
ヨガって宗教っぽくない?
ヨガは科学的?
ヨガとどう向き合う?
僕が通っているヨガスクールでは「ヨガは宗教ではない」とキッパリ言っています。
ですが、ヨガ哲学を知れば知るほどそうは思えない…。
元劇団四季、テーマパークダンサー。ニューヨーク留学中にヨガにハマる。ヨガ歴15年以上でRYT200取得済です
今回は「ヨガを宗教に感じてしまう理由」について考えています。。
※3分ほどで読み終わります。
ヨガは自己啓発本に近い?

人生に迷ったとき、どうしていますか?
家族や友人に相談したり、本を読んだり、映画を見たり、気分転換に旅行に行ったり、自己啓発セミナーに参加したり…、いろいろ方法があります。
ただどこに行っても結局答えは見つからない。
そこでふと気づきます。「自分で解決するしかない」。
ヨガ哲学という人生の指針
僕は15年以上ヨガをやっていて、ヨガにハマる人には傾向があるんじゃないかと思っています。
それは、迷っている人です。ヨガはエクササイズが中心になりますが、それ以上に自分に集中する時間が得られます。多くのレッスンで、スマホはレッスンスタジオの中に入れないようアドバイスされます。スマホから解放され、ゆったりと運動をします。すると思考に余裕が生まれ、自分を振り返る時間ができます。
こうした部分に心地よさを感じる人がどっぷりハマる、と感じています。
ヨガ哲学と現代科学
とはいえ、僕はヨガに違和感を持っていました。
ヨガは「五大元素」や「パンチャコーシャ」といった宇宙や自然に対する考え方があります。こうした考え方は現代の教育を受けてきた僕からすると「科学的ではないな」と感じることが多いです。
そんなとき「ヨガは宗教ではない」とハッキリ言っているスクールがありました。この部分に共感したので、現在ヨガの資格であるRYT200に挑戦しています。スクールではヨガ哲学も学んでいますが、「ヨガは宗教ではなく、科学である」という言葉を聞きました。
ただこの言葉にも違和感がありました。
当時の最新科学?
ヨガの哲学が固まってきたのは4~5世紀頃のことです。「謎に満ちた世界を解明する」という研究が盛んになり、どんどん発展していきます。研究された当時は最新の科学だったと思います。
ただし、科学の重要な点は、アップデートされていくことだと思っています。たとえ間違っていたとしてもそれを認め、修正し、前進していく。
ヨガの歴史は長いため、ヨガ哲学はいろいろ変化し派生しています。流派によって世界観の捉え方が違うこともあります。人間を5つの層で出来ていると考えたり、宇宙は五大元素(空・水・火・風・土)で構成されてると考えることもあります。僕がヨガに疑問を持つのはこの部分だと思います。
やっぱり宇宙は五大元素では構成されていないし、身体の中に気が流れているとも思えません。気の流れがあるのであれば、ドラゴンボールのように「かめはめ波」が打てる楽しい世界があるかもしれません。
ヨガの考えはアップデートされていないので、僕は知識として知っているだけに留めることも多いです。

現代科学で説明がつかないので、ヨガ哲学を語られるほど宗教っぽく感じてしまうんだと思います。
ヨガは自己啓発本?
ヨガ哲学を知れば知るほど「自己啓発本に近いな」と思う部分があります。
人に嘘をつかない、自己規律を守る、といった当たり前のことが書いてあります。ですが、この当たり前のことをするのが本当に難しい。
自己啓発本は同じことが書いてある?
「自己啓発本は1冊持っていればイイ」
こういう言葉を聞いたことはあるでしょうか。よくよく読むと自己啓発本は、どの本も同じようなことが書いてあります。僕も何冊も読みました。そしてふと気づくのです。
とくに完成度の低い本ほど「当たり前のことが書いてある…」ということに気づきはじめました。巧みな文章もよくよく読むと当たり前のことが書いてあります。ただし自己啓発本は満足度が高いです。読みやすいので1日で読むことができます。本を読めたという達成感は気持ちのイイものでした。
ヨガと自己啓発本の大きな違い
僕は自己啓発本では読むことに満足してしまって、実践することはなかなかありませんでした。
しかし、ヨガはレッスンで実践する時間があります。ヨガスタジオだけでなく、ダンススタジオやジムでもレッスンが気軽にウケられるようになりました。実践の場があることが本と大きく違います。
ヨガ哲学に関しては受け入れられる考え、受け入れられない考えがあると思います。ヨガでは自分自身を苦しめるほど厳しくおこなう必要はないとされています。
僕は科学的に納得がいくことだけヨガ哲学を取り入れていければ、と考えています。
ヨガを深める
最後にヨガのポーズだけでなく哲学や食事など幅広い内容がつまっている本を紹介します。
3,500円ほどで、この1冊あれば大満足という内容です。
機能的な身体を目指す筋トレ・体幹トレ
軽い身体、柔軟性、芯のある機能的な筋肉をつくる基本は、自体重トレーニング・体幹トレーニングです。ケガしづらく、自分の身体に合った筋肉がついていきます。
身体づくりの知識をつけ、効率的かつ自分独自のメニューを作っていきましょう。
1日10分、6種類の種目、10ステップ、3レベルに分かれている自体重トレーニングの囚人トレーニング。トレーニング内容を全部紹介しています。
1,500円ほど。
オンラインレッスン
独自のメニュー(ルーティーン)を持つためにプロに頼ることは、時短かつ効率的です。オンラインレッスンはコスパがよく、先生が一流で、内容も充実しています。
筋トレ・ストレッチ・ヨガ・ピラティスを月3,300円ほどでほぼ受け放題できる「SOELU」。
ヨガに特化した業界大手の「LAVA」は月2,000円ほどでほぼ受け放題です。
ヨガ講師の資格であるRYT200はオンラインでも取得できます。通常50万ほどかかりますが、オンラインだと12万ほどです。
ヨガの情報はこちらでまとめているので、ぜひご覧ください。
ヨガをもう少し深めたい人に向けた記事です。宗教性が苦手な人にもライトな観点からヨガを見つめます。

今回は「ヨガ哲学と科学の関係」についてでした。
どうもありがとうございました。
トレーニング情報もぜひご覧ください。
ダンス上達のための身体の使い方、トレーニングの方法、体幹トレーニングについてまとめています。ピラティスやヨガもご紹介します。