ナディショーダナ(片鼻呼吸)とは?
アヌローマヴィローマとは?
方法は?
片方の鼻だけで呼吸をする2つの方法が「ナディショーダナ」と「アヌローマヴィローマ」です。
頭がスッキリするといわれます。
元劇団四季、テーマパークダンサー。ニューヨーク留学中にヨガにハマる。ヨガ歴15年以上でRYT200に挑戦中です
今回は「ナディショーダナ(片鼻呼吸)とアヌローマヴィローマ」についてです。
※3分ほどで読み終わります。
呼吸をコントロール
ヨガにおいて呼吸はとても大事に扱われます。呼吸をコントロールすることを「プラーマヤーナ」といいます。
ゆったりとした呼吸は心を落ち着ける効果があります。
ヨガのポーズで気をつけるべきこと。呼吸で心を落ち着かせる方法について紹介しています。アシュタンガヨガ(八支則)のアーサナ(ASANA)プラーナヤーマ(PRANAYAMA)についてです。
人体の細胞の中にあるミトコンドリアで、酸素からエネルギーを生み出します。ミトコンドリアは、ひとつの細胞の中に数百個~数千個存在します。酸素を使い食事から摂取した栄養を燃やし、人間に必要なほぼ全てのエネルギーを生み出します。酸素を使うと二酸化炭素が発生しますが、口から自然と出ていきます。
エネルギーの元である酸素を呼吸で取り入れ、不要物を呼吸で吐き出しています。
呼吸法
基本の呼吸は、鼻でしっかり吐いて、しっかり吸います。そして横隔膜を使います。
ヨガの呼吸の注意事項は、空腹状態でおこなうことです。食事をとった場合、だいたい食後2時間~3時間は空けるほうがいいと思います。
アヌローマヴィロマ
アヌローマヴィロマは、片方の鼻で呼吸する方法です。鼻腔周辺の血流がアップし、自律神経が整うといわれています。
また、お腹の調子や喉に関わる病気にも強くなるといわれます。
アヌローマ:左鼻から吸って右鼻から出す
ヴィロマ:右鼻から吸って左鼻から出す
方法
手は、右手の人差し指と中指を眉間にあてます。そして親指を右側の鼻、薬指と小指を左側の鼻にあてます。薬指と小指で左鼻をふさぎ右から5秒吸って、両方の鼻をつまみ5秒止め、親指で右鼻をふさぎ左から5秒かけて吐きます。そして、反対側もおこなっていきます。
できるようになったら5秒から7秒と息を深くしていきます。深い呼吸ができるようになったら息を止める秒数を50秒くらいまで伸ばすことも可能です。
こちらの動画はナディショーダナとされていますが、厳密にはアヌローマヴィロマだと思われます。アヌローマヴィロマは「右から吸い、息を止め、左で吐く」「左から吸い、息を止め、右で吐く」と交互に繰り返していきます。
ナディショーダナ(片鼻呼吸)
ナディショーダナも片鼻の呼吸法です。ナディショーダナは「エネルギーの流れを浄化する」という意味があります。この呼吸法は水をろ過する過程に似ています。
片方の鼻で呼吸することで鼻腔周辺の血流がアップし、自律神経が整うといわれています。また痛みやつまりが楽になったり、いびきの解消にも役立つともいわれます。
方法
1:右手の親指を右の鼻、人差し指と中指を左の鼻にあてる
2:アヌローマヴィロマと同様、右手の人差し指と中指を眉間にあて、親指を右側の鼻、薬指と小指を左側の鼻にあてる
最初は右から5秒吸って、左から5秒かけて吐きます。慣れてきたら呼吸を深くしていきます。
交互におこなう必要はなく、一方通行でおこなっても問題ありません。
1:右で吸い、右で吐く
2:左で吸い、左で吐く
3:右で吸い、左で吐く
4:左で吸い、右で吐く
この4通りの方法がありますが、身体を活性化させる方法と、落ち着かせる方法があります。
・エネルギーを活発にしたい:左から吸い、右から吐く
・リラックスした:右から吸い、左から吐く
また、左半分、右半分のどちらかの部位に痛みがある場合、そちら側のみの呼吸をおこないます。左の首が痛い場合、左で吸い、左から吐きます。するとエネルギーが通り、楽になるとされています。
以上、「片鼻の呼吸法」の紹介でした。
ヨガを深める
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ヨガの情報はこちらでまとめているので、ぜひご覧ください。
ヨガをもう少し深めたい人に向けた記事です。宗教性が苦手な人にもライトな観点からヨガを見つめます。

今回は「ナディショーダナ(片鼻呼吸)とアヌローマヴィローマ」についてでした。
どうもありがとうございました。
トレーニング情報もぜひご覧ください。
ダンス上達のための身体の使い方、トレーニングの方法、体幹トレーニングについてまとめています。ピラティスやヨガもご紹介します。