白鳥の湖から蘇った名作|バランシン振付『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』徹底解説
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この記事からわかる3つのこと
・失われた楽譜がどのように発見されたのか、そのドラマ
・バランシン版『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』の構成と演出の魅力
・今も世界で踊り継がれる理由と、名ダンサーたちの名演映像

『白鳥の湖』に隠された、もうひとつの名曲。長いあいだ忘れられていたチャイコフスキーの一曲が、20世紀、バランシンの手によって甦りました。それが『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』です。

流れるような旋律と、息を呑むほどのスピード感。8分という短い作品に、バレエの魅力が凝縮されています。物語のない純粋な踊りとして、世界中のバレエ団のガラ公演で愛される定番の名作です。

今回は、『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』をテーマに、音楽・振付・上演史を徹底的に掘り下げていきます。

記事を書いているのは……

元劇団四季、テーマパークダンサー。舞台、特にバレエを観に行くのが大好きで、年間100公演観に行った記録があります。

※ 3分ほどで読み終わります。

失われた楽譜の発見秘話

『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ(Tchaikovsky Pas de Deux)』は、もともとバレエ『白鳥の湖』の第3幕で使われる予定だった音楽に振付けられた作品です。

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky, 1840–1893)

チャイコフスキーは、ロシアを代表する作曲家であり、ロマン派音楽の巨匠として世界中にその名を知られています。ロシアのヴォトキンスクに生まれ、幼少期から音楽に深い感受性を示しましたが、最初は法学を学び、官僚として働いていました。その後、サンクトペテルブルク音楽院の第1期生として正式に音楽を学び、卒業後はモスクワ音楽院の教授として教育にも携わります。

西欧のクラシックの形式美にロシア的な感情表現を融合させた独自のスタイルが特徴です。流麗な旋律と色彩豊かな管弦楽法、そして心の奥底に触れるような抒情性(じょじょうせい:感情の動きや心の奥の情緒を繊細に表す性質)は、多くの人々に愛され続けています。代表作には『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』という三大バレエのほか、交響曲第6番『悲愴』、ピアノ協奏曲第1番、オペラ『エフゲニー・オネーギン』などがあります。

とくにバレエ音楽では、それまで「舞踏のための伴奏」とみなされていたバレエ音楽を、「音楽そのものが主役になり得る芸術」へと昇華させた功績が大きいと評価されています。チャイコフスキーの音楽には、物語性・情緒・構成美すべてが一体となって結びついており、バレエの舞台を総合芸術へと押し上げました。

『白鳥の湖』

1877年の『白鳥の湖』初演当時、主役オデット/オディール役を踊ったアンナ・ソベシチャンスカヤが「第3幕で自分が踊るパ・ド・ドゥを入れてほしい」と要望し、サンクトペテルブルクに出向き、マリウス・プティパに新しいパ・ド・ドゥの振付を依頼しました。プティパは当時人気の作曲家レオン・ミンクスの音楽を用いて振付けを行い、ソベシチャンスカヤの要望に応えます。

レオン・ミンクス

彼は19世紀後半のロシア帝室劇場で活躍したウィーン出身の作曲家で、マリウス・プティパと数多くのバレエ作品を共同で制作しました。

代表作には以下があります:
1869年:『ドン・キホーテ(Don Quixote)』
1877年:『ラ・バヤデール(La Bayadère)』
1846年/再構成1871年:『パキータ(Paquita )』

振付に合わせた作曲

これを知った作曲者チャイコフスキーは、自身のバレエ作品に他の作曲家の曲が挿入されることに強く難色を示し、急遽ミンクスの曲の構成に合わせた代替のパ・ド・ドゥ音楽を作曲しました。すでにミンクスの楽曲に合わせ振付が完成していたため、この振付を直さずに済むよう、チャイコフスキーはミンクス版の楽曲に音符単位でスコアを合わせて作曲しています。こうして幻のパ・ド・ドゥの音楽が誕生し、ソベシチャンスカヤ本人も満足したと言われています。

しかし、この追加曲は初演当時の総譜(オーケストラなどのすべてのパートを1冊にまとめた楽譜)には含まれず、その後の上演で次第に忘れ去られてしまいます。事実、1895年にプティパとレフ・イワノフが『白鳥の湖』を改訂上演した際にはこの曲の存在が伝わっておらず、第3幕のグラン・パ・ド・ドゥ(黒鳥のパ・ド・ドゥ)には代わりに第1幕の音楽の一部など別の曲が流用されました。現在よく知られる「黒鳥のパ・ド・ドゥ」の音楽はこの時に差し替えられたものです。

出来事
1877年 『白鳥の湖』初演。主演アンナ・ソベシチャンスカヤが第3幕に自身のパ・ド・ドゥを追加するよう要望。プティパがレオン・ミンクス作曲の音楽で振付。
1877年(同年) チャイコフスキーが他作曲家の曲使用に反対し、ミンクス版と同構成で新たなパ・ド・ドゥ音楽を作曲。幻のパ・ド・ドゥ誕生。
1895年 プティパとイワノフが『白鳥の湖』を改訂上演。この曲の存在が伝わらず、第3幕では別の曲(第1幕など)を流用。現在の「黒鳥のパ・ド・ドゥ」成立。
1953年 モスクワのボリショイ劇場アーカイブからチャイコフスキー作曲の失われた総譜が発見される。
1960年3月29日 ニューヨーク・シティ・バレエ団(NYCB)のジョージ・バランシンが新たに振付。ヴィオレット・ヴェルディ&コンラッド・ルドローが初演。
以降〜現在 世界中のバレエ団でレパートリー化。バランシン版『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』として定着。

それから70年以上、このチャイコフスキー作曲のパ・ド・ドゥの楽譜は行方不明となっていました。ところが1953年、ロシア・モスクワのボリショイ劇場のアーカイブから失われていた楽譜が発見され、クラシック音楽界・バレエ界で大きな話題となりました。

この歴史的発見を耳にしたニューヨーク・シティ・バレエ団(NYCB)のジョージ・バランシンは、ただちに楽曲使用の許可を得て、新たな振付を創作します。こうして1960年3月29日、NYCBにてヴィオレット・ヴェルディとコンラッド・ルドローというプリンシパルダンサーのペアによって『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』が初演されました。。以来、この作品はバランシン振付の名作として評価され、世界中のバレエ団がレパートリーに加えられています。

発表当初は忘れられた一曲にすぎなかった作品が、楽譜の再発見と振付家の閃きによって蘇り、今やバレエ史に刻まれる名作となったのです。

なぜプティパは覚えていなかったのか

ここで一つの謎があります。なぜプティパは覚えていなかったのか、という疑問です。

1877年(モスクワ・ボリショイ):
ソベシチャンスカヤのためにプティパがミンクス音楽でパ・ド・ドゥを作成します。その後、チャイコフスキーが同じ構成で差し替え曲を作曲(振付を変えずに踊れるように)。この差し替えは、4/26のソベシチャンスカヤの出演回(世界初演とは別回)で行われた出来事です。

プティパはそれを見たのか?

プティパはサンクトペテルブルクの帝室劇場の首席バレエマスターでした。差し替えが行われたのはモスクワ公演で、資料によると「プティパがその上演を観劇した」とまで特定されていません。重要なのは、チャイコフスキー差し替え曲が「後補作(こうほさく:追加・修正・補足として作られた作品)」だったため出版された総譜に入らなかったこと。そのため、標準資料として流通しなかった点です。

NYCB版(バランシン振付)の特徴と演出

この『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』は、ジョージ・バランシンが1960年にニューヨーク・シティ・バレエ団(NYCB)のために創作した振付作品です。バランシンは発見された楽譜を「魅力的だ」と感じ、当時NYCBプリンシパルだったヴィオレット・ヴェルディとコンラッド・ルドローのペアに振付けを行いました。振付は古典的なグラン・パ・ド・ドゥの形式ですが、バレエの登場人物や物語性は一切なく、純粋にテクニックと音楽を楽しませる構成になっています。

衣装はシンプルです。基本デザインはカリンスカ(Barbara Karinska)で、現在もそのデザインが踏襲されています。他のバレエ団でもカリンスカを参考にした軽やかなスタイルが主流ですが、独自のデザインに差し替える例もあります。女性ダンサーは淡いピンクの軽いシフォン系のスカート、男性ダンサーはライトグレーの清潔な線を出すタイプの衣装です。舞台装置も最小限で音楽とダンスそのものが際立つ演出となっています。

バランシンは「まずバレエは楽しむもの」と語ったように、この作品にもクラシックバレエの持つ喜びや美しさがストレートに表現されています。初演以来「8分間のテクニックの饗宴」とも評され、NYCBを代表する名物パ・ド・ドゥの一つとなりました。

ニューヨーク・シティ・バレエ団より、タイラー・ペックとホワキン・デ・ルース。

NYCB版の特徴は、テンポの速さです。バランシンはテンポ設定にこだわりがあり、リハーサルでもメトロノームを使用したという逸話が残るほどでした。実際NYCBでは非常に切れの良いスピードでこの作品が踊られることが多く、全体が約8分程度の「超高速パ・ド・ドゥ」として上演されるのに対し、ヨーロッパのバレエ団ではもう少しゆったりめに9分ほどかけて演じられることもあります。

チャイコフスキー没後100年記念ガラコンサート(1993年)より、ダーシー・バッセル、ゾルタン・ソイモジーです。こちらも素晴らしいパフォーマンスです。

演奏解釈やダンサーのアプローチによって上演時間に差が出るのは、本作が持つ柔軟性の証拠です。バランシン版の中でもNYCBの現役ダンサーたちは特にスピード感あふれる踊りを見せることで知られています。近年ではダンサーの技術向上も相まって、フェッテやジャンプの連続など圧倒的な技巧がより洗練されています。

バランシン作品の上演管理について

ジョージ・バランシンの作品は、すべてバランシン財団(The George Balanchine Trust)によって厳格に管理されています。各バレエ団が上演する際は、財団から正式なライセンス許可を得る必要があり、その際に財団公認の指導者(レペティター/repetiteur)が原則的に派遣されます。

このレペティターは、リハーサル段階から参加し、振付の正確さやスタイル、テンポ、表現の細部まで監修します。バランシンの意図した「スピード感」や「音楽との調和」を守るための制度で、世界中のバレエ団が同じ基準で上演できるようにする仕組みです。財団は衣装デザインや舞台照明などの資料も管理していて、バランシン作品を上演するすべてのバレエ団は、その監督下で作品を再現することが求められます。『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』を上演する際も、必ずバランシン財団の承認と専門指導を経て舞台化されています。

テンポの違いは各バレエ団に現れているのですが、財団からの承認を得ています。例えば英国ロイヤル・バレエ団が上演する際にはNYCBに比べて音楽をゆっくりめに演奏し優雅さを強調する、といった解釈の違いも指摘されています。バランシン自身はオリジナルのテンポを重視しましたが、作品が世界各地に広がる中で、その劇的効果を損なわない範囲で各団のカラーに合わせた上演が行われているのも興味深い点です。

振付の変化

振付そのものはバランシンのオリジナルに基づいていますが、演出面では時代とともに変化した部分もあります。特に有名なのはフィッシュ・ダイブ(魚の跳躍)のポーズです。初演時、ヴェルディは床すれすれの低い位置まで自らの体を投げ出す大胆なフィッシュ・ダイブを行い、音楽の最後の一拍で顔をくるっと上げてパートナーを見上げるという遊び心ある演技で観客を沸かせたと伝えられています。しかしこのような超低空のフィッシュ・ダイブは高度な技術と危険が伴うため、近年このポーズをそのまま再現するダンサーは少なく、代わりにもう少し高い位置で女性を抱えるポジションに変えたり、安全を優先したアレンジが加えられることが一般的です。またヴェルディのように床近くで顔を上げてコミカルな表情を作る演出も、現在では省略されることが多くなっています。

ただ、僕が実際にニューヨークで『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』を観劇した際、プリンシパルのアシュリー・ボーダーがあまりに勢いよくフィッシュ・ダイブをしていて度肝を抜かれました。下記動画は、アシュリー・ボーダー(NYCB)とセミョーン・チュージン(ボリショイ・バレエ団)です。

NYCB初演時の振付から細部の解釈が変化している点も、時代とともに作品が生き続けている証と言えます。普遍的な構成を持ちながら各時代・各地で進化し続ける懐の深い作品です。その時代のスターの個性によって若干のニュアンスの違いもぜひ探してみてください。

音楽と舞踊構成

チャイコフスキー・パ・ド・ドゥは、伝統的なグラン・パ・ド・ドゥ(古典バレエの男女によるパ・ド・ドゥ)の形式を踏襲した構成を持っています。以下のような順序で音楽と踊りが展開していきます。

序奏:Entrée

男女2人のダンサーが舞台に登場する短いイントロダクション。ゆったりとした優雅な序奏に合わせ、これから始まる踊りへの期待感を高めます。

アダージョ:Adagio

ゆったりとしたロマンティックなパート。バランスやリフトが多く、男女のパートナーシップが際立ちます。チャイコフスキーならではの抒情的な旋律が流れ、静と動のコントラストが鮮明に描かれます。

・男性ヴァリアシオン(男性ソロ):Variation – Male Solo

男性ダンサーによる華やかなテクニックの見せ場です。アレグロ・モデラートの快活なテンポが金管楽器から弦楽器へと受け渡される音楽に乗せて、大きな跳躍やトゥール・アン・レール(空中での二回転)などダイナミックな技を次々と披露します。音楽と動きが一体となった雄大なソロです。

・女性ヴァリアシオン(女性ソロ):Variation – Female Solo

女性ダンサーによる高速かつ華麗なソロです。ニ長調の軽快なアレグロの曲調で、弦楽器の短い主題に木管楽器が彩りを加えて展開していきます。細やかで切れのあるフットワークを駆使し、この華やかな旋律を体現するように軽やかに踊ります。テクニックと音楽性が要求される輝かしいヴァリアシオンです。

・コーダ:Coda – Finale

再び二人で踊る圧巻のエンディングです。男女が交互に登場し、男性・女性それぞれが短いソロを挟みながら舞台を駆け巡ります。音楽のテンポがどんどん速まり、盛り上がっていく中で高いリフト、連続回転、息を呑むジャンプなどが矢継ぎ早に繰り出されます。そして最後の数小節で登場するのが、象徴的な「フィッシュ・ダイブ」です。女性が前方に飛び込み、男性が抱きとめたまま高々とリフトを決めて幕となります。

このように構成自体は伝統的ですが、物語はなく各パートが純粋な踊りの魅力に集中しています。チャイコフスキーの紡ぐ音楽は豊かな旋律の美しさと色彩的な管弦楽法に彩られていて、バイオリンの高音で奏でられる伸びやかなフレーズやスリリングなテンポの変化がダンサーの動きを一層引き立てています。特にアダージョからコーダに至る緩急のメリハリは見事で、ロマンティックな情感から一気に華麗な技巧へと展開する音楽構成にはチャイコフスキーの天才性が表れています。

振付もその音楽に呼応するよう緻密に作られていて、一つ一つのステップが楽曲のエネルギーの高まりに合わせて配置されています。音と動きが完全にシンクロすることで生まれる高揚感は、本作の大きな魅力です。ダンサーにとっては高度な技術に加え音楽性も要求される難易度の高い作品ですが、それだけに音楽と一体化して踊れた時の快感は格別です。

有名ダンサーたちの映像作品(YouTubeより)

多くのトップダンサーによって舞台映像が残されています。ここではその中から代表的な映像作品をいくつかピックアップしています。各ペアがそれぞれに個性ある名演を披露しており、見比べてみるとさらに魅力が広がります。

英国ロイヤル・バレエ団より、マリアネラ・ヌニェスとリース・クラークです。

時代を一気にさかのぼり、パトリシア・マクブライド(NYCB)と伝説的ダンサーのミハイル・バリシニコフ、1978年の映像です。

パリ・オペラ座バレエ団より、オーレリー・デュポンとエルベ・モローです。

ボリショイ・バレエ団より、エフゲーニヤ・オブラスツォーワとアンドレイ・メルクーリエフです。

マリインスキー・バレエ団より、アリーナ・ソーモワとウラジミール・シクリャローフです。

ヤーナ・サレンコ(ベルリン国立バレエ団)とスティーブン・マックレー(英国ロイヤル・バレエ団)です。

パリ・オペラ座バレエ団より、マチルド・フルステ(現サンフランシスコ・バレエ団)、ヤニック・ビッテンコートです。

今なお愛され続ける理由

初演から半世紀以上経た今でも、『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』が世界中で愛され続けている理由としてまず挙げられるのが、この作品が持つ普遍的な魅力です。約8分間というコンパクトな中にバレエの美しさのエッセンスが凝縮されています。華麗なテクニック、リリカルな音楽、美しいリフトやポーズの数々が次々と繰り広げられる様子は、息をつく暇もないほどスリリングで魅惑的です。

チャイコフスキーの紡ぐ甘美でドラマチックな音楽と、それに完璧にシンクロしたダンスの洪水は、初心者でも思わず引き込まれ、上級のファンも「ここぞ」という見せ場に胸が高鳴ります。実際NYCBもこの作品を「短く、美しく、そして愛されている」「ダンサーにも観客にもアドレナリンが湧き上がる」と紹介しています。観客にとって手に汗握るような興奮と爽快感を味わえる作品です。

一方、ダンサーにとっての魅力も見逃せません。『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』は高度なテクニックと芸術性を発揮できる絶好の機会であり、多くのトップダンサーがレパートリーに加えたいと願う演目です。男性は力強い跳躍と回転、女性は俊敏なステップとフェッテ、そして二人の絶妙なパートナーシップといったように、バレエダンサーとしての総合力が試されます。実際に世代を超えて多くのスターがこの作品に挑み、それぞれに伝説的な名演を生み出してきました。

また、この作品が現代まで生き続ける理由の一つに、上演のしやすさと汎用性が挙げられます。物語に縛られない独立したパ・ド・ドゥのため、ガラ公演やバレエコンサートの目玉プログラムとして世界中で重宝されています。大規模なバレエ団から小規模なカンパニー、さらにはバレエコンクールの自由演目などでも盛んに上演されていて、場所や規模を問わず観客を魅了しています。

また、チャイコフスキーという世界的に人気の高い作曲家の音楽であることも、大きな強みです。馴染みやすく美しい旋律は国や世代を超えて人々の心に響き、バレエファンのみならず初めて観る人々にも強い印象を残します。こうした普遍的な音楽の魅力と、バランシンの洗練された振付が相まって、『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』は時を経ても色褪せない輝きを放っています。今日まで愛される理由は、その永遠のように新鮮な魅力です。

以上、バレエ『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』の紹介でした。ありがとうございました。

バレエ作品に関してはこちらにまとめています。ぜひご覧ください。

バレエ鑑賞ガイド:劇場、チケット選び ~ 作品のあらすじ・解説