jazz

「シックス・フィート・アンダー」のあらすじは?
映画サイトでの評価は?
印象に残ったシーンは?

「このドラマを知らなければ海外ドラマファンとは言えない」といわれるほどの作品があります。

それがHBO制作の「シックス・フィート・アンダー」です。全5シーズン、63話と海外ドラマとしては見やすい分量です。2001年~2005年までのドラマなので映像に古い感じはあります。

僕は海外版のDVDも持っているほど大好きな作品で、気づいたらAmazon Prime Videoのラインナップに加わっていました!!

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。年間100公演ほど舞台を観に行ったことのある劇場フリーク。社割で映画が1,000円で観られたときは毎週劇場へ行っていました。最近はネットで映画をたっぷり。

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kazu

この記事は「シックス・フィート・アンダー」のあらすじと感想、映画サイトの評価です。

※3分ほどで読み終わる記事です。

人生に行きづまったら「シックス・フィート・アンダー」最高の終わり方。Amazon prime videで年内無料

深く考えるきっかけに

家族経営の葬儀社「フィッシャー&サンズ」をとりまくヒューマンドラマです。

タイトルの「シックス・フィート・アンダー」を翻訳すると「6フィート(182cm)下」という意味です。棺桶の埋められる深さが「地面から6フィート下」ということに由来します。この「シックス・フィート・アンダー」というのは実際に使われることがあるみたいで、ミュージカル「シカゴ」の「The Press Conference Rag」という曲にも登場します。

「シックス・フィート・アンダー」では、現代は本当の姿を隠して生き抜かなければいけない息苦しい時代、と解釈されています。だからこそ、心を棺桶のように深い場所に閉じ込めなければいけない…。

題名は、葬儀社がテーマであると示しつつ、心の動きも表しています。

人生は理解できないことが起こります…。

誰しも痛みを抱えながら生きているし、ツライことがあっても生きていかなければいいけない、と思えるドラマです。

また、有料チャンネルHBOの作品のため、製作者がかなり自由に表現しています。

HBOとは?

HBOは基本的にスポンサー収入ではなく、視聴料のみで運営。そのため、スポンサーの意向に関係なく、自由に作品をつくることができる。民間放送(誰でも見ることができる)ではないため、過激な性描写や暴力シーンも多く登場。

代表作は「セックス・アンド・ザ・シティ」「ザ・ソプラノズ」「ゲーム・オブ・スローンズ」

「シックス・フィート・アンダー」のあらすじ

この作品は人生に行きづまっている家族の物語です。

父ナサニエル・フィッシャーが交通事故で死んでしまいます。家族をつないでいた父の死をきっかけに、残された家族は父を含めお互いを理解していないことに気づきます。

エピソードの中で、父ナサニエルと息子ネイトのこんな言葉があります。

親しい人でさえ理解するのが難しい

息子ネイト「父さん、あんたどんな人間だったんだ?」

父ナサニエル「そんなに気になるなら、どうして俺が生きているうちに聞かない?」
「まあ、いい。聞かれても困ったからな。」

ふつう海外ドラマは1つのシーズンで24話ほどありますが、「シックス・フィート・アンダー」は1シーズン12話ほどなのでかなり見やすいです。

シーズンが進むほど話は複雑になり、登場人物の行動に腹が立ってきます。ですが、そこを乗り越えると感動が待っています。

2001年~2005年

シーズン1:13話
シーズン2:13話
シーズン3:13話
シーズン4:12話
シーズン5:12話

登場人物

登場人物みんな、独自の人生観と観察眼を持っていて魅力的です。

主な登場人物

長男ネイト:葬儀会社がイヤで逃げ、ハンサムを武器になんとなく楽しく生きている。35歳で人生を模索中。
次男デイヴィッド:大人になっても家族の中でイイ子であり続けようとする。厳格なキリスト教でありながらゲイというセクシャリティに悩み中。
長女クレア:家族から疎外感を感じている年の離れた妹。芸術家気質で、絶賛スれている女子高生。
母ルース:自分を押し殺しながら生きてきた。保守的かと思いきや浮気中。
父ナサニエル:初回で交通事故にあい死んでしまう。いろいろ秘密あり。
従業員フェデリコ:死体修復に芸術的なセンスを持つ。フィッシャー家にふり回される。
ブレンダ:高いIQを持つも奔放な家庭で育ちどこか歪んでいる。ネイトとくっついたり離れたり。

オープニング

アメリカのドラマの第1話はパイロット版といってお試し版のため、オープニングが作られていない場合が多いです。ですが、この「シックス・フィート・アンダー」は第1話からオープニングがありました。

内容が約束されているドラマは第1話からオープニングが作られている場合が多いです。

「シックス・フィート・アンダー」は毎回オープニングからしっかりと始まります。とても良いオープニングです!

最終話まで変わらずこのオープニングでした。

評価は高い?低い?

アメリカの映画、海外ドラマの評価サイトで一番有名なimdbで☆10個中のうち「8.7」というかなり高い評価を得ています。

シックス・フィート・アンダーは海外ドラマファンからの評価が高くIMDBでも高評価

IMDBより

日本の評価サイトでも比較的高評価です。

妄想と現実

人生は選択の連続です。何を食べるかという小さいことから、どこに就職するかという大きなものまで、選択の連続です。

人は選択を前にすると、頭の中で何通りかの選択肢を持っていると思います。「シックス・フィート・アンダー」では、その選択肢が妄想というかたちで現れます。

この表現がシリアスな場面にも出てくるので、笑ってしまいます。

また、「死」というテーマはとても重いのですが、登場人物の反応も思わず笑ってしまいます。

このドラマは、こういう点がおもしろいと思える人にとっては楽しいドラマだと思います。

キャスト

製作総指揮・原作・脚本・監督:アラン・ボール(「アメリカン・ビューティー」でアカデミー脚本賞受賞)

アラン・ボールが企画からつとめています。頭の中を見てみたいです。

役名:役者名(声優)

ネイト・フィッシャー:ピーター・クラウス(桐本琢也)
デイヴィッド・”デイヴ”・ジェームズ・フィッシャー:マイケル・C・ホール(小野塚貴志)
クレア・フィッシャー:ローレン・アンブローズ(斉藤梨絵)
ルース・フィッシャー:フランセス・コンロイ(土井美加)
ナサニエル・フィッシャー:リチャード・ジェンキンス(岩崎ひろし)
フェデリコ・ディアス:フレディ・ロドリゲス(上田陽司)
ブレンダ・チェノウィス:レイチェル・グリフィス(本田貴子)
ビリー・チェノウィス:ジェレミー・シスト(最上嗣生)
キース・チャールズ :マシュー・セント・パトリック(志村知幸)

俳優の皆さんは細かい表情まで演技をし、かなり深い役作りをしています。とってもやりがいのある作品なんだろうな、と伝わります。

また、日本語吹替版では、母ルースの声を土井美加さんが演じています。デイジーでおなじみの声優さんです。

字幕版もイイし、日本語版もイイ。余裕があれば、ぜひ2度楽しんでください!!

ゲストに注目

毎回ゲストが登場します。ビッグネームや、演技力が評価されている俳優がたくさん登場します。

中でも、キャシー・ベイツが女優としても監督としても参加しています。

ゲストスターとしてこちらで紹介がありますが、ここに載っている役者以外にもたくさんスターが登場します。

ひとりでじっくり

「シックス・フィート・アンダー」は誰かと分かち合うというより、自分自身と向き合うためにひとりでじっくりと見るような作品かもしれません。

最終話をみると「見ていてよかった…」と本気で思える作品です。見終わったあと、こんなにスッキリする作品はなかなかありません。

生と死にしっかりと向き合い、本質的に生きることを考えるきっかけになる作品です。

シーズン2のエピソード4にこんなセリフが出てきます。

シーズン2:エピソード4

生きていくうちには人と関わり合って相手を傷つけることだってあるの。

そうするあいだにごくごくまれにイイところが引き出されることもある。たいていは悪い部分だけど…。

最後の1文にクスっとできると、このドラマを楽しめると思います。そして、このようになんとも納得してしまうセリフがたくさん出てきます。

内容はかなり過激なので、小さな問題がちょっとバカらしいと思えたりもします。

留学時代に救われた?

「シックス・フィート・アンダー」がAmazon Prime Videoで配信されているのを知り、今回は吹替版で見直しました。

見て驚きましたが、思った以上に記憶に残っていました。

僕が「シックス・フィート・アンダー」に出会ったのは、アメリカ留学中の大学の図書館でした。大学では勉強についていくのに必死で図書館に缶詰のことが多く、土日は10時間ほどこもっていることもありました。

図書館をブラブラしていたときふとDVDコーナーで「シックス・フィート・アンダー」を見つけました。日本でも話題になっていて「ずっと見たかったやつだ…。」と思い出しました。

僕は海外ドラマの吹替版が好きですが、アメリカのDVDにもちろん日本語版はないので英語字幕で挑戦。単語や内容は上級レベルなので、すごく必死に見ていました。なので記憶にしっかり残っていたのだと思います。

留学中はふとしたことで落ち込むことが多かったし、自分の悪い面ばかり見えることが多かったです。ですが、「シックス・フィート・アンダー」を見てからものの考え方が変わりました。失敗するのは当たり前だし、後悔してもしょうがない。

jazz

救われました。

日本で「シックス・フィート・アンダー」を見ている人は少ないのですが、最後まで見た人の多くは素晴らしい作品と言っています。

少し早いかもしれないですが、中学生や高校生が「シックス・フィート・アンダー」を見ると広い視点が手に入ると思うのでオススメです。

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字幕版も、日本語版もオススメです。

kazu

今回は「シックス・フィート・アンダー」のご紹介でした。 ぜひぜひチェックしてみてください。
ありがとうございました。