ヨガのレッスン前の注意点はある?
レッスン後の注意点は?
男性特有のポイントもある?
ヨガのレッスン前後、キョロキョロしている人がときどきいます。その不安な気持ち、わかります。
ヨガのレッスンに特別なマナーはないですが、知っておいた方が良いマナーもあります。
元劇団四季、テーマパークダンサー。ニューヨーク留学中にヨガにハマる。ヨガ歴15年以上でRYT200に挑戦中です
今回は「ヨガのレッスン前後のマナー」です。
※3分ほどで読み終わります。
レッスン前の注意点
ヨガのレッスンは女性が多いので、恐縮してしまう男性も多いと思います。女性で「男性に見られたくない」という人もいるようですが、これはその女性自身の問題です。男性はマナーを守っていれば問題ありません。
とはいえ男性は、汗やニオイに注意すると「マナー◎」になると思います。
もし女性ばかりで居心地が悪い場合、「パワー系のヨガ」や「平日夜のクラス」は比較的男性参加者も増えるので時間帯を工夫してみるのも1つの方法です。
ということで、ここからは知っておくと役に立つ情報です。
・直前に食事をしない
・ニオイに注意
・はだし
・騒がない(スマホはOFF)
・マットの準備
・位置取り
食後は避ける
「レッスンの2時間前までに食事は済ませましょう」とアドバイスを受けることが多いです。
食後すぐにスポーツは止めたほうが良い、という考えと同じです。この理由は、食後30~60分は消化にエネルギーを使っているためです。消化している間は身体が消化活動に集中しています。消化不良を起こしたり、集中力が切れやすくなったりするので運動には向きません。
ヨガでは内臓が特によく動くので、気持ち悪くなりやすいです。そのため、食後1時間ではなく2時間ほどあけた空腹状態が理想とされています。
ニオイ
男性はニオイに注意です。汗臭い場合、清潔にしてからレッスンに参加します。それだけでなく、香水や香りの強い制汗剤は使わないようにします。ニオイの感覚は人によってまったく違うので注意が必要です。
ニオイに関してはいつもより気にしたほうがいいと思います。ヨガは鼻で深い呼吸をするので、ニオイに敏感になっている人が多いためです。
はだし
ヨガのレッスンは「はだし」が基本です。
足の裏の感覚を鋭くするために「はだし」が推奨されています。また、靴下でヨガマットに乗るとすごく滑りやすいです。とはいえ強制ではありません。はだしに抵抗がある場合は一言先生に伝え、靴下で行いましょう。その場合は、滑り止め加工の靴下がオススメです。
ジムやダンススタジオのヨガレッスンは室内用シューズで入室してOKですが、ヨガ専門スタジオでは室内用シューズだとしても脱ぐのがマナーです。
声を落とす(スマホはサイレントに)
スタジオに入ったら声のボリュームは落としましょう。クラス前に瞑想を行っている人、静かにストレッチをしている人もいます。周りへの配慮が必要です。
ジムのクラスだと騒いでいる人も多いです。ですが本当はNGです。
また、スマホは持ち込まないのがベストです。持ち込む場合、サイレントにするか電源オフにしましょう。レッスン中に音が出てしまうのはかなりのマナー違反です。

中級レッスンでの話…。「スマホの音は鳴らないように」と注意していた先生。しかし、参加者のスマホから音楽が…。そして先生がレッスンから追い出してしまいました。アメリカでの話です。
レッスンから追い出されることはないと思いますが、かなり気まずい思いをすることになるので注意です。
マットは清潔?
基本的にマットはアルコールで事前に拭いてありますが、気になる場合は自分でも拭きましょう。ほとんどのスタジオにはマットを拭くための道具(アルコールスプレー、ペーパータオルなど)が用意されています。
水やタオル、靴下などはマットの後方外側に置きましょう。大きく動いたときにぶつからない位置であればOKです。
マットは自分でピックアップしてセッティングする場合が多いです。専門的なヨガクラスではヨガブロック、ヨガバンドを使うこともあります。クラスが始まる前に先生が指示してくれるので、それに従いましょう。
位置取り
初心者のうちは真ん中あたりがオススメです。
あまり目立ちたくないという理由でスタジオの端や後ろに位置してしまう気持ちもわかります。ですが、逆に訳がわからなくなることが多いです。レッスン中、つねに前を向いているわけではありません。とくに初心者のうちはポーズかわからなくなってしまうこともあります。後ろ向きになったり、頭が下がっているときは前後左右の感覚がくるってしまい、ひとりだけ逆向きになっていて「ちょっと恥ずかしい…」みたいなことも起こります。
そのため真ん中あたりがオススメです。この位置であれば、わからなくなったときに少し顔を上げるだけで横の人が見えたり、後ろ向きのポーズでも後ろの人が見えます。もしあまり中心に行きたくない場合、一番端ではなくせめて一人内側にいるくらいがイイと思います。
また鏡にかぶらないような配慮も必要です。自分の姿が鏡に映るようにしつつ、後ろの人も見えるようにズレてあげましょう。そして隣の人と適当な距離をとりましょう。手足を広げたときにぶつからない位置にします。
レッスン後の注意点
・ストレッチ
・汗の処理
レッスン後はかなり落ち着いた雰囲気になっています。少し休む人、ストレッチをする人、退出する人とさまざまです。先生も一度退出して、生徒とコミュニケーションを取ることが多いです。これはスタジオ内でうるさくしない、という配慮です。
ストレッチ
レッスン後はストレッチがオススメです。身体が温まっているのでストレッチのゴールデンタイムです。静的ストレッチでじっくり伸ばしていきましょう。
身体をじっくり伸ばすストレッチで、可動域を広めることを目的とする。身体をクールダウンしたり、リラックスさせる効果もある。
1部位は最大で30秒です。15秒間じっくりと伸ばしていき、自分の限界まで伸ばします。そして、15秒間そのままキープします。身体が温まっているときにおこなうと伸びやすいです。
汗は拭きましょう
ヨガマットを拭くのはもちろん、自分のまわりの床も拭くのがマナーです。ヨガのレッスンに汗はつきものです。マットの外に汗が飛んでしまうこともあります。次の人がすぐに使える状態にして気持ちよく出ていきましょう。
モップが用意されている場合も多いので、一気に拭いてしまうのもOKです。そのときは一緒にまわりもバーっと拭いても問題ありません。
ヨガを深める
最後にヨガのポーズだけでなく哲学や食事など幅広い内容がつまっている本を紹介します。
3,500円ほどで、この1冊あれば大満足という内容です。
機能的な身体を目指す筋トレ・体幹トレ
軽い身体、柔軟性、芯のある機能的な筋肉をつくる基本は、自体重トレーニング・体幹トレーニングです。ケガしづらく、自分の身体に合った筋肉がついていきます。
身体づくりの知識をつけ、効率的かつ自分独自のメニューを作っていきましょう。
1日10分、6種類の種目、10ステップ、3レベルに分かれている自体重トレーニングの囚人トレーニング。トレーニング内容を全部紹介しています。
1,500円ほど。
オンラインレッスン
独自のメニュー(ルーティーン)を持つためにプロに頼ることは、時短かつ効率的です。オンラインレッスンはコスパがよく、先生が一流で、内容も充実しています。
筋トレ・ストレッチ・ヨガ・ピラティスを月3,300円ほどでほぼ受け放題できる「SOELU」。
ヨガに特化した業界大手の「LAVA」は月2,000円ほどでほぼ受け放題です。
ヨガ講師の資格であるRYT200はオンラインでも取得できます。通常50万ほどかかりますが、オンラインだと12万ほどです。
ヨガの情報はこちらでまとめているので、ぜひご覧ください。
ヨガをもう少し深めたい人に向けた記事です。宗教性が苦手な人にもライトな観点からヨガを見つめます。

今回は「ヨガのレッスン前後のマナー」についてでした。
どうもありがとうございました。
トレーニング情報もぜひご覧ください。
ダンス上達のための身体の使い方、トレーニングの方法、体幹トレーニングについてまとめています。ピラティスやヨガもご紹介します。