えづらくなるので気をつけましょう。伸縮性素材のウェアの方が動きやすいです。そしてヒザは見える方がイイです。
また足の毛がボーボーの場合、ストレッチ素材かつ細めのロングパンツがベターです。
今はスパッツが中に入ったタイプのトレーニングパンツもあるので、オススメです。
1,500円ほど。
中級編
最近はショート丈のタイツを履いている人も多いです。ショート丈といっても、本当に短いショートパンツです。ショート丈は筋肉のラインがよく見える、ムレにくい、かつ踊りやすいです。本当に細かい違いですが足を5番ポジションに入れやすくなります。
プロのバレエダンサーでは練習でショート丈のタイツを履く人も多いです。韓国バレエ団の映像です。トップスとのバランスもぜひ参考にしてみてください。
ジムウェアで代用でき、1,000円ほどと手頃です。しかも、種類は豊富です。
タイツなのでこれ1枚ではなく、マナーとして下にはダンスベルトかサポーターを履きましょう。
タイツの下にはくサポーターのこと。タイツに下着の線が見えないようTバック型になっていて、作りもしっかりしています。
本格的にバレエをする場合はバレエ用のダンスベルトがおすすめです。
ダンスベルトは値段が高いので、まずスイムウェアのサポーターで代用してもOKです。600円ほど。
白がおすすめです。スウィムウェアのサポーターは黒のことが多いので、ショートタイツは濃い色にしないと黒い色が透ける可能性があるので注意してください。
ちなみにショートタイプのタイツを履いていると、「かなり上手なダンサーに見えてしまう」ということもお伝えしておきます。
バレエシューズ
バレエスタジオに通う場合、バレエシューズを購入しましょう。バレエシューズは2,000円弱で購入できます。(記事後半で紹介します。)
また、ジムやダンススタジオでレッスンを受ける場合、バレエシューズを買うか一度考えてもいいかもしれません。
滑りやすい床に注意
ジムやダンススタジオの場合、バレエシューズを履くと床によってはかなり滑りやすい場合があります。そうなるとまったく踊れなくなってしまいます。
バレエシューズの底に水をかける。
ただし汚れやすく、ニオイが付きやすくなってしまいます。使い終わったらシューズをしっかり干しましょう。
靴下を履く
もうひとつの選択肢は「靴下」です。
バーレッスンは靴下でもほぼ問題ありません。ですが、センターレッスンではジャンプや回転技があります。靴下はバレエシューズに比べると素材が薄いので、突き指などのケガには注意しましょう。

靴下、バレエシューズどちらがいいかは冷静に判断してください。
バレエシューズについて
ここからはバレエシューズの選び方についてです。
まず色ですが、男性はブラックかブラウン(肌色)がオススメです。僕は個人的にはブラウン(肌色)が好きです。というのも足の色にマッチするので、足が長く見えます。
1,600円ほど。
フルソール?スピリットソール?
もうひとつ、重要なのがフルソールかスピリットソールです。
初心者はフルソールをはくと足裏が強化されると言われていますが、僕はスプリットソールが圧倒的に動きやすいと感じています。
ちなみにフルソールはこちら。
1,400円ほど。大きいサイズはチャコット、シルヴィアなどバレエショップで探した方がいいこともあります。
サイズ選び
サイズ選びはなかなか難しいですが、僕は靴のジャストサイズよりも0.5cm大きいサイズを履いています。足の指をしっかり伸ばすので、ほんの少し大きめのバレエシューズを選んでいます。
バレエシューズはそのまま履いても、薄手の靴下を履いてもOKです。動きやすい方で大丈夫です。
ゴムを縫いつける
バレエシューズはダンサーそれぞれの足に合うようゴム紐を自分で縫いつけられるようになっています。
このようにゴムの片側だけがついていて、もう片方を自分で縫い付けるバレエシューズが多いです。
ときどき最初からこのようにゴム紐がついていることもあります。
ゴム紐が縫いつけられた状態で販売されていることもあり、このタイプのバレエシューズは楽です。
そして、通常はこのようにクロスをしてゴム紐をつけることが多いように思います。
おススメのゴム紐の縫いつけ方
実はクロスしてゴム紐をつけるよりもおススメの方法があります。
それがゴム紐どうしを直接縫いつける方法です。さきほど紹介したsanshaのバレエシューズだとゴム紐の長さを調整する必要なく直接縫い付けることができます。
完成形はこんな感じです。
ゴム紐を足裏まで通します。
足裏にかなりフィットする
脱げない
ゴム紐を切る必要がない
縫い方は注意が必要です。片方のヒモをくるっと半回転させて縫い付けていきます。
方向を間違えると残念ながら失敗します。なので一度完成形を確認してから縫い付けていきましょう。
この時にどれだけ重ねて縫うか、締め付け具合がちょうどいいか確認してから縫う範囲を決めましょう。
あとはひたすら頑丈に縫えばOKです。
どれだけもつ?
男性の場合、意外に長持ちします。週に1回程度のレッスンの場合、よっぽどのことがない限り1年以上もつと思います。
ちなみにバレエシューズは左足、右足が決まっていません。この特性を生かして長持ちさせる方法があります。
バレエシューズは母指球のあたりに穴が空きやすいです。僕も毎日レッスンに行っていたころはバレエシューズの消耗が激しかったです。
そんなとき、左右を入れ替えると「あら不思議」。バレエシューズが長持ちします。(笑)
僕のまわりではこのようなダンサーもちょいちょいいました。というのもバレエシューズを新しくするとまたカスタマイズしなければいけないし、足に馴染むまで時間がかかるという理由もありました。
長持ちさせる方法
バレエシューズの中敷きはヨレやすいです。僕は中敷きがヨレると足裏が気持ち悪いので、縫い付けるようにしています。
このように一周縫っていきます。足先はなかなか縫いづらいです。
けっこう時間がかかりますが、無になれるので好きな作業です。
今回紹介したバレエシューズ、けっこう使い込まれていて汚くてすいませんでした…。
レッスン着やバレエシューズで気分が上がるので、ぜひ楽しんでください。
ダンサー体型を目指す筋トレ・体幹トレ
ダンス上達のために身体づくりは欠かせません。身体づくりの知識をつけ、効率的かつ自分独自のメニューを作っていきましょう。
ダンサーのような軽い身体、柔軟性、芯のある機能的な筋肉をつくる基本は、自体重トレーニング・体幹トレーニングです。ケガしづらく、自分の身体に合った筋肉がついていきます。
1日10分、6種類の種目、10ステップ、3レベルに分かれている自体重トレーニングの囚人トレーニング。トレーニング内容を全部紹介しています。
1,500円ほど。
オンラインレッスン
ルーティーンを持つためにプロに頼ることは、時短かつ効率的です。オンラインレッスンはコスパがよく、先生が一流で、内容も充実しています。
筋トレ・ストレッチ・ヨガ・ピラティスを月3,300円ほどでほぼ受け放題できる「SOELU」。
ヨガに特化した業界大手の「LAVA」は月2,000円ほどでほぼ受け放題です。
ダンサー体型を目指すトレーニング情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。
ダンス上達のための身体の使い方、トレーニングの方法、体幹トレーニングについてまとめています。ピラティスやヨガもご紹介します。

以上、「男性がバレエのレッスンで気をつけるべき服装・シューズ」の紹介でした。
ありがとうございました。