ジャズダンスはどう発展していった?
POPミュージックとジャズダンスの関係は?
ストリートダンスが表舞台に?
前回は1970年代の「ジャズダンスの変革」について紹介しました。
ディスコ、斬新な振付家、ミュージカル復活への兆し-300x169.jpg)
ストリートダンス:ヒップホップ文化-300x169.jpg)
元劇団四季、テーマパークダンサー。出演回数は5,000回以上。ダンス歴は20年以上ですが、まだまだジャズダンスを勉強中。
今回は「1980年代のジャズダンスの歴史:ミュージックビデオ、ストリートダンス、エアロビクス」についてです。
※ 3分ほどで読み終わります。僕が習ったことや調べたことをもとに書いていることをご了承ください。
1980年代
1980年代はジャズダンスの発展に欠かせないダンサー、振付師、ダンス講師、ダンス教室が数多く登場します。
この時代、舞台・映画・テレビ・ミュージックビデオで多くのダンス作品がつくられました。
舞台や映画のような長編の作品と、テレビやミュージックビデオのような小作品に分かれます。
この記事ではミュージックビデオ、ストリートダンス、エアロビクスについて解説します。
ミュージカル、ダンス映画に関してはこちらをどうぞ。
ミュージックビデオ
ジャズダンスを使用したミュージックビデオ、CMが増える中、「 MTV 」が 1981年 に開局します。
「 MTV 」:Music Televisionの略。ミュージックビデオを中心に、24時間音楽を専門に放送するケーブル・テレビのチャンネル。
音楽がより視覚的に表現されるようなり、ダンスがさらに盛り上がります。
マイケル・ジャクソン、マドンナ、ジャネット・ジャクソン、ポーラ・アブドゥルをはじめポップスターたちがダンスシーンを牽引していきます。
テレビを見ていた人たちがステップをマネする日々。
ポップスとダンスがこの時代以降、切っても切れない関係になりました。
マイケル・ジャクソン
「キング・オブ・ポップ」であるマイケル・ジャクソン。
ジャズダンスのキングです。
ムーンウォーク、爪先立ち、スピン、足で蹴る動き、身体全体を斜め 45度に傾くパフォーマンスなど、これまでのジャズダンスのステップをさらに進化させました。
1982年12月、アルバム『スリラー』を発売。『ビリー・ジーン』『今夜はビート・イット』『スリラー』が収録されてます。
7000万枚を売り上げ、ギネス世界記録において「史上最も売れたアルバム」として認定され、現在も売れ続けています。
2,500円ほど。
収録曲 9曲のうち 7曲がシングルカットされ、全米チャートでトップ 10 入りする前人未到の快挙を達成しました。
マイケル・ピーターズ
『スリラー』『今夜はビート・イット(振付兼出演)』を振付したのがマイケル・ピーターズです。
1982年『ドリームガールズ』でマイケル・ベネットとともにトニー賞の振付賞を受賞しています。
ストリートダンスが表舞台に
サブカルチャーだったストリートダンスが、エンターテイメントとして認められるようになります。
特にミュージックビデオで最新のストリートダンスが踊られるようになり、エンターテイメントとして視覚的に楽しめるようなダンスに変化していきます。
ヒップホップは「オールド・スクール(ブレイク、ポップ、ロック)」、「ニュー・スクール」と時代によって分類されますが、日本ではその中間であるミドル・スクールという独自の分け方があります。
1988年 ~ 1992年 のストリートダンスをミドルスクールといい、数多くのステップが誕生します。
I.S.D( International Step Dance )と呼ばれ、ヒップホップ上達には欠かせません。
ランニングマン、ロジャーラビット、ロボコップ、ブルックリン、トゥループ、ニュージャックスウィング、ホーシングなどがあります。
ボビー・ブラウン
1980年代後半には、M.C.ハマーやボビー・ブラウンの踊りが世界的ブームとなり、日本でもブームとなりました。
2,000円ほど。
今でも人気です。
ビバップ
ミドルスクールの中でジャズダンスに近い「ビバップ」というジャンルがあります。誕生自体は、1940年代と言われます。
イギリスのダンサーが、タップ、ジャズ、レゲエ、ファンク、ハウスをミックスさせたのがビバップです。
なめらかな腕の動き、スピーディなステップ、ジャズダンスの回転技が特徴です。
さらにロッキン、ブレイキンも同時に踊られています。
ビバップは、海外では「 UK Jazz Dance 」と呼ばれることもあります。
有名なジャズダンスクラス
映画やテレビの影響からダンススクールの数も増えます。
ニューヨークにある BDC( Broadway Dance Center )など有名なダンススタジオがたくさん登場します。
路上で教え合っていたストリートダンスを、レッスンとして受けられるようになります。
フランク・ハチェット、ジョー・トレメインといったダンス教師が登場しました。
エアロビクス(Aerobics)
エアロビクスダンスはジャズダンスと有酸素運動が合わさったエクササイズです。
ダイエット目的、健康維持を求める女性を中心に一気に広がります。
1980年代、人気女優のジェーン・フォンダが火付け役となり世界中に広がりました。
今では定番のエクササイズとなり、水中で行うエアロビクスのアクアビクスもジムでは定番です。
エアロビクスは競技にもなっていて日本ではエアロビックと呼ばれます。
ダンサー体型を目指す筋トレ・体幹トレ
ダンサーのような軽い身体、柔軟性、芯のある機能的な筋肉をつくる基本は、自体重トレーニング・体幹トレーニングです。ケガしづらく、自分の身体に合った筋肉がついていきます。
自体重トレーニングは、継続しやすいプリズナートレーニングがオススメです。
2,200円ほど。
1日10分、6種類の種目、10ステップ、3レベルに分かれている自体重トレーニングの囚人トレーニング。トレーニング内容を全部紹介しています。
オンラインレッスン
ルーティーンを作るためにプロを利用するのもオススメです。オンラインレッスンはコスパがかなりよく、一流の先生かつ、内容のクオリティが高いです。
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身体づくりの知識をつけ、効率的かつ自分独自のメニューを作っていきましょう。



今回は「1980年代のジャズダンスの歴史:ミュージックビデオ、ストリートダンス、エアロビクス」についてでした。次回に続きます。
ありがとうございました。
ダンサー体型を目指すトレーニング情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。
ダンス上達のための身体の使い方、トレーニングの方法、体幹トレーニングについてまとめています。ピラティスやヨガもご紹介します。

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