アメリカ留学:いい先生を探す旅(聴覚障害の先生と第2言語の自分)
jazz

留学中の目的は?
外国でいい先生に出会った?
いい先生とは?

アメリカに留学した時、僕の学部は新入生 100人ほどのうち留学生は 2人しかいませんでした。

日本人は僕だけで、もうひとりの留学生はオーストラリアから。

当初、英語にかなり苦労しました。今回はそんな僕に手を差し伸べてくれた先生の話です。

この記事を書いているのは……

アメリカのダンス学部に行くため TOEFL 80点を取得。帰国後は大学生向けの英語学校で TOIEC や留学向けの指導。TOEIC 905点。

kazu

英語に苦しんでいたとき「第2言語」であることを理解してもらい、かなり救われた話です。

※ 3分ほどで読み終わります。

恩師との出会い

僕はジャズダンスを専攻していたのですが、ダンスレッスンの先生が担任の先生も兼ねていました。

先生の名前は Jason です。

初めて会ったとき、少し話し方に特徴があるな、と思っていました。

出会いの話はこちらからどうぞ。

年齢を絶対聞かないアメリカ人:日本との違い(見た目で勘違いした話)

最初のレッスンは、全員の自己紹介から始まりました。

kazu

余談ですが、こういうときのために 1分ほどの自己紹介は必ず用意したほうがいいです。ちなみに僕は、30秒、1分、3分の自己紹介を用意していました。あとは友達用に短めの自己紹介を用意していました。

最初のレッスンで自分のことを話してくれました。

真相

実は Jason は聴覚に障害があり、補聴器をつけています。

少し話し方に癖があったのは、聴覚障害があったからだとその時わかりました。

発音は少しわかりづらい部分もありました。

ですが、すごく丁寧に話してくれるので、むしろ僕にとってはとても聞き取りやすかったです。

電話で話すのが嫌いな Jason

Jason は「電話で話すのが嫌いだ」とそのとき語っていました。

補聴器をつけることでかなり音が聞こえるとはいえ、どうしても苦手ということでした。

この時、クラスで1番共感していたのは、たぶん僕だと思います。

英語を話すまで全く意識していなかったことがあります。

日本語、英語問わず、人の話を聞く時、音だけでなく口の形、顔の表情を見て内容を理解していたということです。

しかし、電話となると音だけで理解しなくてはいけません。

これがすごく難しくて、サラーっと話されると本当に何を言っているかわからない……。

留学中、電話で話さないといけないことがけっこうありましたが、今でも苦手です。

第二言語への理解

言葉に対するコンプレックスがずっとあったと語ってくれた Jason。

「聴覚障害があることで話し方、発音に癖があるのが嫌だった……。」

そのため、限られた人としか話していなかった時期もあったそうです。

僕も英語が第二言語ということで会話のペースについていけないときもあり、一気に自信を失くしていました。

そんな時救ってくれたのが Jason です。僕の苦しみを理解してくれました。

留学生は僕だけだったので「いつでも話し相手になるよ」と言ってくれました。

Jason はストイックでした。生徒にもけっこう厳しかったのですが、僕は要所要所で相談に行ったり、人生の相談にも乗ってもらいました。

僕はアメリカに行った目標として「いい先生を見つける」というものがありました。

kazu

ダンスのスキルはもちろん、人として本当に尊敬できる先生でした。

日本ではあまり恵まれなかった

僕は小学校から大学まで公立の学校に行っていました。思い返してもいい先生とは縁遠い人生でした。

というのも、公立の教育だとできない生徒を育てるということに重きが置かれています。僕はほっといてもある程度できる生徒だったので、思い出深い先生はいません。これは僕自身ぜんぜん先生になついていなかったので、僕にも落ち度はあります。唯一お世話になったのは大学の教授です。それ以外は、記憶の彼方。

ただ学校外ではいろんな出会いがあり、ダンスの先生やピアノの先生にはとても感謝しています。

たぶん Jason は日本にいたら絶対に出会えなかった人です。

留学に行って良かったことは、現地で生活することで深い部分までいろんな人と交流を持てたことです。

僕は日本にいた頃は、ダンスの先生に対してかなり距離感を持っていました。尊敬する存在で軽々しく話しかけてはいけない、とさえ思っていました。

ですが、アメリカに行き先生との距離のとり方が大きく変わりました。

今では先生でも演出家でも振付師でもフレンドリーに話せるようになりました。

フレンドリーに話せることで、いろいろアドバイスをもらうことができます。このアドバイスはダンススキル向上にとって貴重です。

英語のレベルチェック

「話す英語」のための学習時間の目安は【 200時間 】です。うち 3ヶ月ほどガッツリ勉強できるとその後の勉強時間が短縮されます。

効果的な学習量

インプット:70%(リーディング・リスニング:英文法は先に終わらせ、単語は同時進行)
アウトプット:30%(スピーキング・ライティング)

効率的な学習のために定期的なレベルチェックはとても大切です。

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会話重視、科学的な学習方法で、総合的な勉強ができます。

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kazu

今回は「アメリカ人の良き理解者」についてでした。
どうもありがとうございました。

「話すための英語」に関する勉強法はこちらにまとめています。