ジャズダンスはどう発展していった?
チャールストンとは?
タップダンスはジャズダンスから生まれた?
前回はジャズダンスのはじまりから1910年代まで紹介し、「ジャズミュージックに合わせて踊るダンスがジャズダンス」と紹介しました。
1920年代あたりからジャズダンスの幅が一気に広がりを見せ始めます。
元劇団四季、テーマパークダンサー。出演回数は5,000回以上。ダンス歴は20年以上ですが、まだまだジャズダンスを勉強中。
今回は「1920年代前半のジャズダンスの歴史:チャールストンとタップダンス」に関してです。
※ 3分ほどで読み終わります。僕が習ったことや調べたことをもとに書いていることをご了承ください。
1920年代前半
1920年代から一気にダンスが細分化していきます。
そのためここからは細かく時代を分けて紹介していきます。
タップダンスの発展
タップ( tap )は英語で「かるく叩く」という意味がありますが、1920年代になるとタップダンスのリズムがかなり複雑になり、軽いどころの話ではなくなります。
この時代、タップダンスの基本であるタイムステップなどの古典的なテクニックが確立されました。
1840年代のニューヨークで誕生。アフリカンダンスとジッグダンス(アイリッシュダンス)が融合し、タップダンスとなった
フラッシュアクトとクラスアクト
フラッシュアクト:いかに速いステップを踏むかを追求(フラッシュ:カメラのフラッシュのように瞬間の光、アクト:振付)
クラスアクト:正確で、かたちの美しさを追求する(クラス:階級)
のちにフラッシュアクトがストリートタップとなり、クラスアクトがミュージカルなど劇場や映画で踊られるシアタータップへとつながります。
フラッシュアクトはベリー兄弟、ニコラス兄弟が有名です。
こちらはニコラス兄弟です。
クラスアクト
クラスアクトの先駆者は、のちに大スターとなるフレッド・アステアと、そのお姉さんアーデル・アステアです。
タップは一緒に踊っている人とリズムを合わせるのがとても難しいのですが、兄弟という強みを活かし、家族のデュオが有名になりました。
1936年公開の『有頂天時代』です。フレッド・アステアと、ジンジャー・ロジャースです。
またフラッシュアクトで有名となったホーニー・コールズは、のちにチャールズ・アトキンスと組み、クラスアクトに注力していきます。タップのコツをこう語っています。
「ヒザをいかに上げるかが踊りのカギである」
ヒザへの意識は上達のヒントになると思います。
ビル・「 ボージャングル 」・ロビンソン
1920年代に大活躍したダンサーがいます。
それが、ビル・ボージャングル・ロビンソン「 Bill “Bojangles” Robinson 」( 1878年 – 1949年 )です。ボージャングルの愛称で親しまれていました。
タップダンスの基礎を作った人物で、タップ界では神様とも呼ばれます。
つま先を使うトウ・タップを初めて踏みました。
黒人のパフォーマーが道化を演じ、誇張するようなメイクをしています。
上半身を動かさないことの多かったタップに、上半身の柔らかさを ボージャングル がプラスします。ボージャングルによって、ジャズダンスの上半身の動きがタップに取り入れられ進化します。
ボージャングルはブロードウェイだけでなく、シャーリー・テンプルとハリウッド映画で共演したり、アメリカ全土のツアー公演をおこなっていました。
テンプルちゃんで知られる天才子役。カクテルの「 シャーリー・テンプル 」はテンプルちゃんにちなんでいる。
1930年代 から 60年代、ハリウッド映画界で女優として活躍。芸能界を引退後、40代からは外交官や数社の大企業の重役などとしても大成功する。
ボージャングルとシャーリー・テンプル。
ボージャングルのおかげでタップダンスがアメリカ中に広まります。
タップの中心地
1920年代からおよそ30年、ニューヨークのハーレムがタップダンスの中心地になります。
賭博も行われていたフッファーズ・クラブの経営者であり、ジャズピアニストでもあるロニー・ヒックス。タップダンスを練習したいダンサーはいつでもクラブを使い、自主練することができました。
難しいステップをお互いに教えることで、新たなステップができるだけでなく、広がっていきました。
チャールストン
1923年、ジャズダンスの流れから「チャールストン」が登場します。
アフリカンダンスの直系
チャールストンはアフリカンダンスの直系と言っていいダンスです。上半身と下半身を別々に動かす踊りがはじめて社交ダンスに取り入れられたといわれています。上半身は手をたたき、下半身は床にむかって踏み鳴らすステップです。
これはまさにアフリカンダンスの動きです。
しかもこの映像を見るとヒップホップのステップもすでに登場しています。
これが本来のチャールストンです。
しかし、かなりアクロバティックで身体能力の高さが必要だったため、気軽にマネすることのできないレベルになってしまいます。
そこで白人たちも踊れるようスケールダウンされていきます。
誰もが踊れるチャールストン
両ヒザをつけたまま、つま先を交互に跳ね上げるステップの踊り。アメリカのサウスカロライナ州チャールストン市が発祥のため「チャールストン」と名づけられる
1923年「Charleston, South Carolina」(ジェームス・P・ジョンソン作曲)で最初に踊られた
ちなみにチャールストンはファッションの名前にもなっています。ファッションのチャールストンは、袖がなく、上からストンとした作りのドレスでウエストを絞らず、ローウエストで切り替えをしています。
そして、チャールストンは現在でも踊られています。
今回は「1920年代前半のジャズダンスの歴史:ジャズダンスから派生したチャールストンとタップダンス」についてでした。次回に続きます。
ありがとうございました。
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ダンサー体型を目指すトレーニング情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。
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