.jpg)
ヨガの基本姿勢とは?
姿勢チェックの方法は?
正しい姿勢をつくる方法は?
ヨガ未経験者に教える際、一番大事にするのが「基本の姿勢づくり」です。
基本姿勢を覚えると、その後の成長スピードがアップします。
それだけでなく、ケガ予防になります。
特に初心者が注意したい腰痛。基本姿勢を覚えると腰痛予防になります。
元劇団四季、テーマパークダンサー。ヨガ歴 20年以上でRYT200取得済。
今回は「姿勢の基本:タダアーサナ」についてです。
※ 3分ほどで読み終わります。
ヨガの姿勢の確認
ヨガの姿勢の確認の前に、まずは自分の姿勢のチェックです。
その後 3ステップで基本姿勢をつくっていきます。
ステップ 1:骨盤の調整
ステップ 2:胸椎(きょうつい)の調整
ステップ 3:360°呼吸
今回は、ステップ 1:骨盤の調整の解説です。
ヨガだけでなく、あらゆるスポーツに適応できます。
姿勢チェック:タダ・アーサナ(山のポーズ)
チェックに使うヨガのポーズは、タダ・アーサナ(山のポーズ)です。
足をそろえ、手を体側に下ろし直立します。
Tada :山
asna:ポーズ
英語「 mountain pose 」:マウンテンポーズ
ここからチェックしていきます。
1:自分の考える 1番姿勢のイイ状態で立つ
2:骨盤を動かさずにオシリの穴をキュッと締める
このときオシリの穴に力が入らなかった場合、オシリがプリっとしすぎている骨盤前傾状態になっています。
混乱しやすいのですが、骨盤を前後に動かしてオシリをプリッとさせる方が骨盤前傾です。
ここから姿勢を調整していきます。
骨盤を調整する
姿勢の確認ができたら、正しい位置に調整していきます。
1:骨盤を前傾させる(おしりをプリっと反る)
2:徐々に骨盤を後傾させていく
3:オシリの穴に力が最大限キュッと入る位置まで後傾(行き過ぎた場合はギュッとできる位置まで前傾し、いい位置を探る)
仙骨はこちらです。
「仙骨を立てる(仙骨を垂直)」とも表現されます。
おしりの穴に力が入ると、体幹部の中心にある身体のコアに力が入ります。
ただ、ずっと力を入れ続けると疲れてしまい姿勢をキープできないので、楽におなかを引き締めている状態が理想です。
キーワードは「
丹田(たんでん) を引き締める
腹部のコアを「丹田」と呼びます。
へそから指4本(手の人差し指~小指)2.5〜5cmほど下の骨盤の中心
腰の前側に手を触れることができる骨の突起があります。ここが丹田の位置の目安です。
位置は個人差があるため、丹田を点として意識するのではなく、下腹部周辺として意識した方がわかりやすいです。
仙骨を立てると自然に丹田が引き締まります。
1:骨盤の位置を調整
2:丹田に力を入れる
2:丹田の力を抜き、引き締める意識に変える
最初は難しいので力を入れたままでOKですが、最終的には力をギュッとするのではなく、引き締める程度の力で姿勢を保つようにします。
この状態を「
上虚下実:上半身はリラックス、下半身はどっしり
身体の重心が丹田(コア)にあると上半身の自由度が増していきます。
以上、姿勢の中から骨盤の正しい位置についてでした。
豆知識:日本人と外国人の違い
運動学に関しては、欧米が先に進んでいるので、欧米人に合わせた知識が入ってきます。
ですが、日本人の骨格に合わない知識もあります。
欧米人の骨格
欧米人は日本人より「 S字カーブ」の度合いが強いです。これは人種による骨格の違いです。
おしりがプリッとするのはこの湾曲の強さにあります。しかも湾曲が強いにも関わらず、おなかの力が抜けることはありません。
よく言われるのは、かつて欧米人は狩猟中心だったからでは、という説です。
一方、日本人は農耕民族で、床に座る生活中心だったため、背骨が「 Cカーブ」になりやすい傾向があります。
もちろん若い世代の日本人は欧米人の骨格に近くなっているので個人差があります。
さらに詳しくはこちらで紹介しています。
ヨガを楽しむ
最後にヨガ初心者にオススメの本です。
1,600円ほど。
さらに専門的でオススメの本がこちらです。
3,500円ほどで、この1冊あれば大満足という内容です。
オンラインレッスン
実際に動きたい場合は、オンラインのレッスンから始めるのがオススメです。
筋トレ・ストレッチ・ヨガ・ピラティスを月3,300円ほどでほぼ受け放題できる「SOELU」。
ヨガに特化した業界大手の「LAVA」は月2,000円ほどでほぼ受け放題です。
慣れてきたら実際のレッスンにも足を運んでみてください。
健康を目指す筋トレ・体幹トレ
軽い身体、柔軟性、芯のある機能的な筋肉をつくるために、自体重トレーニング・体幹トレーニングもオススメです。
ケガしづらく、自分の身体に合った筋肉がついていきます。
2,200円ほど。
1日10分、6種類の種目、10ステップ、3レベルに分かれている自体重トレーニングの囚人トレーニング。トレーニング内容を全部紹介しています。

今回は「姿勢の基本:タダアーサナ」についてでした。
どうもありがとうございました。
ヨガの情報はこちらにまとめているので、ぜひご覧ください。
ヨガをもう少し深めたい人に向けた記事です。宗教性が苦手な人にもライトな観点からヨガを見つめます。