jazz

ジャズダンスはどう発展していった?
いろいろなジャンルの音楽を吸収する?
ミュージカル映画が作品主義になる?

前回は1940年代の「モダンジャズダンス」を紹介しました。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。ジャズダンスを勉強中。

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kazu

今回は「モダンジャズダンスの進化」を紹介します。

※3分ほどで読み終わる記事です。僕が習ったことや調べたことをもとに書いていることをご了承ください。

1950年代

1950年代のジャズダンスは1940年代後半の流れをそのまま受け継ぎます。

ジャズダンスの歴史の流れを紹介(1950年代のアメリカ)

黒人文化を背景にするロックンロール、そしてヒスパニック系をルーツにするラテン音楽、多様な音楽がジャズダンスにどんどん取り入れられるようになります。

そしてテレビが過程に普及していきます。多種多様な音楽が映画やテレビ番組でたくさん登場するようになりました。時代に敏感なダンスであるジャズダンスが世界中の音楽をどんどん吸収していきます。

また、ニューヨークのブロードウェイ、そしてハリウッドのミュージカル映画がどんどん発展していきます。

ロックンロール

ロックンロールに合わせてダンスを踊るようになりました。ひとりで踊ることもあれば、社交ダンスのように男女ペアで踊ることもあります。踊りのレベルもさまざまだったので、多くの人が踊れるようになりました。

このときハンドジャイブも登場します。ハンドジャイブは手を主体に踊るため、さらに多くの人が踊れるようになりました。下の動画がハンドジャイブです。

エルヴィス・プレスリー

1957年に公開された大ヒット映画「監獄ロック」。ロックンロールがふんだんに入っています。プレスリーのセクシーな動きも特徴です。

1,000円ほど。映画もおもしろいです。

「ウエスト・サイド・ストーリー」

ウエスト・サイド・ストーリーの舞台版が1957年に初演されました。

こちらは1961年に公開された映画版の映像です。ラテンアメリカの音楽がふんだんに使われています。

ジャズダンスにおいて「ウエスト・サイド・ストーリー」はかなり重要な役割を果たしています。ミュージカル映画においてタップダンスは欠かせなかったのですが、「ウエスト・サイド・ストーリー」にタップは登場しません。ジャズダンスのみの振付という点は、かなり大きな意味を持っています。

絶対に見るべきミュージカル映画です。

MGMミュージカルの衰退

1950年代までMGMスタジオでは、フレッド・アステア、ジーン・ケリー、ジュディ・ガーランドといったスターを主役にオリジナルのミュージカル映画が作られていました。

「巴里のアメリカ人」「恋の手ほどき」「踊る大紐育」「錨を上げて」「雨に唄えば」「バンド・ワゴン」「オズの魔法使い」といった名作ミュージカル映画がたくさん登場します。

この時代、誰が主演するかによって脚本が作られていました。もちろん物語はありますが、どちらかというと観客がスターを楽しむために脚本が構成されていました。こうした作品を「スター主義」といいます。

スター主義から作品主義へ

1950年代になると徐々に変化が起こります。まずブロードウェイ・ミュージカルがストーリーに主軸をおきはじめます。とくにブロードウェイ・ミュージカルの場合、1年以上の長期公演(ロングラン公演)があります。ロングラン公演では主役のキャストが変わっていきます。そうなるとスターを見に行くというよりも、作品を観に行くということが重要になりました。こうした作品を「作品主義」といいます。

ミュージカル映画は莫大な予算がかかります。役者、音楽、セット、衣装、振付などなど大掛かりです。そのため失敗してしまうと大きな損失を抱えてしまいます。

ブロードウェイでヒットしたミュージカルを映画化することは、損失のリスクを少しでも回避することができます。こうして、ミュージカル映画はブロードウェイ・ミュージカルを映画化するという流れになっていきます。

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今回は「モダンジャズダンスの進化」についてでした。次回に続きます。
ありがとうございました。