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グレアム・マーフィー版「白鳥の湖」第3幕・第4幕のあらすじは?
見どころは?
映像は見れる?

人は純粋なままではいられないのか…。人生を生き抜くためには、自分の信念と違うことをしなければいけないのか。

そして変化してしまう…。それに耐えられるか、耐えられないか…。

いろいろ考えさせられるバレエです。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。舞台、特にバレエを観に行くのが大好きで、年間100公演観に行った記録があります。

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kazu

今回は初心者でも楽しめるグレアム・マーフィー版「白鳥の湖」第3幕・第4幕の見どころポイントの解説です。

※5分ほどで読み終わる記事です。

ゴージャスな第3幕とドラマティックな第4幕

グレアム・マーフィー版「白鳥の湖」第3幕・第4幕の見どころポイント

以前にあらすじ、第1幕・第2幕の解説をしています。

グレアム・マーフィー版「白鳥の湖」 あらすじと作品解説
第1幕・第2幕の見どころポイント
第3幕・第4幕の見どころポイント(→現在の記事)

今回はその続きの第3幕・第4幕の詳しいあらすじと作品の見どころポイントです。物語が一気に盛り上がり、その勢いのままフィナーレへと向かいます。

第3幕のあらすじ

サナトリウムに収容されてから数カ月後、オデットはある決心をする。それはロットバルト男爵夫人からジークフリート王子を取り戻すという決意。

ロットバルト男爵夫人の夜会がもよおされている。そこに突然現れるオデット。

純真なオデットは夜の世界において、誰とも違う魅力的な個性を放つ。あざとすぎるロットバルト男爵夫人をずっと見ていたジークフリート王子はオデットの魅力にようやく気づく。

ロットバルト男爵夫人はジークフリート王子の心が離れていくことを感じ、納得がいかない。サナトリウムから逃げてきたオデットを強制的に連れ戻そうとする。

オデットは闇の中に逃げていくのであった…。

第3幕の見どころポイント

黒いドレスコードで統一されたお忍びのパーティー。セットも豪華でロットバルト男爵夫人のドレスもあでやかです。

通常版「白鳥の湖」の悪役であるオディールの登場曲でオデットがパーティーに乗り込んできます。オデットは真っ白な衣装で際立ちます。

第1幕の自信のなさと対象的に、自信にあふれるオデット。

そして、「ロシアの踊り」のロットバルト男爵夫人が見どころです。

第1幕でオデットがおちいった状況にロットバルト男爵夫人が追い込まれます。本来なら悪役なので「ざまーみろ」と思うところなのですが、踊りがあまりに痛々しく心に突き刺さるダンスです。

第4幕のあらすじ

ジークフリート王子はオデットを探し回っている。ようやく湖の近くでオデットを見つけるジークフリート王子。このとき初めてオデットとジークフリート王子はお互いに愛を感じる。

しかし、ジークフリート王子、ロットバルト男爵夫人、王族の人々に傷つけられたオデットの心が元に戻ることはない。逃げ場がないことを悟ったオデットは湖に身を投げてしまうのであった…。

残されたジークフリート王子はオデットのことを思い続け、生涯ひとりで暮らすのであった。

見どころポイント

最後オデットが黒鳥の衣装で登場した時はビックリしました。通常の「白鳥の湖」において、オデットはずっと純粋で白い衣装を着ています。ロットバルト男爵夫人に勝ったことで、オデットは結果的にロットバルト男爵夫人を傷つけます。もちろんオデットに落ち度はないけれど、純粋なままではいられなくなってしまったオデット…。変化してしまったんだと思います…。

ロットバルト男爵夫人は多少の犠牲をいとわず図太く生きていき、オデットは変化に耐えられず死んでしまいます。どちらの人生も「正しさ」という尺度でははかれません。観終わったあとなんとも言えない気持ちになってしまいます…。

そして、実際のイギリス王室ではチャールズ皇太子はカミラ夫人と結婚しました。それに対し、ジークフリート王子はひとりで生涯暮らします。

この物語をどう受け止めるか…。

めがね

最後のシーンは、人生について考えてしまう内容になっています。

DVD

グレアム・マーフィー版「白鳥の湖」、2008年収録版が発売されています。

映像に若干難ありなのですが、このDVDしか発売されていません。

kazu

以上、グレアム・マーフィー版「白鳥の湖」第3幕・第4幕の見どころポイントでした。
ありがとうございました。