海外ドラマ『ケインとアベル』|第4話の内容は?
見どころは?
どんな魅力がある?
第4話では、ケインの息子リチャードとアベルの娘フロレンティナが、『ロミオとジュリエット』のような禁断の恋愛を繰り広げます。前話までの激しい対立や複雑な背景から一気に時間が経過。15年の時を経て、2人は共に22歳前後の大人に成長。第3話でわずか5歳だったフロレンティナが、自らの意志で運命に抗いながら新たな恋に踏み出します。
今回は、第4話「許されざる恋」を紹介します。
元劇団四季、テーマパークダンサー。年間100公演ほど舞台を観に行ったことのある劇場フリーク。映画に夢中だった頃は、毎週映画館に行っていました。最近はネットで映画をたっぷり。
※ 3分ほどで読み終わります。
『ケインとアベル』とは
海外ドラマ『ケインとアベル』は、ジェフリー・アーチャーの原作をもとに、ウィリアム・ケインとヴワデグ(後のアベル・ロスノフスキ)の激しい対立と復讐、そして愛憎劇を描いた大河ドラマです。両者の人生は、ホテル業界、金融界、家族、そして戦争といった様々な要素が複雑に絡み合い、運命が劇的に変化していく様子が鮮やかに表現されています。
海外ドラマ版|エビソードリスト:各エピソードの解説は以下の記事でまとめています。
- 第1話:運命の二人
- 第2話:成功への階段
- 第3話:果てしなき対決
- 第4話:許されざる恋(本記事)
- 第5話:最後の闘い
原作小説: 原作小説についての解説は、以下の記事をご参照ください。
第4話:許されざる恋
第4話は45分です。第4話では、ケインの息子リチャードとアベルの娘フロレンティナが、『ロミオとジュリエット』のような禁断の恋愛を軸に物語が展開していきます。
第4話|主な登場人物
ケイン側の登場人物:
- ウィリアム・ケイン:ケイン・アンド・ギャボット銀行の次期頭取。
- リチャード・ケイン:ウィリアムの息子。
- アラン・ロイド:ウィリアムの後見人であり、銀行家としても支える存在。
- トーマス・コーエン:法律事務所の弁護士。
- ヘンリー・オズボーン:ウィリアムの亡き母アンの再婚相手。
アベル側の登場人物:
- ヴワデグ・コスキエヴィッチ(アベル・ロスノフスキ):東ポーランド出身の野心家。
- フロレンティナ・ロスノフスキ:アベルの娘。
- イェジー・ノヴァク(ジョージ):アベルの親友として、彼を支える。
- ザフィア:アベルの結婚相手。
エピソード解説
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時間軸の変化
- ケインの息子リチャードと、アベルの娘フロレンティナが主役。
- 第3話に登場したフロレンティナは約5歳だったが、第4話では22歳前後に成長している(約15年の時が経過)。
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アベルがポーランドへ帰国|過去との対峙
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アベルの復讐と金融劇の展開
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分岐する物語:次世代の恋愛:禁断の恋と家族の対立
- 大人になったフロレンティナは、将来アベルの跡を継ぐためホテル経営の道を歩む予定だが、社会人経験を積むためにデパートで働く(偽名「ジェシー」を使用)。
- そこに、青年リチャードが登場。デートから始まり、次第に結婚を視野に入れた関係に発展する。
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禁断の恋と家族の対立
- フロレンティナは、自身の本当の名前と、父親がアベルである事実、そしてリチャードの父親がケインであることを明かす。
- それにもかかわらず、二人は愛を貫く決意を固め、結婚の意志を伝える。
- しかし、ケインとアベルは大反対し、両親から縁を切られる結果となる。
- 最終的に、リチャードとフロレンティナはロサンゼルスへ逃げ出し、新たな未来を模索する。
第3話から約15年が経過。リチャードとフロレンティナは共に22歳前後になっています。アベルは成人したフロレンティナを連れて、パリにあるバロンホテルのオープニングに出席します。この時、アベルはポーランドへ帰国する決意を固め、フロレンティナとともに故郷のロスノフスキ男爵の城を訪れます。しかし、すでに廃墟と化し、アベルの父であるロスノフスキ男爵、兄レオン、そして姉であったフロレンティナの墓だけが残されていました。
帰国後、アベルにウィリアムへの復讐のチャンスが訪れます。レスター銀行が融資する飛行機会社に投資していたアベルは、その会社が墜落事故を起こし、多数の死者を出したことで、大量に保有していた株を市場に放出します。その結果、レスター銀行の株価が急落。後に、アベルは暴落した株を再度大量に取得し、大儲けを果たします。ですが、これが不正行為として摘発されてしまいます。裁判に出席したアベルは、達者な口で弁明し、無罪判決を勝ち取ります。
一方、大学を卒業したフロレンティナは、アベルの跡を継ぐためにホテル経営の道へ歩む予定です。まずは社会人経験を積むため、デパートで働いています。特別扱いを避けるため、彼女は「ジェシー」という偽名を使用しています。そんな中、ひとりの青年リチャードが現れ、彼はフロレンティナをデートに誘います。当初は軽い付き合いから始まった2人の関係ですが、次第に結婚を視野に入れるようになります。実はフロレンティナはリチャードがケインの息子であることを知っており、真実を告げます。それでも結婚を決心するフロレンティナとリチャードは、ケインとアベルに結婚の意志を伝えます。ところが、ケインとアベルは大反対し、縁を切ってしまいます。結果、2人はロサンゼルスへ逃げ出してしまいます。
原作との違い
アベルがポーランドへ帰るシーンは、ドラマ版も小説版もどちらも切なく描かれています。小説版では、育ての母が登場します。大家族だったはずなのに、戦争の影響か、唯一残ったのは母だけとなっています。ボロボロの掘っ立て小屋に住む母は、再会したアベルに気づくことはありません。失意のアベルはせめてもの慰めとしてお金(札束)を手渡します。しかし、母はその価値すら理解できず、寒さをしのぐために燃やしてしまいます。このシーンに胸を打たれました。
また、小説版に比べ、ドラマ版登場人物のイメージに大きな違いが見られます。例えば、フロレンティナ、リチャード、そしてフロレンティナの同僚であるメイシーのキャラクターは、原作とはかなり異なる印象で描かれています。続編「ロスノフスキ家の娘」においてフロレンティナは大統領を目指す役柄です。ですが、ドラマ版ではそのような予感は感じられません。また、メイシーも原作では底抜けに明るい若いアメリカン・ガールというイメージでしたが、映像化によって異なる印象を受ける点が残念です。
それでも、小説の世界観が映像として観られるだけで大きな感動を覚えます。特に、親子の確執が映像化されると、リアルで心に響く表現となり、原作ファンとしてはその情感豊かな描写に感動します。
制作・キャスト情報
- 監督:バズ・キューリック
- 脚本:ロバート・W・レンスキー
- 原作:ジェフリー・アーチャー
監督バズ・キューリック、脚本ロバート・W・レンスキー、そして原作のジェフリー・アーチャーの名作が融合。原作と比べドラマ版は、アベルもウィリアムも知的なので、日本版のキャストである平幹二朗さんと山本圭さんはすごくマッチしていると思います。
原作小説では、アベルは小太りで図々しい印象があります。しかし、ドラマ版のピーター・ストラウス演じるアベルは、イメージを一新し、洗練されたスタイリッシュな姿で描かれています。この違いにより、ドラマ版のアベルは知的で魅力的なキャラクターとして観る者に強い印象を与えます。
- アベル・ロスノフスキ:ピーター・ストラウス(平幹二朗)
- ウィリアム・ケイン:サム・ニール(山本圭)
- フロレンティナ・ケイン:ケイト・マクニール(水沢アキ)
- リチャード・ケイン:トーマス・バード(田中秀幸)
海外ドラマ版|第5話はこちらからどうぞ。
以上、今回は禁断の愛と家族の宿命が交錯し、未来への新たな希望と苦悩が浮き彫りになる第4話「許されざる恋」の紹介でした。
エンタメ作品に関してはこちらで紹介しています。ぜひご覧ください。
映画、テレビ、海外ドラマ、アニメ、本などエンターテイメントで感動したものを紹介します。

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