ジムに通う目的は?
継続できない理由は?
自体重トレーニングのメリットは?
ジムに行けば身体が鍛えられる!
残念ながらそんなことはありません。
多くの場合、鍛えられる人は、ジムに行かなくても鍛えられる人が多いです。
元劇団四季、テーマパークダンサー。海外留学でダンスや身体づくりを学びました。ダンス、ヨガ(RYT200取得)、ピラティス、ジムにも20年ほど通っています。
今回は「ジムに通えなくなってしまう理由と自体重トレーニングのメリット」についてです。
※ 3分ほどで読み終わります。
90% がジムを辞めてしまう
びっくりする数字ですが、90%の人がジムを 3ヶ月以内に辞めてしまうという調査があります。( Lifehackより)
日本では 6,000人を対象にこのような調査が行われています。
6,016人が回答している大規模な調査です。
ティムスドライブより
この調査をジムの利用者に絞ってみます。
今も通っている:18%
途中で辞めてしまった:82%
通いやすい場所にないと辞めてしまう
ジムを選ぶ際のポイントは、圧倒的に「立地」です。
ティムスドライブより
「設備の充実」でさえ、大きなポイントにはなりません。
65.5% の人が「通いやすいかどうか」が大きなポイントとなっています。
通いやすい場所にないだけで、ジムに通わなくなってしまう人は多いです。
通いやすい場所にあるジムに行く
解消する方法はたった 1つ。
「通い場所にあるジムに行く」というだけです。
・自宅のすぐ近く
・自宅から最寄り駅までの道中
・最寄り駅のすぐ近く
・勤務地の駅のすぐ近く
・乗り換えの駅のすぐ近く
・勤務地の最寄り駅から勤務地までの道中
・勤務地のすぐ近く
こういう立地にジムがある場合は、ジムに通うのもオススメです。
3種類の筋力トレーニング
筋トレは大きく分けて 3つあります。
1:自体重トレーニング
2:ジムでのマシーントレーニング
3:ウェイトトレーニング
初心者向けは「 2:マシーントレーニング」です。
鍛えたい部位をピンポイントに狙うことができ、動作の軌道はマシーンに沿っていれば正しいフォームになります。負荷もレベルに合わせて細かく調整することができ、無理な姿勢にならないのでケガのリスクが低いです。
自体重トレーニングの費用以外のメリット
近くにジムがない場合を含め、そもそも「ジムに通う必要があるかどうか」というのは、じっくり考えてもいいと思います。
健康だけを求めるのであれば「自体重トレーニング」で十分という人がたくさんいます。
とくにダンサーを目指す人はダンスレッスンに費用がかかるので、ジムにまでお金をかけられないという人も多いと思います。
とはいえ、ダンサーにとって筋トレはとても重要です。
それを解消するのが自体重トレーニングです。
ジムに行かずに自体重トレーニングを行うと費用が一切かかりません。
これは大きなメリットですが、費用以外にもメリットがたくさんあります。
・ケガしにくい
・時短
・日常生活に役立つ
ケガしにくい
自体重トレーニングの大きなメリットは、「関節に負担をかけない」という点です。
ウエイトトレーニングは、重いウエイトを持ち上げることを目標にする人が多いです。しかしウエイトが増えれば、関節の損傷リスクも増えてしまいます。
それに対し自体重トレーニングの負荷は、自分の体重より重くなることはありません。そのため関節を痛めるリスクが低くなります。
関節は年齢とともにスリ減っていきます。
関節痛は、無理なトレーニングによってもすり減ってしまいます。また、フォームが崩れるだけで関節を痛めてしまうこともあります。
筋トレを本格的に行っている人で関節痛を持っている人も多いです。
時短
そもそもジムに行く必要がないので、行き帰りの時間がありません。
そして自体重トレーニングでは、1つのトレーニングで複数の筋肉を鍛えることができるので、短時間で済みます。
ジムに行くとわかりますが、マシンやウエイトトレーニングでは1つの筋肉にターゲットを絞って鍛えます。ピンポイントで鍛えられるのはとてもイイですが、時間がかかります。
それに対し、自体重トレーニングでは一つの動作で複数の筋肉を一気に鍛えることができます。
自体重トレーニングのプログラムとしておススメなのが「プリズナートレーニング」です。
プリズナートレーニング
1日10分、6種類の種目、10ステップ、3レベルに分かれている自体重トレーニングの囚人トレーニング。トレーニング内容を全部紹介しています。
2,000円ほど。
6種目で身体全体を鍛えていきます。
超初心者:週1回
初心者:週2回
中級以上の人は時間かけて鍛えている人も多いですが、初心者のうちは上記のトレーニングで十分です。
最初のうちはマイルドに始めたほうが筋トレが続きます。
身体能力の向上
自体重トレーニングの優れている最後の点は、「日常生活に役立つ」ことです。
ジムのようにダンベルを上げるという状況は日常ではほとんどありません。
重いものを運んだり、電車の揺れに耐えたり、子供と一緒に遊んだり、というのが日常生活で力を必要とする場面です。
胸トレが好きな人で上半身は大きいのに下半身が細いというアンバランスな身体をしている人がいます。バランスがとれていないと、力が発揮されないことがあります。
身体全体を鍛えるというのは、バランス良く鍛えるということです。
「プリズナートレーニング」のような自体重トレーニングでは、身体をバランス良く鍛えることができます。
身体がボディビルダーみたいになることはなかなか難しいかもしれないですが、身体能力の向上が期待できます。
ダンサーはバランスのとれた身体ほど美しいです。自分の身体を生かし能力を高めるようなトレーニングが理想です。
自体重トレーニングはそうした点でもかなりオススメです。
大きな誤解
自体重トレーニングで大きな誤解はしっかり鍛えられないんじゃないか、という疑問です。
これは大きな誤解です。
例えば体操選手。ムキムキですが、ウエイトトレーニングを行っている人は多くないと思います。
というのも、体操は練習自体が筋トレのような役割を持っているので自然に身体が鍛えられています。
体操競技は 6種目ありますが、そのうちの 4種目は足が地面から離れています。そのため、必然的に上半身のパワーがつきます。加えてジャンプ力が必要になるため下半身もバッチリです。
このように自体重トレーニングでもしっかり鍛え上げることができます。
ですが、ここまでいくためにはトレーニングに倒立種目が必要になります。
ジムの方が合っている人もいる
ちなみに僕自身はジムに通っています。
その理由は、自宅だと気が散ってしまうからです。
ジムは絶対にトレーニングする環境です。そして、ジムには懸垂のマシーンがあるので通っています。ジムの場所は徒歩 3分くらいの場所にあるので決めました。
ただし、ジムに行っていますが、自体重トレーニングがメインです。
もしかしたら自宅でしっかりトレーニングできるようになったら辞めてしまうかもしれないです。
ぜひ皆さんもご自身に合った方法を見つけてみてください。なによりも大事なことは継続できる環境を作ることです。
筋トレ・体幹トレ
ダンサーのような軽い身体、柔軟性、芯のある機能的な筋肉をつくる基本は、自体重トレーニング・体幹トレーニングです。ケガしづらく、自分の身体に合った筋肉がついていきます。
オンラインレッスン
ルーティーンを作るためにプロを利用するのもオススメです。オンラインレッスンはコスパがかなりよく、一流の先生かつ、内容のクオリティが高いです。
業界大手のヨガスタジオ「LAVA」は月2,000円ほどでほぼ受け放題です。ヨガ・ピラティスでけでなくトレーニング・筋トレ・ストレッチなどヨガ以外のフィットネス動画も豊富です。
筋トレ・ストレッチ・ヨガ・ピラティスなどなど膨大なアーカイブを月3,000円ほどでほぼ受け放題できる「SOELU」。
身体づくりの知識をつけ、効率的かつ自分独自のメニューを作っていきましょう。
今回は「ジムに通えなくなってしまう理由と自体重トレーニングのメリット」についてでした。
ありがとうございました。
ダンサーのような身体を目指すトレーニング情報はこちらにまとめています。
ダンス上達のための身体の使い方、トレーニングの方法、体幹トレーニングについてまとめています。ピラティスやヨガもご紹介します。