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筋トレすると硬くなる?
筋トレで硬くなる原因は?
正しい筋トレで柔らかくなる?

柔軟性を高めるストレッチはダンススキル向上に欠かせません。それと同じくらい大事なのが、身体の安定性を高める筋トレです。

「筋トレは身体が硬くなる」。こう思っている人も多いのではないでしょうか。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。海外留学でダンスや身体づくりを学び、日本に戻ってもレッスンをたっぷり。ダンス、ヨガ、ピラティス、ジムにもかなり通いました。

kazu

今回は「筋肉トレーニングで身体が柔らかくなるのか」の解説です。

※3分ほどで読み終わる記事です。

筋トレすると身体は硬くなる?ストレッチと筋力トレーニングの関係

筋トレで身体は柔らかくなる

いきなり結論ですが、正しく筋トレするとむしろ身体が柔らかくなることがわかっています。

ただ、「筋トレするとカラダが固くなる」と聞いたことはないでしょうか?

実際に「筋トレで身体が固くなる」ということも起こります。ですが固くなる原因は、トレーニング方法に問題があるとされています。筋トレとストレッチは密接につながっていて、正しい筋トレで可動域・柔軟性のアップが期待できます。

特にダンスにおいてメリットが多いです。というのも、ダンスではポーズをキープする動作が多く出てきます。それを支えるのが筋肉です。筋トレをすることでダンスに必要なキープ力をつけることができます。

筋トレで身体を柔軟にする研究

「筋トレで身体が柔らかくなる」という研究結果が多くでています。

筋トレと柔軟性向上の実験

アメリカのノースダコタ大学で実験がありました。

大学生25人が筋トレのグループと、ストレッチのグループにランダムで分かれ、何もしていない12人の学生と比較します。

対象部位:太もも裏(ハムストリング)・ヒップ・肩・ヒザの筋肉と関節
期間:5週間

実験結果は、「可動域を最大限に使うよう筋トレをすると柔軟性が向上する」ことがわかりました。

実験結果

・ハムストリングの柔軟性は、筋トレもストレッチも同じくらい向上
・ヒップの柔軟性は、ストレッチではあまり効果がないが、筋トレでは柔軟性が向上
・肩と足首の柔軟性は、筋トレもストレッチも大きな違いはない

注目すべきはヒップの柔軟性です。ヒップ周辺はストレッチよりも筋トレしたほうが柔軟性が向上するという結果です。

じっくり伸ばすのではなく、動かすことでストレッチすることを動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)といいます。ヒップのストレッチでよく動的ストレッチが取り入れられているのはこうした理由があります。

動的ストレッチはこちらでも紹介しています。

なぜ筋トレで身体が硬くなる?

とはいえ実際「筋トレをすると身体が硬くなる」という実感を持つ人もいるかもしれません。

なぜトレーニングで身体が硬くなるのか…。

トレーニングで無理をしてしまうと筋肉が硬くなりやすいです。たとえば足首を捻挫すると、炎症で動きや可動域が制限されてしまいます。それと同じように筋トレで無理に高重量を上げたり、回数を多くやりすぎてしまうと関節が痛んでしまいます。関節が傷んでしまうと、その部分が硬くなります。

筋肉量アップのためには少し無理をしなければ成長しないのですが、その無理が大きすぎると逆に痛めたり、硬くなってしまいます。とくに筋トレを頑張っている人ほど、身体を痛めていることが多いです。そのため筋肉がついている人は身体が硬い、と勘違いされていることも多いです。

正しく筋トレをしてケガ予防に

人間のケガで多いのは、関節に関するケガです。足首をくじいたり、腰をいためたり、首をひねったり…。こうしたケガは身体の硬さに原因があるわけではなく、関節周りの筋肉の弱さに原因がある可能性が高いです。

関節周りの筋肉が強いと、テーピングを巻いているような効果を発揮します。ダンスのトレーニングでは、ストレッチに重きを置きがちですが、筋力トレーニングもぜひ取り入れてみてください。

筋力ストレッチ

関節周りに負担をかけずに行うストレッチ法があります。ストレッチするときに全身を脱力するのではなく、伸ばす筋肉と反対側を意識的に収縮するストレッチです。この方法だと身体を傷めずにストレッチができるためオススメです。この方法はヨガでも取り入れられています。さらに詳しくはこちらをどうぞ。

筋トレするポイント

柔軟性、可動域を高める筋トレのポイントはただひとつです。それは「可動域を最大限に動かしてトレーニングをすること」です。

この意識で結果が大きく変わります。

筋トレ前のストレッチ

また、筋トレ前、ストレッチは絶対に取り入れるべきです。

ストレッチポール(フォームローラー)を利用するのもおススメです。ジムには絶対に置いてありますし、自宅でストレッチしてからジムに行くのも一つの方法です。今は安いもので1本1,500円ほどで手に入るのでぜひ取り入れてみてください。

1,500円ほど。

トリガーポイント

フォームローラーの決定版ともいえる商品です。4,000円ほどと少し高いですが信頼性が高いです。

筋トレ効果を最大化する動画

「リリースハウス」さんの動画がとてもわかりやすいです。たった10分で結果が大きく変わるので、取り入れない手はないです。

ぜひ筋トレをしながら柔軟性を高めていきましょう。

最強の自体重トレーニング

ダンス上達に柔軟性と体幹トレーニングは欠かせません。またダンサーはある程度スリムでありながら、爆発的な力やスタミナが必要なので筋トレでレベルアップできます。

まずは自体重トレーニングでバランスのとれた身体づくりを目指しましょう。自体重トレーニングは「プリズナートレーニング」がオススメです。

プログラムがしっかりしているので、継続しやすくこの本を一冊持っていればOKです。1,500円ほどです。

kazu

今回は「筋肉トレーニングで身体を柔らかくする」方法でした。
ありがとうございました。

ダンス上達のためのトレーニング情報をぜひご覧ください。