ピラティスのポイントは?
基本の動きは?
注意点は?
ピラティスの男性人気が上がっています。今はジムでも気軽に受けられるようになり、男性の参加者も増えています。
オンラインやyoutubeでもレッスンをかんたんに受けることができます。
元劇団四季、テーマパークダンサー。30分のショーから2時間の舞台まで出演回数は5,000回以上。ダンス、ヨガ、ピラティス、ジムにも20年ほど通っています
今回は「ピラティスの基本動作と注意点」です。
※3分ほどで読み終わります。
ピラティスは難しい?
ピラティスは体の骨の近くにあるインナーマッスルや体幹を鍛えるトレーニングです。
ピラティスの歴史、創始者の紹介。日常生活が楽になり、ケガ予防、レッスンに参加しやすく、荷物が少なくてすみ、男性でも肩身が狭くないです。
僕はピラティスのレッスンには10年以上前から通っています。今はレッスンに通わなくても自分でできるようになりました。
男性でも、若くなくても、コツをつかむことができれば身体の能力が上がります。
体幹を入れる
体幹が入った状態が持続すると、姿勢がよくなります。ピラティスをすると身体を正しい位置に戻すだけでなく、その状態が続きます。
ピラティスで日常生活が楽になるのはこの点です。
ただ体幹を感じるのはなかなか難しく、とくに現代の生活では身体の感覚がどんどん鈍くなっています。
この感覚を取り戻すのがピラティスです。
生きてきた年数分のクセが身体に染み付いているので、年を取るほど感覚をつかむのに時間がかかります。
男性は?
アスリートがピラティスをトレーニングに取り入れたことで、男性人口増加の大きなきっかけになっています。
男性も使える大手のピラティスジムでは、男性の会員数が30%ほどまで上がっている場所もあります。
男性はストレッチを取り入れる
男性は女性に比べ身体が固い人が多いです。身体の硬さが原因で、うまくポジションを取れないことがあります。
すると本来鍛えたい場所が鍛えられない、ということになります。
ピラティスの前にストレッチを行い可動域を広げてからおこなうのがオススメです。
ポイント
「どこを鍛えるか」「どこに意識を持つか」を頭に入れておく必要があります。
ピラティスは、考えながらエクササイズしていきます。ゆっく自分を俯瞰で見つめ、つねに動きを修正していきます。
胸式呼吸
ピラティスはおなかを薄い状態に保ったまま動いていくので、胸式呼吸です。
鼻から吸って口から吐きます。
背骨と骨盤を動かす
身体を本来の正しいポジションに整えていくために、背骨と骨盤を中心にトレーニングをしていきます。
細かい動きが多いので、背骨の一本一本を意識しながら運動してきます。
マット運動
今回はマット運動にフォーカスを当てて男性や身体が硬い人に向けたコツを紹介していきます。
自宅でおこなう場合、ヨガマットを用意したほうがいいですが、バスタオルなどで代用しても大丈夫です。
ヨガマット
2,500円ほど。グリップがかなり効くヨガマットでオススメです。防水加工もしっかりしているので、お手入れもかんたんなタイプです。
新品のヨガマットは劣化しないようにコーティングされています。はじめに中性洗剤で表面をこすることで、コーティングが剥がれます。滑りにくくなるのでオススメです。
3つの動き
「ニュートラル」「骨盤前傾」「骨盤後傾」という3つの言葉を理解しているとレッスンが充実します。
ニュートラル
どこにも偏りがない状態のポジションのことを「ニュートラル・ポジション」と言います。
仰向けになり、両足を肩幅、軽く膝を曲げ、手のひらを床につけます。尾骨(背骨の一番下の骨)と胸の後ろの背骨がマットに着くようにします。骨盤を床と平行にすると、背骨と首が自然なアーチを描きます。
おなかは常に薄い状態で胸式呼吸です。鼻から吸って、口から息を吐きます。
これがニュートラルポジションです。
骨盤の位置が正しいか確認するためには手を三角形にして下腹にのせます。
この手が床と平行だと骨盤が平行になっている証拠です。
エクササイズはニュートラルポジションからはじまり、ニュートラルポジションで終わります。
骨盤前傾
おなかを内側に巻き込んで背骨を丸く猫背のようにしていく動きです。さきほどつくった三角形の指側が上に傾いていきます。
骨盤前傾は、コントラクションといったり、背骨の形からCカーブということもあります。
骨盤後傾
おなかを床から離し、背骨を反っていきます。さきほどつくった三角形の指側が下に傾きます。
骨盤後傾のことをリリースということがあります。
準備運動
まずはあぐらをかいて4点の確認です。
・呼吸の練習
・骨盤を前後に動かす(骨盤前傾・骨盤後傾)
・ワキを伸ばす(側屈)
・体をひねる(回旋)
両方のお尻はつねについたままです。伸ばすときは浮かないところまでで大丈夫です。
お尻が浮いてしまうと腹筋に力が入りづらくなります。下腹に力を入れ両方のお尻がうかないようにしていきます。
7つの動き
ピラティスで知っておくと役に立つ7つの動きの紹介です。
1:基本姿勢「ニュートラルポジション」
寝た状態(ひざは立てる)で骨盤を前傾、後傾していきます。
2:腰を上げた状態で骨盤を動かす
3:テーブルトップ(足を90°上げる姿勢)で腹筋
バランスボールをとって足を浮かせた状態がテーブルトップです。
4:サイドプランク
この状態から腰を浮かし「ひざから頭まで一直線」にします。
5:脊柱を鍛える
うつ伏せから背中をアップしてキープします。
6:チャイルドポーズでリラックス
リラックスのポーズで、ヨガでも同じポーズがあります。
7:キャット&カウ(よつんばいで骨盤と背骨を動かす)
こちらもヨガで同じポーズがあります。背骨を温めるため準備運動として最適です。
オススメ書籍
バレエダンサーも指導する菅原順二さん監修の本です。
1,400円ほど。
ピラティスの基本がつまっていて、とりあえずこれ一冊持っていれば、という本です。
ダンサー体型を目指す筋トレ・体幹トレ
ダンサーのような軽い身体、柔軟性、芯のある機能的な筋肉をつくる基本は、自体重トレーニング・体幹トレーニングです。ケガしづらく、自分の身体に合った筋肉がついていきます。
自体重トレーニングは、継続しやすいプリズナートレーニングがオススメです。
2,200円ほど。
1日10分、6種類の種目、10ステップ、3レベルに分かれている自体重トレーニングの囚人トレーニング。トレーニング内容を全部紹介しています。
身体づくりの知識をつけ、効率的かつ自分独自のメニューを作っていきましょう。
ダンス上達のための身体の使い方、トレーニングの方法、体幹トレーニングについてまとめています。ピラティスやヨガもご紹介します。

今回は「ピラティスの基本動作と注意点」についてでした。
ありがとうございました。