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ジャズダンスはどう発展していった?
ツイストとは?
モータウンとは?
前回は1950年代の「モダンジャズダンスの進化」を紹介しました。
1960年代のキーワードは「誰でも楽しめるジャズダンス」です。
元劇団四季、テーマパークダンサー。出演回数は5,000回以上。ダンス歴は20年以上ですが、まだまだジャズダンスを勉強中。
今回は「1960年代のジャズダンスの歴史:文化の融合」についてです。
※ 3分ほどで読み終わります。僕が習ったことや調べたことをもとに書いていることをご了承ください。
1960年代
1960年代、ジャズダンスは大衆に受け入れられるようになります。
時代の変化により、白人中心だった表舞台のダンスシーンにおいて黒人文化が受け入れられるようになります。
同時に、難易度の高いモダンジャズダンスのテクニック法が確立されました。このテクニックを理解することで現代のジャズダンスを理解できるようになります。
この時代から分岐し、ジャズダンスが複雑になっていくので、時代を 2つに分けて紹介していきます。
テクニック編についてはこちらからどうぞ。
誰でも踊れるツイスト
テレビの影響からダンスを踊りたいという人々がクラブに集まるようになります。
もともとクラブでは誰もが気軽に楽しんでいましたが、難易度の高いテクニックが求められるようになり敷居が高くなっていました。
そこで登場したのが「ツイスト」です。
腰をひねる(英語:twist )ため、ツイストと名前がつきました。
リズム感がなくても、体力がなくても踊ることができます。
ちなみに現在でも踊られています。
『ブルース・ブラザース』
1980年に公開された『ブルース・ブラザース』にも登場します。レイ・チャールズがピアノを弾き、主演のジョン・ベルーシとダン・エイクロイドが踊ります。
きっとどこかで聞いたことがあると思います。『Shake a Tail Feather(しっぽの羽を振って)』という曲です。
1:34 ~ 2:00 は誰でも踊ることができるステップが一気に紹介されていきます。
4,000円ほど。
根強い人気があります。
『パルプ・フィクション』
1994年に公開された映画『パルプ・フィクション』にも登場し、印象的なシーンとなっています。
とくに顔の前でピースを流す動きは有名です。
2,000円ほど。
こちらも根強い人気があります。
モータウン
モータウンがデトロイトで誕生します。
モータウン:モータータウン(自動車の街)の略語。デトロイトの自動車産業にちなんで名付けられた
ベリー・ゴーディー 3世によって創立されたモータウンレコード。
マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー、ダイアナ・ロス、マイケル・ジャクソンを世に送り出し、20世紀で最も成功したレコード会社の 1つです。
「黒人向けの R&B だけでなく、白人層にも自分たちの音楽の良さを理解して欲しい」という思いからはじまり、ポピュラー音楽における人種統合で重要な役割を果たしました。
チョリー・アトキンス
モータウンサウンドに欠かせないのが、歌とともに踊られるダンスです。
モータウンのボーカルグループのほとんどを手掛けた振付家がチョリー・アトキンスです。
テンプテーションズ、フォー・トップス、シュプリームス、マーヴィン・ゲイ、ミラクルズなど数え切れません。
ダイアナ・ロスがヴォーカルを務める「シュープリームス」と「テンプテーションズ」によるメドレーです。
『ドリームガールズ』とシュープリームス
1963年 ~ 1966年に全盛期となるモータウンを支えたのがシュープリームスです。
メンバーはダイアナ・ロス、メリー・ウィルソン、フローレンス・バラードの 3人組でした。
当初はメリー・ウィルソンがリード・ボーカルを務め、ソウルフルなサウンドを披露していました。
モータウン・レコードの創業者でありプロデューサーのベリー・ゴーディー・Jr が、ダイアナ・ロスにリード・ボーカルを変更します。
これは一般受け、そして白人受けを狙った戦略でした。
このストーリーをもとにしたミュージカルが『ドリームガールズ』です。1981年にブロードウェイの舞台で大成功し、2007年にビヨンセ主演で映画化されました。
2,000円ほど。
ヴォーカル・コレオグラフィー
チョリーの振付の特徴はリードシンガーが歌を担当し、バックシンガーがダンスを踊ります。
同じコスチュームを着て、スタンドマイクを使う洗練されたスタイルです。
この歌手とダンサーを分けた構成は今も引き継がれています。
ヴォーカル・コレオグラフィーの発展形がアイドルの構成です。
ソロ部分で踊らず歌に専念し、それ以外はダンスとコーラスを担当するというハイブリット型になっています。
ブロードウェイの衰退
ミュージカルの中心地であるニューヨークのブロードウェイに悪い変化が起こります。
ドラッグ、風俗が入り込み、街が荒れていきます。
1960年代末、18時以降ブロードウェイ周辺を歩くのは危険でした。警察が出歩かないようビラを配って宣伝していたほどです。
いまのニューヨークからは想像がつかないくらい危険な街でした。年配の方が持つニューヨークの危険なイメージはこの時代のものです。
観客動員数も、年間 1000万人が半分の 480万人ほどまで落ちてしまいます。
大衆文化の中心地だったブロードウェイがテレビに置き換わります。
ジャズダンスも舞台からテレビへ移行していくことになります。
ダンサー体型を目指す筋トレ・体幹トレ
ダンサーのような軽い身体、柔軟性、芯のある機能的な筋肉をつくる基本は、自体重トレーニング・体幹トレーニングです。ケガしづらく、自分の身体に合った筋肉がついていきます。
自体重トレーニングは、継続しやすいプリズナートレーニングがオススメです。
2,200円ほど。
1日10分、6種類の種目、10ステップ、3レベルに分かれている自体重トレーニングの囚人トレーニング。トレーニング内容を全部紹介しています。
オンラインレッスン
ルーティーンを作るためにプロを利用するのもオススメです。オンラインレッスンはコスパがかなりよく、一流の先生かつ、内容のクオリティが高いです。
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筋トレ・ストレッチ・ヨガ・ピラティスなどなど膨大なアーカイブを月3,000円ほどでほぼ受け放題できる「SOELU」。
身体づくりの知識をつけ、効率的かつ自分独自のメニューを作っていきましょう。

今回は「1960年代のジャズダンスの歴史:文化の融合」についてでした。次回に続きます。
ありがとうございました。
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ダンサー体型を目指すトレーニング情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。
ダンス上達のための身体の使い方、トレーニングの方法、体幹トレーニングについてまとめています。ピラティスやヨガもご紹介します。