舞台に出演するにはどうしたらいい?
劇団四季のオーディションって?
実際のオーディションはどういう感じ?
最近友人から「劇団四季のオーディションに挑戦したいからアドバイスちょうだい!」と相談を受けました。
これはブログにしたらおもしろいかも、と思い書いています。
元劇団四季、テーマパークダンサー。30分のショーから2時間の舞台まで出演回数は5,000回は軽く超えているんじゃないかと思います。ダンス、ヨガ、ピラティス、ジムにも20年ほど通っています
「舞台に出たいけど、出演する方法がわからない。」こうした悩みを持つ方に向けた内容になっています。
※3分ほどで読み終わります。
正団員にオーディションに合格
僕は2010年に劇団四季の正団員のオーディションに合格。その時は1,600人ほど応募し正団員の合格は16人程度、研究生が50人程度でした。

正団員に合格したのは今考えると奇跡ですが、いろんな作戦を立てて挑戦しました。
豆粒ですが、この中に僕も写っています。
オーディションでは目立つべし!
というセオリーがあるんですが、僕はひっそりとしていました。
舞台に出演する方法がわからない人へ
日本で芸能関係の仕事を得るためには基本的には芸能事務所に所属する必要があります。というのも、舞台、テレビ、映画のオーディション情報は芸能事務所にまず流れます。そして、芸能事務所が適任と思う人材を推薦し、オーディションを受けさせるというのが一般的です。
こうしたオーディション情報は一般に出回りません。芸能プロダクションは数多くありますが、どの事務所が良くてどの事務所が怪しいかの判断はかなり難しい部分があります。大手の事務所にいると大舞台のチャンスは多くあります。ですが、競争がかなり激しく仕事がぜんぜん回ってこないというのが現実。逆に、小さいプロダクションだとそもそも大きな仕事が来ないということ問題があります。
そんな中、誰でも受けることができるオーディションを開催しているのが劇団四季です。若い世代でも主役になれるチャンスはかなり高いです。ブロードウェイ作品の日本版に出演できるチャンスがあります。
舞台に出たいけど、出る方法がわからない。そうした悩みを持つ方はぜひ挑戦してみてください。
劇団四季のオーディションとは?
劇団四季では毎年秋あたりに正団員のオーディションと、研究生という正団員候補生のオーディションがあります。
団員の場合、合格するとすぐに舞台に出演するチャンスがあり、研究生は1年間のレッスンを重ねることで舞台に立つチャンスが得られます。研究生は年齢制限があるので注意が必要です。
とはいえ研究生で入ったとしても、半年もしないうちに舞台に立ったり、主役を演じることもあります。
なのでどちらで入ったとしても大きな違いはないと思います。
演技、歌(クラシック、ポピュラー)、ダンス(バレエ、ジャズ)の3部門からエントリー
正団員のオーディションでは、この3部門の中からひとつを選んでオーディションを受けます。全部審査されることはあまりなく、自分の選んだ部門だけの審査の場合もあります。
僕はジャズダンスで受けたましたが、ダンスと歌の審査だけでした。
書類審査、1次審査(予選)、2次審査(本選)
審査は3回あります。
まず突破しなければいけないのは書類審査です。この時点でかなり削られます。多くても200人~300人くらいまでに絞られてしまうと思います。
そして1次審査(予選)です。友人から聞いた情報だと2019年度、ジャズダンスの男性は12名しか進んでいなかったそうです…。少ない!!
こちらは2009年オーディションより。1次審査(予選)の様子です。
そして、2次審査(本選)です。2019年度ジャズダンサーの男性で本選に進めたのはたった3人だったそうです。ここから最後の審査があるので、合格が1人、2人のこともあるし、該当なしということもありえます。
こちらは2009年オーディションより。2次審査(本選)の様子です。
最後に合格通知が手紙で届き、そこで晴れて団員の道が見えてきます。
僕も合格通知を受け取ったときは本当に嬉しかったのを覚えています。今でも合格通知は捨てることができません。
余談
ぼくたちの時代ではジャズダンサーのオーディションは絶対に「コーラスライン」のジャズコンビネーションでした。ちょうど僕が受験する1年前、2009年オーディションのドキュメンタリーがyoutubeでアップされていました(さきほど紹介した映像です)。
この映像でとにかく研究しました。
2010年もジャズコンビネーションが課題だったので、かなり余裕を持って受けることができました。
ダンサー体型を目指す筋トレ・体幹トレ
ダンス上達のために身体づくりは欠かせません。身体づくりの知識をつけ、効率的かつ自分独自のメニューを作っていきましょう。
ダンサーのような軽い身体、柔軟性、芯のある機能的な筋肉をつくる基本は、自体重トレーニング・体幹トレーニングです。ケガしづらく、自分の身体に合った筋肉がついていきます。
1日10分、6種類の種目、10ステップ、3レベルに分かれている自体重トレーニングの囚人トレーニング。トレーニング内容を全部紹介しています。
1,500円ほど。
オンラインレッスン
ルーティーンを持つためにプロに頼ることは、時短かつ効率的です。オンラインレッスンはコスパがよく、先生が一流で、内容も充実しています。
筋トレ・ストレッチ・ヨガ・ピラティスを月3,300円ほどでほぼ受け放題できる「SOELU」。
ヨガに特化した業界大手の「LAVA」は月2,000円ほどでほぼ受け放題です。
ダンサー体型を目指すトレーニング情報はこちらにまとめています。
ダンス上達のための身体の使い方、トレーニングの方法、体幹トレーニングについてまとめています。ピラティスやヨガもご紹介します。

今回は、劇団四季のオーディションの紹介でした。
どうもありがとうございました。
ダンサーとして活動するために必要なオーディション。ディズニーランド、ディズニーシー、劇団四季などのオーディション対策です。