jazz

おジャ魔女どれみってどんな話?
大人が見てもおもしろいの?
子どもにもおススメ?

人気アニメ「おジャ魔女どれみ」は20代、30代の方とって馴染み深い作品かもしれません。子供のころ放送していましたが、チラっとしかみたことがありませんでした。

「おジャ魔女どれみ」の20周年記念映画「魔女見習いをさがして」が、11月13日(金)に公開されます。

映画の公開があるからかAmazonプライムビデオのオススメに「おジャ魔女どれみ」がなぜか登場。ちょっとのつもりが全4シーズン201話を観てしまいました…。特別版の作品も配信されているので、そっちもチェック済…。(現在は配信終了)

この作品は本当に見る価値のある作品だと思います。大人の男でもこんなに楽しめるので、女性はきっともっと楽しめ、小さいお子さんに見せると幅の広い考えが身につくように思います。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。年間100公演ほど舞台を観に行ったことのある劇場フリーク。社割で映画が1,000円で観られたときは毎週劇場へ行っていました。最近はネットで映画をたっぷり。

kazu

この記事は「おジャ魔女どれみ」のあらすじと男性にオススメする理由です。

※3分ほどで読み終わる記事です。

これほどの最終回はない!

おジャ魔女どれみは、地上波で1999年から4年間放送されました。

第1シリーズ「おジャ魔女どれみ」
第2シリーズ「おジャ魔女どれみ♯」
第3シリーズ「も〜っと! おジャ魔女どれみ」
第4シリーズ「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」

その後、特別版の「おジャ魔女どれみナ・イ・ショ」(全12話)がリリース。劇場版「映画:おジャ魔女どれみ♯」「映画:も〜っと! おジャ魔女どれみ、カエル石のひみつ」の2作品が公開されています。

そして2020年、「魔女見習いをさがして」が公開されることになりました。

第4シリーズの最終回があまりに素晴らしくて大号泣…。

でも!!

だからといって、最終回から見ちゃだめです。ずーっと見ていたからこそ、最終回に大号泣できるのです。

「おジャ魔女どれみ」のあらすじ

自称、世界一不幸な美少女、春風どれみ小学3年生。どれみは好きな先輩に告白するために、おまじないグッズを取り扱うお店に足を踏み入れる。そこは人間界に溶け込み商売をする魔女マジョリカが経営するお店。なんでも素直に口にしてしまうどれみは「マジョリカが魔女なんじゃないか」とつい本人に言ってしまう。

するとマジョリカがカエルに変身してしまう。「人間に正体を見破られるとカエルになってしまう」という呪いがかけられていたマジョリカ。唯一この呪いを解く方法は、正体を見破った人間が魔女になり、呪いを無効にすること。

どれみは昔から魔法使いになりたいと思っていたため、二つ返事で魔女になることを決める。魔女になるためにはまずは魔女見習いになり、魔法進級試験を受けなければいけない。そして、マジョリカのためにお店も手伝うようになる。

魔法が使えるようになったどれみは意気揚々。無鉄砲に魔法を使い、失敗も多い。そんなどれみをマジョリカが「おジャマ」な「魔女」という意味から「おジャ魔女」と命名する。

進級試験や、お店の手伝い、仲間が増え、人助けをするうちにどれみの資質がどんどん輝いていく。

【公式】おジャ魔女どれみ 第1話「私どれみ!魔女見習いになる!!」

日常の問題に切り込んでいく

第1シーズンから第4シーズンに進むに連れ内容はどんどん深くなっていきます。

お気楽な感じで第1シーズンは始まります。最初は1つのクラスの生徒たちの話が中心ですが、2シーズン目では子育て要素が加わり、3シーズン目に突入すると1学年(2つのクラス)の生徒たちの話に変わります。

1シーズン50話ほどあるので、メインキャラクターだけでなくクラスメイトたちにも1話ずつ振り分けられています。

学校生活、友達関係だけでなく、離婚や片親の苦労、両親との確執、ありとあらゆるテーマが語られます。そして、難しい問題も製作者側はしっかりと提示していきます。

とくに印象に残るのがいじめの回。ちょっとしたすれ違いや誤解から不登校になってしまうキャラクターが登場します。この子をどれみちゃんが全力でサポートするのですが、1話では解決せず、3話使います。第3シーズンの第20話、第38話、第45話と飛び飛びで決着を迎えます。この丁寧な描き方が本当に素晴らしいです。

そして第4シーズンになると、人生で大事なものはなにか、大人になるとはどういうことなのか…、まで踏み込んでいきます。

めがね

お子さんと一緒に見て感想を言い合えば、なかなか話しづらいイジメ問題まで踏み込んで話ができるんじゃないか、と思います。

伝説の細野守回

「サマー・ウォーズ」で有名な細野守監督。実は、細野さんは一時期アニメ業界から干され気味な時代があったそうで…。そして、復帰第1作となったのが「おジャ魔女どれみ」といわれています。

その中で細野さんはシーズン4の40話と49話の演出としてクレジットされています。

特に40話「どれみと魔女をやめた魔女」が恐ろしく文学的な作品になっていて、最初見た時にすごく違和感がありました。あまりに気になって調べたら細野さんの名前が演出にクレジットされていてビックリしました。

こんなセリフがあります。

魔女「ガラスってね。冷えて固まっているように見えて、本当はゆっくり動いているのよ。この海の水みたいにね。」
どれみ「えっ…。本当?」
魔女「ただし、何十年も…、何百年も…、何千年もかけて、少しずつゆっくりと…。あんまりゆっくりなんで、人間の目には止まっているようにしか見えないだけ。」
どれみ「知らなかったー…」
魔女「でも、何千年も生きる魔女はガラスが動いてるのを見ることが出来る。いずれ私も、それを見る。」

ガラスが固体ではない、ということを初めて知りました。ガラスを比喩的に使うこのセンス…。この話のように全体的に大人でも楽しめる内容になっています。

映画の公開記念でyoutubeでは12/31まで無料で動画が公開されていました。(今は公開終了しています。)

第4シーズンということもあり、さきほど紹介した第1話とは作画の感じや声優の方々の声の出し方もだいぶ変わります。ちなみに1000年生きる魔女の声は原田知世さんです。

キャスト

役名:声優

春風どれみ:千葉千恵巳
藤原はづき:秋谷智子
妹尾あいこ:松岡由貴
瀬川おんぷ:宍戸留美
飛鳥ももこ、矢田まさる:宮原永海
春風ぽっぷ:石毛佐和
マジョリカ:長澤菜教
ハナちゃん:大谷育江
小竹哲也:氷青
玉木麗香:永野愛
関先生:葛城七穂

圧倒的主人公のどれみ

主人公のどれみは、誰とでも友達になることができる、とてつもなく素直な心の持ち主です。周りの友達を巻き込み、気づいたらみんながとても楽しい時間を過ごしています。何が正しいかをしっかり判断できる恐ろしい能力を持ちます。

空気を変える主人公

学生時代、クラスには中心人物がいると思います。クラスを超えて学年の中で存在感を放つ生徒もいます。

「学年で存在感を放つ存在」というのがかなり重要で、その生徒の性格が学年全体に影響してしまうことがあります。学年の雰囲気の違いは、この中心人物の個性によると思います。まれに「妙に人ができている生徒たち」が揃ってしまう学年、みたいなことが起こります。そこには中心人物の個性が欠かせません。

女子高生を描いた映画「ミーン・ガールズ」。こちらの映画をみると中心人物の個性が学年に与える影響がわかります。

とにかく、中心的な役割をどれみちゃんが担っています。しかもどれみちゃんがいいのは、自分が輪の中心にいることをまったく自覚していない、という点。

子役界のスターであるおんぷちゃんを押しのけるほどの存在感。どれみちゃんの存在で、学年の友達が人間的にどんどん成長していきます。みんなそれぞれの悩みが解決していくので「あの子どうなったんだろう」ということがありません。

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この作品を見れば絶対いい子に育つんじゃないかな、と思っちゃうほど素敵な作品で、20年たった今も愛されている理由が理解できました。

肩、はずれるよ…

ちょっと最後に気になる点をひとつ。「おジャ魔女どれみ」には変身シーンや決めポーズがあります。それぞれのキャラによって、ちょっとだけ振付が違います。ダンサー視点から見ると注目ポイントは、めがねをかけている「はづきちゃんの決めポーズ」。

肩、はずれちゃってます…。(笑)

マネする場合、腕がちぎれる可能性があるのでマジで注意です。

第3シリーズ「も〜っと! おジャ魔女どれみ」の変身の音楽と踊りが好きです。

このキャストに注目

実は個人的に非常にびっくりしたのがどれみのお母さん役の「詩乃優花しのゆうか」さん。この不思議な芸名からピンと来る方もいるかもしれませんが詩乃優花さんは宝塚歌劇団出身です。宝塚時代は個性的な役を演じていました。

特に覚えているのが「スパルタカス」。1992年花組の公演です。当時男役トップは安寿ミラさん、2番手は真矢みきさん。娘役のトップは森奈みはるさんでした。

内容

紀元前のローマ共和国で起こったスパルタクスの反乱を描いた作品。スパルタカスは奴隷の身分でありながら、反乱軍を組織し、奴隷解放運動のために立ち上がる。

スパルタカスが反乱を起こすまで、どんなに頑張っても奴隷は、奴隷という身分から抜け出すことができません。詩乃さんは嫌な感じの貴族の役をやっていたのですが、印象的なセリフが…。

「どれーは、どれーよ!!」(発音を重視してひらがな表記にしています。)

このセリフ、いまだに頭の中にこびりついています。そんな詩乃さんがとても理解あるお母さん役。声が全然印象と違ったので、第2シーズンまでまったく気づきませんでした。

kazu

今回は「おジャ魔女どれみ」のご紹介でした。 ぜひぜひチェックしてみてください。
ありがとうございました。