jazz

「パリの恋人」のあらすじは?
評価サイトはどんな感じ?
印象に残ったシーンは?

ミュージカル映画の王御所フレッド・アステアが「どうしてもオードリー・ヘプバーンと一緒に出たい」と何よりも優先させた作品です。実際にパリで撮影された映画で、流行のファッションを着こなすオードリー・ヘプバーンが歌い、踊る作品です。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。社割で映画が1,000円で観られたときは毎週劇場へ行っていました。最近はネットで映画をたっぷり。

kazu

この記事は「パリの恋人」のあらすじと感想、評価サイトの紹介です。

※3分ほどで読み終わる記事です。

吹き替えなし

この時代のミュージカルは、制作陣が俳優の許可なく【歌を吹き替える】ということがありました。

オードリー・ヘプバーンも同じ目にあっていて、代表作である「マイフェアレディ」ではオードリー・ヘップバーンの歌声はほとんど使用されていません。のちにオードリー・ヘプバーンは「自分の歌でないと知っていたら、この話を受けなかった」と語っています。

歌の吹き替えは決して上手い下手が基準となっていたわけではありません。より良い選択肢として歌の吹き替えがされていました。ちなみに「パリの恋人」ではオードリー・ヘップバーンの吹き替えはありません。なので、ぜひ安心して見てください。

「パリの恋人」のあらすじ

ニューヨークのモード界を支えるファッション雑誌『クオリティ』。知的な雰囲気を出すために撮影場所を探している。小さいけれど味がある本屋を偶然発見。喜んだ「クオリティ」誌は勝手に撮影をはじめてしまう。雇われ従業員のジョー(オードリー・ヘップバーン)は、『クオリティ』誌の編集長のマギー(ケイ・トンプソン)と、カメラマンのディック(フレッド・アステア)にたじたじ。

編集部では、新しい時代のファッションモデルを発掘しようとしていた。本屋の撮影で写りこんでいたジョーに魅かれるディック。マギーを説得し、ジョーを新しいファッションモデルに推す。

『クオリティ』誌に大抜擢されるジョー。しかし、ジョーは哲学に興味があり、ファッションにはまったく興味がない。嫌がるジョーだが、フランスに行けることを知り仕事を引き受けることに。というのもジョーの尊敬する哲学者がフランスにいるからだ。

ジョーはモデルの仕事を受けつつ、哲学者に会うためにパリへ。編集長のマギーと、カメラマンのディックと一緒にパリでの小旅行がはじまる。

パリでの撮影

ジョーは自分のことをモデルとは程遠い変な顔(funny face)と思っています。これが原題の「funny face」の由来です。そのジョーが極楽鳥(bird of paradise)になるまでを描いています。

「パリの恋人」は実際にフランスで撮影されています。1950年代のフランスを感じることができ、有名スポットもたくさん登場します。旅行に行ったような気分にもなれる作品です。

モード雑誌がテーマとなっているので、オードリー・ヘプバーンの美しいファッションが数多く登場します。「パリの恋人」はのちに活躍するファッションデザイナーにも大きな影響を与えている作品です。

評価は高い?低い?

1957年公開

「パリの恋人」の評価サイトでの評価

Yahoo!映画より

イケていない女の子がいきなりトップモデルになるというご都合的な内容にツッコミがたくさん入っています。とはいえ、メインキャスト3人であるオードリー・ヘプバーン、フレッド・アステア、ケイ・トンプソンの評価が高いです。

キャスト

監督:スタンリー・ドーネン

1949年:「踊る大紐育」(On the Town)
1952年:「雨に唄えば」(Singin’ in the Rain)
1957年:「パジャマゲーム」(The Pajama Game)
1958年:「くたばれ!ヤンキース」(Damn Yankees!)
1963年:「シャレード」(Charade)

脚本:レナード・ガーシェ
音楽:ジョージ・ガーシュウィン、ロジャー・イーデンス
振付:フレッド・アステア

役名:俳優(吹替版)

ジョー・ストックトン:オードリー・ヘプバーン(池田昌子)
ディック・エイブリー:フレッド・アステア(小川真司)
マギー・プレスコット:ケイ・トンプソン(谷育子)
エミール・フロストル教授:ミシェル・オークレール(石塚運昇)

見どころ満載のダンスシーン

オードリー・ヘプバーンがバルコニーから広場を見下ろすシーンはとても有名です。広場ではフレッド・アステアがひとりで踊ります。フレッド・アステアは自分でも振付をしているのでダンスシーンにこだわりを感じます。

またオードリー・ヘプバーンがコンテンポラリーダンスを踊るシーンもかなり個性的です。「ダンスは解放。形式ではない。」というセリフもすごく印象に残ります。

当時の価値観の変化に「パリの恋人」は対応しようとしているのが映画全体から読み取れます。フレッド・アステアの大得意のタップもかなり控えめとなっています。

また「On How to Be Lovely」ではオードリー・ヘプバーンとケイ・トンプソン2人が同じ振付を踊ります。同じはずなのにダンスの印象がまったく違います。どちらも自分の役柄を表現していて「演技によってこんなにも踊りが変わるのか」と感心してしまうシーンです。

そして最後のシーンではガーシュイン作曲の「ス・ワンダフル(’S Wonderful)」が使用されています。この曲は1951年に公開された「巴里のアメリカ人」でも使われていた楽曲です。

DVD

1,000円ほどです。

kazu

今回は「パリの恋人」のご紹介でした。 ぜひぜひチェックしてみてください。
ありがとうございました。