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ディズニーランドのダンサーを戦略的に目指すには?
自分のタイプを理解していますか?
どのジャンルのレッスンがオススメ?

テーマパークダンスというジャンルが確立され、専門スクールも登場しています。正直、そうしたスクールに通わずともテーマパークダンサーになることは可能です。ですが、専門スクールに行ってしまった方が効率的なこともあります。

だからといって、自分ひとりで合格できないわけではありません。専門スクールに通わなくてもひとりで合格する方法をぜひシェアしていきたいと思います。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。30分のショーから2時間の舞台まで出演回数は5,000回は軽く超えているんじゃないかと思います。

kazu

ディズニーダンサーになる方法を戦略的に考えてみましょう。

※3分ほどで読み終わる記事です。この記事はダンサーを目指している方向けの記事です。自分ひとりでテーマパークダンサーを目指す男性に向けていますが、それ以外の人にも大きなヒントになると思います。

(注)今回のテーマは慎重に言葉を選び、夢が崩れない程度に留めたいと思っています。

【2021年版】ディズニーダンサーオーディションの戦略的な対策3選

ディズニーダンサーを戦略的に目指す

東京ディズニーリゾートのオーディションに関してはこちらで紹介しています。

今回は具体的にディズニーダンサーを目指す方法について考えていきます。

合格には「容姿」「ダンススキル」「タイミング」の3点がポイントとなります。

身長に合わせて容姿を磨く

男性の場合、まず自分の個性を見つけることが重要です。その指標となるのが身長です。

ディズニーダンサーに注目すると、低身長、普通、長身の3つのタイプに分けることができます。テーマパークでは、個人に合わせて衣装が作られることはほとんどありません。身長に合わせてキャスティングされることが多く、高身長のダンサーが辞めれば、高身長の新人が採用されやすくなります。ショーを観るとわかりますが、同じ役にはだいたい同じ身長のダンサーが集まっています。

高身長タイプ(173cm~)

この身長は女性と一緒にペアを組んで踊る役がよく回ってきます。いわゆる王子系の役で、ダンスールノーブル(上品で王子役が似合うダンサー)な雰囲気を持っています。

低身長タイプ(~165cm)

この身長は少年や妖精の役がよく回ってきます。ちょこちょこ動き回る可愛らしい役です。テーマパーク特有の役で、背中に羽が生える貴重な経験ができます。

どちらでもないタイプ

最後は高身長でも低身長でもない人たちです。中くらいの身長はメインダンサーになることが多いだけでなく、低身長に配役されることもあれば、高身長の中に入ってしまうこともあります。そのためオールマイティである必要があります。また、人数が一番多く、競争が一番激しいタイプです。

そして、やはり顔も大事です。ダンススキルが足りなくても容姿の良さで合格することもあります。(実力がないと入ったあと苦労することになりますが…)

ただし、男性は女性にくらべ顔の評価はゆるめになっています。表情で男性の顔は大きく変わるので、こうした努力も欠かさずにおこないましょう。オーディションではメイクをしてのぞむ男性ダンサーもいます(ナチュラルメイク)。少しでも自分をよく魅せる努力はとても重要です。

そして男性の場合、体型でもカバーすることができます。そのためダンスと同時に身体を鍛えるのもひとつの手です。

ダンススキル

次に紹介するのがダンススキルです。テーマパークダンサーの必須スキルはジャズダンス、ヒップホップ、バレエです。

最近はどのテーマパークでもヒップホップの要素が強くなっています。ただし、男性の場合、バレエのスキルが高いと目立つことができます。

バレエ経験者は、一目でわかります。そのため、バレエのレッスンは絶対に取り入れましょう。ジャズダンスはバレエから派生していることもあり、バレエは武器になります。

指先、つま先まで神経の行きとどいた丁寧な踊りになります。回転する技では、軸がかなり安定するようになります。大きなジャンプの練習ができるのもイイ点です。意外にジャズダンスのレッスンで大きなジャンプは出てきません。ダイナミックな動きは男性に求められるスキルなので、バレエで練習していきましょう。

柔軟性が武器になる

男性の場合、足が150°くらいまでスパーンと上がるとかなり目立ちます。足を上げる技をバットマンと言いますが、180°まで上がればオーディションの順位がジャンプアップします。

バットマンで180°上げるためには200°くらいまでの柔軟性がないとなかなか難しいです。そのためにはストレッチを強化する必要があります。ということで助けになる本をご紹介します。

オーディションで高得点を目指すのであれば、このレベルの柔らかさを目指すとイイと思います。

2次審査

2次審査でおこなわれるオーディションの振付は難易度が高いです。テーマパークのショーはかんたんにマネできるようなものも多いです。ですがオーディションの振付はかんたんではなく、短い時間(30分程度)で覚えきれないような構成になっています。

振りをすぐに覚えて、踊るスキルも必要になってきます。

テーマパークダンスはあまり必要ないかも

15年ほど前にテーマパークダンスというジャンルが広がりはじめました。

kazu

僕自身テーマパークダンスを教えていたので、こんなこと言うのもヘンなのですが、ダンサーになるためにテーマパークダンスを習う必要はあまりないと思います。

テーマパークダンスというジャンルは、ディズニーの音楽でディズニーのショーのように踊りたい人に向けたレッスンです。オーディションに合格したいと思うのであれば、ジャズ、ヒップホップ、バレエのレッスンの方がはるかに大事です。

ただ、何度かレッスンに行くのはアリだと思います。テーマパークダンス特有の動き、例えば「手をパーにして踊る」といったテクニックが学べます。ただ、特有の動きはyoutubeなどにアップされている過去のショーの動画でも勉強できるので、自己流でも大丈夫です。

マイナス面

そして、テーマパークダンスによるマイナス面があります。それは個性がなくなってしまう点です。

例えばジャズダンスが好きなダンサーの踊るテーマパークダンスは「ジャズダンス特有の魅せ方のうまさ」という個性が出ます。ヒップホップを得意とするダンサーは「音の反応がよく、動きに緩急」のあるテーマパークダンスとなります。しかし、テーマパークダンスだけしかやっていないと、平凡になりがちです。そのため、個性を出すためにも自分の好きなジャンルを持っておくとプラスになる、と僕は思います。

消えたテーマパークダンス

残念ながら実際のディズニーリゾートではテーマパークダンスのような踊りはほぼありません。ダンスも時代の流れに合わせて振付されているため、テーマパークダンスのレッスンで踊るようなダンスを実際に踊ることはほとんどないと思います。

24周年までやっていたパレード ”ムービン オン”をご紹介します。これがテーマパークダンスらしい踊りの最後のパレードに思います。

ここで女性についても少しご紹介します。

女性のレベルは非常に高い

女性はバレエ、ジャズダンスは踊れて当たり前です。ですので、この2つのジャンルが足りない場合は徹底的に鍛えましょう。その上でヒップホップが踊れると合格の確率が上がります。ヒップホップは普段からレッスンしていないとなかなかオーディションではついていけなくなってしまいますので、ヒップホップのレッスンも取り入れてください。

ただ一つ、例外的に合格できることがあります。顔が可愛い、美しいと合格してしまうこともあるので、メイクで美しくなる方法も探ってみてください。ちなみに素の顔ではなく、メイクした顔が美しいことが重要です。

タイミング

そして最後の要素が「タイミング」です。ダンサーの絶対数は決まっているので、今踊っているダンサーが辞めることで、新しいダンサーにチャンスがやってきます。たくさん辞める年はチャンスがあり、そうでない年はチャンスが少なくなってしまいます。

2020年のオーディション(2021年4月からダンサーになる)は競争率が高くなる可能性があります。というのも、ディズニーシーが20周年に当たる年だからです。20周年はショーが新しくなったり、大きなショーが作られる可能性もあるので、20周年を経験したいと考える現役ダンサーが多くなる傾向にあります。逆に言うと、その次の年の2021年オーディションはダンサーが多く辞める傾向となるので、ディズニーシーの21周年が狙い目です。

残念ながら自分の個性と同じタイプの人が辞めない限り、才能があってもオーディションに受からないこともあります。「落ちたからと言って自分の実力がないわけではありません。」その見極めはなかなか難しいので、客観的な判断力を高めましょう。

追記

新型コロナウイルスの影響で2020年(2021年4月からダンサーになる)の募集はありませんでした。しかも2021年度は残念ながらいくつかのステージショーしかオープンしませんでした。そして、最後を迎えることなく2020年に多くのダンサーが引退していきました。

2022年、新型コロナウイルスが落ち着けば新たな人材を一気に採用する可能性があります。ある意味チャンスの年になるかもしれないので、じっくり自分を磨いてください。

kazu

今回は「ディズニーダンサーを戦略的に目指す方法」について考えてみました。
どうもありがとうございました。