スラッシュリーディングとは?
なぜ読むスピードが上がる?
60%で文章全体を理解する?
英会話のテンポが速くてついていけない……。
気づいたら思考停止……。
そんなときにオススメなのがスラッシュリーディングです。
英文すべてを理解できなくても、だいたいの意味をつかむことができます。
アメリカのダンス学部に行くため TOEFL 80点を取得。帰国後は大学生向けの英語学校で TOIEC や留学向けの指導。TOEIC 905点。
今回は「スラッシュリーディング」についてです。
※ 3分ほどで読み終わります。
スラッシュリーディングの目的
スラッシュリーディングの目的は「リアルタイムで英語を理解する」ことです。
まずはこの英文を訳してみます。
「 I feel like I’m a different person when I’m dancing. 」
日本語訳は「踊っているとき私は別人になったように感じます。」となります。
聞きやすい日本語に訳すと元の英文と語順が入れ替わります。
英文を全部聞く → 語順を入れ替える → 日本語訳
頭の中でこれだけの作業をしていると、会話のテンポが遅くなってしまいます。
すると会話相手と時差が発生してしまいます。
具体例
意味の塊ごとにスラッシュを引いていきます。
「 I feel like / I’m a different person / when I’m dancing. 」
前から訳すと「私は感じる、違う人間になる、踊っているとき」となります。
このように大雑把な訳でも十分内容を理解することができ、理解のスピードがアップします。
英文をかたまりで聞く → つどつど日本語訳
さらに上級になると英語を日本語に変えず、英語を英語で理解できるようになります。
効果
「英文を理解するスピードがアップ」
スラッシュリーディングは、リーディングにもリスニングにも有効です。
「聞き手にやさしい英語」
実はスピーキングにも有効です。
スラッシュリーディングが話し言葉で活用されると意味のかたまりごとに区切って話されます。すると聞いている人にとってわかりやすい英語になります。
方法
意味のかたまりをつくってスラッシュで区切っていき、前からガンガン読む方法がスラッシュリーディングです。(チャンクリーディングとも呼ばれます)
「語順のまま意味のかたまりを作って」前から読む方法
区切る場所
区切りに明確なルールはありませんが、目安はあります。
・前置詞の前
・動名詞の前
・不定詞の前
・過去分詞の前
・接続詞の前
・疑問詞節の前
・関係詞の前
・カンマ( ,)の前
勉強が進んでいったら、区切る数をどんどん少なくしていきます。
和訳では、日本語の助詞(を、が、に、など)をうまく活用すれば多少の不自然さはあっても、前から訳すことができます。
大ざっぱに
スラッシュリーディングは、あくまで意味を大ざっぱにつかむ方法です。完璧に翻訳する必要はありません。
もちろん 100% の理解がゴールです。ですが、難易度は高いです。
英語は 60 ~ 70% 聞き取れれば理解できると思います。
ネイティブの人でも英語すべてを完璧に理解しているわけではありません。
とくに英語は第2言語として話す人が多く、さまざまな方言が混じっています。そのため全文がわからなくても意味をつかむ練習も大事になってきます。
英語のレベルチェック
「話す英語」のための学習時間の目安は【 200時間 】です。うち 3ヶ月ほどガッツリ勉強できるとその後の勉強時間が短縮されます。
インプット:70%(リーディング・リスニング:英文法は先に終わらせ、単語は同時進行)
アウトプット:30%(スピーキング・ライティング)
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科学的な学習方法で、総合的な勉強ができます。
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会話特化なのでインプットを自分でやりたい人向けです。
char no=”1″ char=”kazu”]以上「スラッシュリーディング」でした。
どうもありがとうございました。[/char]
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