
学校の授業だけで英語を話せるようになる?
英語を話すコツは?
具体的な方法は?
日本は英語の教材であふれかえっています。僕はどの教材を選んだとしても、うまく組み合わせれば英語を話せるようになると思います。
中でも誰もが経験する「学校英語」。
本来、学校の授業だけで英語を話せるのが理想で、僕は学校英語だけで話せるようになると思っています。
アメリカのダンス学部に行くため TOEFL 80点を取得。帰国後は大学生向けの英語学校で TOEIC や留学向けの指導。TOEIC 905点。
今回は「学校の英語の授業だけで話せるようになるのか?」
※ 3分ほどで読み終わります。
大学生の 10% が仕事で使える英語力あり
まずは大学生の英語力をご紹介します。
2015年の調査です。
大学生の段階で「使える英語」を身につけているのは、11.3% です。
社会人で「使える英語」を身につけているのは 11.5% となります。
ちなみに、どれくらいの大学生が大学外のレッスンに通っているかは、この調査からはわかりません。
大学の授業だけで英語を話せるようになる方法
僕は大学4年のときには日常会話が問題なく話せるようになりました。
英会話スクールなどまったく使わず、大学の英語だけで話せるようになりました
そのときのルールがこちらです。
・大学の授業だけというのは「英会話スクールに通わない」
・教材を買ったり、アプリなどは OK
僕は大学でリーディングや文法を学び、外国人の友達とコミュニケーション能力を磨き、英語が話せるようになりました。
① 読み書き(インプット):リーディング、ライティング
② 聞く話す(アウトプット):リスニング、スピーキング
基本的にインプット:読み書き
(注)大学では2年までしか英語の授業がない場合も多い
インプットは大学受験経験者にとってはそこまで大変な部分ではありません。というのも、大学受験でしっかり鍛えられていることが多いためです。
会話においては専門的な英単語も必要ありません。
中学レベルの文法力と語彙力があれば日常会話は話せます。
たとえば、大人が小学生と話すとします。きっと会話は成立します。このように小学生レベルの文法力でコミュニケーションは十分とれます。ですので、高校受験、大学受験をしていた人で文法力が足りない、ということはまずないです。
ただし、もし文法力が足りないと感じるならば勉強する必要があります。
インプットとアウトプットの割合
インプット:70%(アプリ、本など。英文法は先に終わらせる)
アウトプット:30%(対面・オンライン英会話など)
この割合で勉強すると英語力が伸びやすいという研究が出ています。
コミュニケーションを磨く
問題はアウトプットのコミュニケーションです。
アウトプットは自分で努力しなければ伸びていきません。僕はこの部分で工夫しました。
自らコミュニケーション相手を探さなくてはいけない
外国人の友人ができた
僕は、大学2年の終わりでテーマパークのダンサーになりました。
英語がたくさん飛び交っている職場だったので「話せると楽しいかも」と良いモチベーションになっていました。
僕は大学3年でも英語の授業をとっていました。ただ、大学3年で英語の授業のある大学は少ないかもしれません。
ダンサーの環境から英語へのモチベーションがあったので、大学の授業もかなり真剣に受けていました。
コミュニケーション能力が鍛えられていた
大きな変化があったのは、大学4年です。外国人の出演者と共演する機会が多くなりました。プリンセスやプリンスは日本人が演じられないので、外国人が演じています。もちろん通訳の方もいますが、全員をカバーすることはできません。
出演者同士で会話をし、問題を解決していました。
僕自身、「習っていた英語を使いたい!」という欲がかなりありました。
そのため外国人の出演者と積極的にコミュニケーションをとるようにしていました。
初めは演技に関する仕事内容の話ばかりしていたのですが、仲良くなってくるといろんな話をするようになりました。
お互いエンターテインメントという共通の話題があったので、仲良くなるのもかなり早かったと思います。
共通の話題
僕は洋楽が好きで、映画も洋画ばかり見ていたし、海外ドラマも大好きでした。
日本人の友だちに話してもわかってもらえない話題が、むしろ外国の友達にわかってもらえることがとても嬉しかったのを覚えています。
すると大親友と呼べる友達ができました。この友達のおかげで僕の英語力が、本当に信じられないくらいアップしました。
けっこう笑ったのは「テレビ番組のオープニングを日本語と英語で一緒に歌ってみる」シリーズ。僕は小さい頃ディズニーのアニメをたくさんみていたので、オープニングの歌を僕は日本語で、友達は英語で歌っていました。日本語の響きが面白いのか、いつも大爆笑していました。
コミュニケーションをとる相手を見つけるべし
ときに日本人の友だちで「英語が急に上達してる!」ということがあります。そんな時「もしかして恋人できた?」と聞くと、「外国人の恋人できた」という答えが返ってくることもあります。
これは、すごく理にかなっていて、話したい相手がいると語学力は自然と伸びていきます。特に日本人女性は、外国人からとても人気があるので、これもひとつの手だと思います。
ただ、恋人や友達は無理して作るものでもないし、そんな打算的な関係は続かないことが多いです。

大学では、留学生がたくさんいるので、学部で一緒になったり、サークルで一緒になったりする幸運なタイミングがあれば、ぜひ積極的にコミュニケーションをとることをオススメします。
こういう機会が作れない場合は、レッスンに通いましょう。アウトプットの勉強は、自分ひとりではなかなか難しい部分です。そういう場合はプロに頼ってしまうのが 1番です。
今はコスパの良いオンライン英会話がたくさんあります。
良いサイクルが完成された
ずーっと学生生活で勉強していたインプット。(中学、高校だけでも約1,500時間は勉強しています。大学でも300時間ほど)
外国人の友達とコミュニケーションを取ることで、初めてアウトプットとつながっていくのを実感しました。
友達のおかげで話したいという欲がどんどん増え、インプットの量にアウトプットの量が追いつき、英語力が一気にパワーアップしました。
1:インプットは大学でも十分勉強できる
2:アウトプットはコミュニケーションをとれる相手を作る・・・これが難しい部分
この 2点に気をつければ、大学の勉強だけで英語が話せるようになります。
英語のレベルチェック
「話す英語」のための学習時間の目安は【 200時間 】です。うち 3ヶ月ほどガッツリ勉強できるとその後の勉強時間が短縮されます。
インプット:70%(リーディング・リスニング:英文法は先に終わらせ、単語は同時進行)
アウトプット:30%(スピーキング・ライティング)
効率的な学習のために定期的なレベルチェックはとても大切です。
【 スパトレ 】のレベルチェックは無料なのでぜひ試してみてください。精度が高く、自分に合う参考書がわかり、モチベーションもアップします。
会話重視、科学的な学習方法で、総合的な勉強ができます。
コスパのいい「 DMM英会話 」もオススメです。会話特化なのでインプットを自分でやりたい人向けです。

今回は「大学の授業だけで英語を話せるようになる方法」についてでした。
ありがとうございました。
「話すための英語」に関する勉強法はこちらにまとめています。
英語の勉強で語学力だけを上げるのはもったいないです。プレゼンテーション能力や積極性を同時に上げる方法もご紹介しています。話すための実践英語勉強法をまとめています。